頭皮がピリピリ痛い原因は帯状疱疹?かゆい・痛い時の対策法を解説

普段生活を送っている中で、突然頭皮がピリピリ・チクチクして痛い・かゆいというような感覚を感じたことありませんか?

頭皮は髪の毛が生えていることもあり、なかなかご自身では確認しずらく原因がわからないまま放置して様子を見る、という対処をされる方が多いかと思います。
ですが、もしかするとその異変は帯状疱疹などの皮膚疾患や頭皮の神経痛などが原因の可能性があります。

そこで今回は、頭皮がピリピリ・チクチク痛い原因は?頭皮トラブルを起こす間違った頭皮ケア、痛い・かゆい時の対策法までを詳しく解説していきます。

頭皮トラブルの対策法について以下の動画でも解説しておりますので、こちらも併せて参考にして下さい。

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目次

頭皮が痛い・かゆいのは病気のサイン?

ふとした時に頭皮がピリピリとする、チクチクしてかゆい・髪の毛を触った時に痛いなど、頭皮に何らかの異常が起きているのではないかと不安になります。
もしかしたら頭皮ではなく、脳に何か大きな病気があるサインではないか?と心配になる方も少なくありません。

頭皮が痛い・かゆいといった症状は、危険な病気のサインなのかどうかを、まずは解説いたしましょう。

痛い・かゆいだけであれば心配不要です

頭皮の表面にチクチクしたかゆみやピリピリとした痛みがあったとしても、症状が他に無ければ心配する事はありません
こういった痛い・かゆいといった症状は、基本的に短期間で治まる事が多いです。

1週間程度続く、再発するといった場合でもかゆみや痛い度合いが変わらなければ大丈夫ですが、症状が長引いたり段々と強くなってくる・しびれや違和感があるなどするようであれば脳神経内科や頭痛外来を受診するようにしましょう。

痛い・かゆいの他に水ぶくれやフケがある時は病院へ

痛い・かゆいという症状の他に、頭皮だけでなく首や背中・お腹などに痛みを伴う水ぶくれや赤い発疹がある場合は帯状疱疹の場合があり、かゆみを伴う黄色っぽいフケなどがある場合は脂漏性皮膚炎を起こしている可能性があります。

脂漏性湿疹は自然治癒する事が無いですし、帯状疱疹は皮膚症状が自然治癒したとしても神経症状が残るので医療機関を受診するようにしましょう。
また帯状疱疹が潰れると他の場所へ細菌感染を起こし、目や耳の粘膜に近い所にまで広がってしまうと重度の炎症を起こしてしまうことや失明・難聴などになることもあるので、赤い水ぶくれを見つけたらすぐに医療機関を受診して下さい。

頭皮がピリピリ・チクチク痛い原因は皮膚の病気?

頭皮が痛い・かゆいといった症状の原因には、いくつかの皮膚疾患や状態の可能性が挙げられます。

どういった状態や疾患が頭皮が痛い・かゆいという症状を起こしてしまうのか、原因になり得るものをそれぞれ解説していきます。

頭皮の痛みの原因:かぶれによる皮膚炎

頭皮に起こる痛い・かゆいといった症状の原因には、一般的にかぶれとも言われる接触性皮膚炎が関係している事もあります。
頭皮に何らかの刺激やアレルギーなどが加わり、炎症を起こしてしまうことで痛みを伴うかゆみや赤みなどが表れやすいです。

主な原因としては、物質の刺激や毒性などにより発症する刺激性接触皮膚炎、特定の物質に対してアレルギー反応を起こす抗体を持っている場合に発症するアレルギー性接触皮膚炎、ある一定の物質に触れた場所に紫外線が当たる事で起こる光接触皮膚炎などがあります。

頭皮に起こる接触性皮膚炎の原因となる物質

接触性皮膚炎の中でも頭皮に起こる場合の原因になる物質には、シャンプー・育毛剤などのヘアケア製品やヘアカラー剤、女性に多いのはヘアピンによる金属アレルギーなどがあります。
また抗菌薬や消炎鎮痛薬(湿布など)といった外用薬や衣類、日焼け止め・一部の香水など、日常的に使用するものが多いです。

この他にはスプレー式殺虫剤やブタクサの花粉・ウルシ類やアザミ・サクラソウなどの植物が、知らない間に頭部に付着してしまうことでも起こります

頭皮の痛みの原因:毛包炎

髪の毛の毛根を包む毛包に対して炎症が起こり、頭皮の赤みや痛みを起こす毛包炎も頭皮の傷みの原因です。
毛包にできた小さな傷から細菌が入ってしまい、炎症となってしまうことで毛包炎になり、頭皮に1つだけできる場合もあれば複数個できることもあります。

毛包炎が仮に悪化してしまった場合、毛包内に貯まった膿が硬くなって「せつ(おでき)」というものに変化するのですが、せつは毛包炎に比べて、熱感を伴う強い痛みなどを感じるため、悪化する前に早期に治療することが大切です。
毛包炎は頭皮をかいたり引っ搔いたりした際の小さな傷から細菌が入ることが原因となるので、日常生活から正しい頭皮ケアや清潔に保つことを心がけることが重要となります。

頭皮の痛みの原因:尋常性ざ瘡(ニキビ)

頭皮に起こる痛い・かゆいといった症状の原因として、一般的にニキビと呼ばれる尋常性ざ瘡も挙げられます。
顔などにできるイメージが強いですが、汗をかきやすく皮脂腺も多いため頭皮はニキビを発症しやすい箇所です。

ニキビは毛穴に皮脂や汚れが詰まりアクネ菌が繁殖し炎症を起こすという仕組みで発生するため、皮脂の分泌が過剰な方や頭皮に汗をかきやすい環境の方は頭皮が痛い・かゆいといった症状を起こしやすくなります。
またヘアケア製品やスタイリング剤の使い方が間違っている方や、寝具を定期的に交換していない方なども頭皮の傷みやかゆみを起こしやすいです。

頭皮に痛みを起こす病気

頭皮に痛みを起こす原因は皮膚の病気だけではありません
体の内側にある神経や潜んでいるウイルスによって、頭皮にピリピリ・チクチクとした痛みやかゆみを起こすものがあるのです。

どのような病気になると頭皮が痛い・かゆいという症状を起こすのか、頭皮に痛みを起こしてしまう病気を解説いたします。

頭皮の痛みの原因:後頭神経痛

神経痛の中でも、頭皮に対して起きるものを後頭神経痛(頭部神経痛)と言い、首の筋肉から頭頂部・あごにかけて走っている大後頭神経・小後頭神経・大耳介神経の3本の全て、またいずれかがダメージを受けてしまうことにより、痛いと感じます。
主に症状が起こるのは後頭部が中心で、ピリピリ・チクチクというような痛みから激痛が断続的、または継続して起こるのが特徴です。

基本的には数日で治まりますが、再発しやすく長期的な痛みに悩まされることもあり、後頭神経痛の主な原因としては肩こり・スマホ・パソコン使用時の姿勢が悪い、ヘルニアやムチ打ち・首や頭の手術など多岐にわたり、押さえると痛みが増幅する事もありますがめまいや吐き気を伴う事はありません。
痛みがなかなか治まらない場合や、痛みの悪化を感じた場合には、頭痛外来の受診をおすすめします。

頭部神経痛にはストレッチも効果的

神経痛に効果的なストレッチについては、動画でも解説しておりますので参考になさってください。↓

頭皮の痛みの原因:帯状疱疹

帯状疱疹とは水痘帯状疱疹ウイルスによる皮膚の疾患で、症状として個人差はありますがピリピリとした痛みから熱感を伴う強い痛みがあり、後に水ぶくれや赤い発疹が現れ3~4週間ほどで落ち着きます。
主に体の片側に症状があらわれる事が多く、帯状疱疹を発症した方の17%程が頭部・顔に発症しているもので、治療を行わないと発熱や頭痛などの全身症状に見舞われることも少なくありません、

日常の生活に支障をきたす痛みが出る可能性や、全身症状をおこすこともある疾患なので、症状として帯状疱疹が疑われる場合は迅速に医療機関を受診することをおすすめします。

頭皮が痛くなる原因の中でも危険な帯状疱疹とは?

頭皮がピリピリと痛い・チクチクとかゆいなどの症状を起こす原因の中でも、帯状疱疹は目に見える症状が治まった後の神経痛や、感染範囲が広がった場合の症状重篤化など不安要素が多い疾患です。

万が一、ご自身の頭皮が痛い・かゆいといった症状が帯状疱疹だった場合、どういった事に注意をしなければならないのか、重篤な症状にはどんなものがあるのかという事を解説していきます。

そもそも帯状疱疹とは?

水痘帯状疱疹ウイルスは幼少期にかかる事が多い水ぼうそうの原因ウイルスで、成人の方だと9割の方が保有していると言われており、疲労やストレス・体調不良の時など、免疫力が低下した際に発症してしまう事が多いです。

子供の頃に水ぼうそうにかかった記憶がない方でも、自覚がないだけで水痘帯状疱疹ウイルスを保有している事が多く、50歳代以降の発症率が高いという特徴がありますが、30%程は30代以前でも発症します。
一度帯状疱疹の症状があらわれると、以降は再発する可能性が低くなりますが、免疫力が下がっている時や高齢になると数%の確率で再発することがあるので、免疫力を下げないように健康に気を付けましょう

帯状疱疹の注意事項

帯状疱疹の原因となる水痘帯状疱疹ウイルスは、普段は免疫力に抑えられ体内の神経節に潜んでいるのですが、免疫力が低下する事によって活発化し神経に沿って皮膚へと進行し発症します。
水ぶくれとなった患部のかゆみを我慢できず掻いてしまうと、細菌が入り込んで感染症を起こしてしまい、ひどい場合は色素沈着を起こす事もあるので、かゆい時は冷やすなどして対策しましょう。

また、帯状疱疹の水ぶくれが治まった後に、しびれ・痛みや違和感などが残ることがあり、かなり痛い後遺症(帯状疱疹後神経痛)となることもあるので、皮膚科やペインクリニックなどの専門医を受診するようにしてください。

帯状疱疹の重篤な症状とは

水痘帯状疱疹ウイルスは神経に沿って移動していくため、目や耳にまで感染が及ぶことがあります。
目の神経に感染が及んでしまうと目の傷みや赤み、光過敏や腫れ等が起こるのですが、重篤化した場合には緑内障などの視覚障害や最悪の場合は失明する可能性も少なくありません。

また耳の場合は外耳の水疱や強い痛み・頭痛などが起こり、悪化すると一時的・または永続する顔面麻痺、めまいや難聴・錯乱など、脳神経にまで影響を及ぼす可能性があり、顔面麻痺は手術が必要になる場合もあります。

頭皮トラブルの原因につながる間違った頭皮ケア方法

頭皮に炎症やニキビが良く出来る、頭皮環境が荒れやすいという方は、もしかすると普段の些細な日常生活の中に頭皮が痛い・かゆいという症状を起こす習慣があるかもしれません。

間違った習慣を正し、対策して頭皮環境を適切な状態へと導く事が、頭皮の痛みやかゆみを解消する秘訣です。
安定した頭皮環境を維持できるよう意識する為にも、頭皮環境が悪化する原因を一つ一つ解説していきます。

頭皮環境が悪化する原因.1 間違ったシャンプー方法

普段のシャンプーの洗い方やすすぎが不十分であるなど、余分な皮脂や汚れを落としきれていないなどの間違ったシャンプー方法を毎日続けてしまうと、頭皮環境の悪化につながります。
シャンプーは髪の毛を洗うという役割よりも、実は頭皮環境を整えるために行うことの方がとても大切なので、ご自身の頭皮の肌質と髪質に合ったシャンプーを使っていない場合は、頭皮環境を乱す原因になってしまいます。

余分な皮脂や汚れをシャンプーで取りきれていない、またはシャンプーやトリートメント剤などがすすぎきれず頭皮に残ってしまっていると、接触性皮膚炎を起こす可能性がありますし、ゴシゴシと頭皮をこすってしまうと毛包炎になる場合もあるので、正しい方法でシャンプーを選び丁寧にシャンプーを行うことが大切です。

頭皮環境が悪化する原因.2 ドライヤーの熱による頭皮ダメージ

ドライヤーを使って濡れた髪の毛を乾かすことで、摩擦によるキューティクルのダメージを防いだり、頭皮の雑菌の繁殖を抑えたりといった効果がありますが、間違ったドライヤーの使い方で乾かしてしまう事で頭皮の乾燥を招く危険性があります。
特に女性の髪が長い方など、早く乾かそうという気持ちからドライヤーと頭皮の距離感が近くなってしまったり、同じ箇所に長時間温風を当ててしまったりという方が多いです。

どうしてもドライヤーの熱を受けることで髪の毛が傷んでしまうこともありますし、使い方が間違っていれば頭皮や毛根までダメージを与えてしまう恐れがあります。
ドライヤーで乾かす際は頭皮とドライヤーの間に適度な距離を保ちつつ、なるべく一か所に集中して風を当てないようにドライヤーを振りながら風を分散させ、頭皮が乾燥しないよう意識しましょう。

関連記事:フケの原因は頭皮の乾燥から?ドライヤーのかけ方でフケは出なくなる?

頭皮環境が悪化する原因.3 紫外線の刺激によるダメージ

頭皮は髪の毛が多く生えている場所なので、日焼けとは無縁のイメージかもしれませんが、つむじ周りや分け目など露出しやすい場所を中心に紫外線のダメージを知らず知らずのうちに受けやすい場所です。
紫外線によって頭皮がダメージを受けると、髪の毛や頭皮の乾燥・炎症やヤケドなど頭皮環境の悪化をもたらし、かゆみなども誘発するため掻いてしまうなど、さらに悪化させてしまう可能性があります。

また、頭皮は紫外線からのダメージを軽減しようと皮脂の分泌を促進してしまうので頭皮がべたつき、酸化した皮脂によって炎症を起こしやすい頭皮になってしまう・毛穴に酸化した皮脂が詰まるなどしてしまうのです。
また頭皮のターンオーバーを乱し細胞を老化させる作用があるので、抜け毛や薄毛といったトラブルを起こす事もあります

頭皮環境が悪化する原因.4 頭皮のターンオーバーの乱れ

頭皮も肌などと同じように、ターンオーバーが周期的に行われているのですが、頭皮のターンオーバーが乱れてしまうと肌を再生する機能や頭皮のバリア機能が低下してしまいます。
つまりターンオーバーが乱れてしまうことにより、フケ・かゆみ・炎症などを誘発してしまい、頭皮環境悪化の大きな原因となってしまうのです。

ターンオーバーが乱れる原因には、紫外線や良くない生活習慣・乾燥・不適切なヘアケアなどがあり、結果として頭皮の乾燥や過剰な皮脂分泌を起こしやすくなります

頭皮環境が悪化する原因.5 ヘアカラーやパーマによる頭皮ダメージ

カラーやパーマを短い間隔でこまめにされている方は、頭皮へのダメージが一定間隔で蓄積されてしまうので、元々頭皮が弱い方や敏感な方は特に注意が必要です。
薬液・薬剤が頭皮に付いてしまうことや放置時間なども含め、長時間頭皮に対して刺激を与えてしまうので、その影響で炎症を起こし頭皮環境が悪化する原因になり得ます。

短期間でダメージを与え続けてしまうと頭皮の回復・再生が間に合わず、慢性的な頭皮環境の悪化になってしまうので抜け毛の増加や薄毛を発症することにもなりかねません。
また、カラーやパーマの影響で、髪の毛が細くなったり切れやすくなるというデメリットも存在します。

頭皮環境が悪化する原因.6 間違ったスタイリング剤の使い方

毎日の身だしなみでワックスやジェル・スプレー等のスタイリング剤を使用する方も多いと思いますが、使い方を誤ってしまうと頭皮環境を乱し痛みやかゆみを発生させてしまいます。
頭皮にスタイリング剤を付けてしまったり、洗い残しがある状態で寝てしまうなどが続いてしまうと、スタイリング剤に含まれる合成界面活性剤やシリコンが、頭皮の必要な油分を奪い毛穴を詰まらせ頭皮環境の悪化を引き起こしてしまうのです。

また、水で流しにくいスタイリング剤を使っていたりすると、しっかりと洗い流そうと力強くシャンプーをしてしまったり、必要以上にシャンプー剤を使うなどしてしまうと、必要な皮脂まで洗い流しすぎて頭皮の乾燥に繋がってしまったりもします

頭皮の痛みやかゆみを引き起こす生活習慣について

頭皮のピリピリ・チクチクする痛みやかゆみなどは、外側からの刺激や疾患だけでなく体の内側の不調がきっかけで生じることもあります。

普段の生活習慣の中には、頭皮が痛い・かゆいという症状に繋がる頭皮のターンオーバーの乱れや、頭皮環境の悪化に繋がるものがあるので、まずはご自身の日常生活を振り返ってみましょう。
体の内側から見直すことも頭皮トラブルを解決することに繋がりますので、しっかりと確認してみてください。

頭皮の痛みやかゆみを引き起こす生活習慣:睡眠不足

日頃から睡眠不足だと感じている方は、頭皮が痛い・かゆいという症状が出やすくなります。
人は寝ている間に多くの成長ホルモンが分泌されて全身に届けられることで、日中に受けたダメージの修復や成長・細胞分裂や代謝の促進など免疫機能や認知機能にも関与しており、肌のターンオーバーを促進するのも成長ホルモンです。

睡眠時間が短すぎたり熟睡できていない等が続くと、本来必要となる成長ホルモンの量が不足し、肌のターンオーバーを乱してしまうことにより頭皮環境が悪化してしまいます。
その結果フケが出やすくなったり皮脂の過剰分泌が起きるなどして、痛みやかゆみを引き起こしてしまうのです。

頭皮の痛みやかゆみを引き起こす生活習慣:偏った食生活

体の免疫力が低下すると頭皮の痛みやかゆみを引き起こしてしまうため、普段の食生活で栄養バランスが偏っている方も注意が必要です。
特に脂質や糖質は血液をドロドロにし血流を悪化させてしまいますし、かといって脂質や糖質を摂らない過剰なダイエットもホルモンバランスの乱れや頭痛などを起こします。

また栄養バランスが乱れてしまうことで頭皮のターンオーバーにも悪影響を及ぼし、さらに腸内環境が悪化して免疫力も低下してしまうため、帯状疱疹が出やすい身体になってしまうことも考えられるので注意が必要です。

頭皮の痛みやかゆみを引き起こす生活習慣:運動不足

頭皮のターンオーバーを促すためには、十分な栄養や酸素を届けることが出来る血流が重要です。
日常的に運動不足を感じている方の場合、身体の冷えやだるさ・肩こりなどを実感している事も多く、全身の血流が悪化している可能性が高く、頭皮に何らかの影響を及ぼしている事があります。

筋肉は使われることが少なくなると硬くなってしまい、血液を流すポンプとしての役割が出来ず、全身の血流が不足してしまうことで末端の血管に老廃物が貯まってしまったり、栄養不足になって細胞が炎症を起こすなど体へ様々な悪影響を及ぼしてしまうのです。

頭皮の痛みやかゆみを引き起こす生活習慣:ストレスをためてしまう

仕事や学校などでの人間関係や満員電車・気温の変化・ウイルスの脅威など、様々なストレスの元にさらされている現代では避けることが出来ません。
適度にストレスを解消していくことが求められるのですが、上手くストレスを発散する事が出来ない方も多いでしょう。

ですが、ストレスは血流悪化や自律神経・ホルモンのバランスを乱すなどして、頭皮だけでなく全身の不調にも繋がってしまうものです。
休養や発散など自分に合うストレス解消法を色々と試してみましょう。

頭皮の痛みやかゆみを引き起こす生活習慣:タバコ

タバコには5,300を超える種類の有害物質が含まれているとも言われ、ニコチンによる毛細血管の収縮での血流悪化やリンパ球減少やビタミンCの大量消費による免疫力低下など、頭皮環境を悪化させる原因が詰まっています。
ストレスを緩和させるためにとタバコを吸う方もいるかもしれませんが、実はタバコを吸うことによってストレスを増幅させているのです。

頭皮環境が悪化してしまうことで頭皮が痛い・かゆいといった症状を引き起こすだけでなく、免疫力を低下させてしまうというデメリットがあるので、まずは出来るだけタバコの本数を減らして禁煙に繋げるようにしましょう

頭皮の痛み(チクチク・ピリピリ)を解決するセルフケア対策とは?

上記の項目でご日常生活に隠れている頭皮環境が悪化する原因について解説してきましたが、今日からしっかりと対策を行うことで頭皮環境の悪化を防ぐことが可能です

それでは頭皮環境を悪化させてしまう原因に対して、具体的な頭皮を健康に保つ対策法を詳しく解説していきます。

頭皮を健康に保つ対策法①正しく丁寧にシャンプーをする

まず一つ目の頭皮を健康に保つ対策は正しく丁寧にシャンプーをすることで、洗髪する上でのポイントとしては予洗い及びすすぎは丁寧に洗い残しがないようにすることです。
皮脂をきれいに洗えたとしても、落とした汚れやシャンプー剤などのすすぎ残しがあると痒みの原因に繋がることがありますので、髪の毛の内側までしっかりとすすぐためにもシャワーヘッドは頭皮に対して垂直に当て、入念にすすぎましょう。

洗浄力や刺激が強い高級アルコール系シャンプー、また刺激は弱いが皮脂を取り除く効果が強い石鹸系シャンプーは、長期間使っていると頭皮の乾燥を招き皮脂の過剰分泌を招く恐れがあるので、元々皮脂分泌の多い方以外には不向きです。
頭皮が弱い方や乾燥が気になる方は、刺激が少なく保湿力があるアミノ酸系やベタイン系のシャンプーを選び、頭皮を傷つけないよう指の腹で丁寧に汚れを落とすことを意識しながら、毎日のシャンプーに取り組みましょう。

頭皮を健康に保つ対策法②正しいドライヤー方法

シャンプーの後には、頭皮の常在菌を異常繁殖させてしまわない為にも、ドライヤーで適度に頭皮や髪の毛を乾かすことが頭皮を健康に保つ対策法として重要です。
ただし間違ったドライヤーの使い方をしていると、頭皮や髪の毛を乾燥させてしまいトラブルのもとになりますので、以下の正しいドライヤーの使い方を覚えて実践してみましょう。

  1. 入浴後の濡れている状態から、こすらず押さえるようにタオルドライを行い十分に水気を取りましょう。
    ※)髪の毛が長い方はタオルの中に髪を包み、たたくように水気を切るのがおすすめです。
  2. 頭皮を包み込むようにタオルをかけ、指の腹でマッサージをするように頭皮の水分をふき取ります。
  3. ドライヤーと頭皮の距離を15cm~20cmほど取り、風量の強い温風で髪の毛の根元や頭皮を短時間で乾かすよう意識し、1か所に風が当たり続けないよう場所を変えドライヤーのヘッドを振りながら乾かします。
  4. 根元から順に乾かし、風の向きは常に根元から毛先に風が当たるようドライヤーを当てるようにするとキューティクルのダメージを軽減できます。
  5. 全体が乾いたら最後に冷風を当て、頭皮や髪の毛が乾燥してしまうのを防ぎましょう。

頭皮を健康に保つ対策法③髪や頭皮の紫外線予防

頭皮環境が悪化する原因の1つである紫外線を出来るだけ浴びないようにすることも、頭皮を健康に保つ対策法となります。
紫外線によるダメージを防ぐには、髪の毛にも使える日焼け止めスプレーや帽子・日傘が有効ですが、日焼け止めスプレーを使った場合は、いつもより丁寧にシャンプーを行うようにしてください。

また帽子は長時間かぶると頭皮が蒸れてしまい、雑菌が増殖してしまう可能性があるので、出来るだけ通気性の良いUVカット効果がある少し大きさに余裕があるものを使用し、適度に着脱して定期的に洗い清潔に保ちましょう。
またこまめに分け目を変えることでも、同じ場所に繰り返し紫外線を浴びてしまう事を防げますので、帽子や日傘などを使えない方などはヘアスタイルで工夫する事をおすすめします。

頭皮を健康に保つ対策法④頭皮マッサージを行う

頭皮を健康に保つ対策法の4つ目は頭皮マッサージを行うことで、これにより頭皮の血流を促進することや頭皮を柔らくしてターンオーバーを促進することが出来ます。
ターンオーバーが乱れてしまうとフケが気になることが増え、フケによる刺激で頭皮がかゆくなる事もありますし、頭皮が硬くなって毛包炎が起きやすくなるなどのトラブルを起こしやすくなるのです。

また、頭皮マッサージをすると血流が良くなることで首や肩のコリが解消され、後頭部の神経が筋肉に圧迫されることが防げるため、後頭神経痛に悩む方にもおすすめ出来ます。
頭皮マッサージをする際は、爪が当たらないよう指の腹や握りこぶし・手のひらを上手く使い、頭皮を傷つけないように行ってください

頭皮を健康に保つ対策法⑤栄養バランスの整った食生活にする

続いての頭皮を健康に保つ対策法は、栄養バランスの整った食生活にする事です。
普段の食事における栄養バランスが悪いと、頭皮のターンオーバーに必要な栄養も不足してしまいますので、しっかり栄養バランスを整えて3食食べるようにしましょう。

髪の毛や頭皮を健康に保つためには主にタンパク質・ビタミン・ミネラルが必要となり、食物繊維やその他の栄養素も取り入れることが必要です。
特にビタミンB群には皮脂のバランスを調整し、皮膚や粘膜の健康維持・ターンオーバーのリズムを整えてくれる効果や神経の修復を行う作用がありますので、納豆やわかめなどビタミンB群を多く含むものを意識して取り入れてみてください

頭皮が痛い・かゆい時の対処法

最後に頭皮が痛い・かゆいといった症状が起こっている時の対処法をご紹介いたします。

日常生活における頭皮の痛みやかゆみを予防する対策法は、徐々に体を健康にしていくものですので、痛い・かゆい時にすぐに症状を抑えてストレスに感じない為にも是非試してみてください

頭皮が痛い・かゆい時の対処法:市販薬を使う

まず一つ目の頭皮が痛い・かゆい時の対処法は、市販されている抗炎症薬や鎮痛剤を使う事です。
今は薬局やドラッグストアなどで気軽に購入出来るようになっていますので、多少のかゆみや痛みであれば一旦市販薬を使ってみる事をおすすめします。

頭皮の痛みでも後頭神経痛が疑われるのであれば一般的な鎮痛薬でも効果がありますし、軽度な湿疹や接触性皮膚炎なら頭皮専用のかゆみ止めも効果的です。
ただし、フケのような角質が剥がれてくる脂漏性湿疹や帯状疱疹は、ウイルスや菌が原因ですので皮膚科を受診するようにしましょう。

頭皮が痛い・かゆい時の対処法:患部を冷やす

続いての頭皮が痛い・かゆい時の対処法は、痛みやかゆみがある場所を冷やすことです。
痛みやかゆみは神経が興奮している事を脳に伝えることで起こるため、その場所を冷やして鎮めることで一時的にですが痛みやかゆみが治まります

保冷材や水などで冷たくしたタオルを患部に当てると、痛みやかゆみが軽減されますので試してみてください。
また長時間冷やし過ぎてしまうと、凍傷など別の皮膚疾患を招いてしまうことがあるので注意が必要です。

まとめ

今回の記事では、頭皮がピリピリ痛い原因は?頭皮が痛い・かゆい原因と対策法・対処法について解説いたしました。

身近なニキビなどの皮膚疾患から悪化してしまうケースもありますが、土台となる生活習慣を整えることで頭皮環境の悪化を未然に防ぐことが1番の予防・対策法となります。
また育毛剤の使用によって、頭皮環境を整えることで外側からアプローチしていくことも有効です。

頭皮の痛みやかゆみの症状や原因によって、適切な対処方法も異なります。
長期的な違和感や我慢できないほど痛みがある場合には、皮膚科やペインクリニック・髪や頭皮の専門家に相談することがおすすめです。

頭皮環境はなかなか自分で状態を把握しづらいので、1人で抱え込まず状態が悪化する前に是非気軽に相談して下さい。

参考文献
MSDマニュアル プロフェッショナル版 接触皮膚炎
帯状疱疹.jp
田辺三菱製薬ヒフノコトサイト接触性皮膚炎の症状・治療法
MEDLEY 後頭神経痛とは

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この記事を書いた人

川上先生のアバター 川上先生 発毛技能士

スーパースカルプ発毛センター吉祥寺駅前店・渋谷店統括マネージャー

発毛技能士として年間200名以上の薄毛に悩みに乗っています。
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