薄毛や抜け毛が気になりだした時に、まず検討するのが頭皮ケアができる育毛剤などでしょうか?実は、この頭皮ケアグッズは、育毛剤と発毛剤の大きく2種類が存在することをご存知でしょうか?
この2つを比較すると効果や副作用、そしてどんな人にお勧めなのか、全く異なります。理解せずに口コミ等をみて購入してしまうと全く効果が現れないことも少なくありません。
今回は、この2つの頭皮ケアグッズの違いを徹底解説していきます。
youtubeの動画でも解説しております。
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育毛剤、発毛剤の使用目的の違いについて
この育毛剤と発毛剤は、一見同じように見えて全く別物です。間違った選択をしてしまうと、期待した効果を感じる事が出来ないだけでなく、お金も無駄になってしまいます。
育毛剤は、言葉の通り「毛を育てる」ために使用するものであり、発毛剤は「毛を生やす」ために使用する製品となります。
育毛剤の使用用途
育毛剤は、医薬部外品に分類される製品であり、薬剤師の処方が無くても購入する事ができます。
つまり、育毛剤を使用するときは、すでに生えている髪の毛を成長促進・頭皮環境を整える事で薄毛や抜け毛が増えることを予防する事が目的となります。
そのため、育毛剤の使用対象は、髪の毛の悩みを感じ始めた初期症状の状態や、今後のためにハゲ予防をしたい人向けに使用する事が出来ます。
発毛剤の使用用途
発毛剤は、第一種医薬品となり、れっきとした医薬品となります。そのため、薬剤師が在住するクリニック又はドラッグストアでのみ購入可能となります。
用途としては、「薄毛を治す」ことを目的としているため、抜け毛が多い人や、薄毛が進行している人が毛を生やしたい時に使用されます。
そのため、発毛剤は、薄毛を予防したい・頭皮環境をよくしたい目的で使用する製品ではありません。
育毛剤と発毛剤の効果の違いについて
前述した通り、育毛剤と発毛剤の使用する目的は全く異なるため、期待される効果も異なります。
育毛剤に期待される効果
育毛剤に期待される効果は次の通りです。
- ボリュームアップ
- 今ある髪の毛にハリコシを取り戻したい
- 今以上に抜け毛が増えるのを防ぐ
頭皮環境を清潔に保ち、髪の毛が育ちやすい環境を作ることで、髪のボリューム感が気になる人や、将来の抜け毛が増えるを予防したい人に有効となります。
発毛剤に期待される効果
発毛剤に期待される効果は次の通りです。
- AGA(男性型脱毛症)で悩んでいる
- FAGA(女性男性型脱毛症)・びまん性脱毛症で悩んでいる
- 今より毛量を増やしたい
- 抜け毛が多い
- 地肌が見える
発毛剤は、頭皮の血行を促進させ髪の毛の合成をする毛乳頭細胞へ多くの栄養を送り込む効果が期待されます。十分な栄養が毛根へ行き渡ることで、毛母細胞を活性化させ太く長い髪の毛を発毛させます。
育毛剤と発毛剤の効果『まとめ』
- 育毛剤=将来の薄毛予防や、軽度の抜け毛などを防ぐ
- 発毛剤=既に薄毛や抜け毛で悩んでいる
薄毛や抜け毛が気になる人が、育毛剤を使用した場合、期待した効果を実感できないでしょう。対して薄毛を予防したい人が、発毛剤を使用すると効果が強すぎてしまう恐れがあります。
育毛剤と発毛剤の副作用の違いについて
育毛剤と発毛剤を使用する上で効果だけでなく副作用の表れ方も変わってきます。
効果の高さが変化するのと同様、医薬部外品・化粧品に該当する育毛剤より、第一種医薬品に分類される発毛剤の方が重篤な副作用が起きる可能性があります。
発毛剤の副作用が起きる確率は?
重篤な副作用の発症確率としては、服用する薄毛治療とは異なり、比較的低いのが特徴です。
発毛剤の代表的な製品であるリアップX5の臨床結果によると、重篤な副作用は3072症例中1例のみとなっております。また軽度な副作用(痒み、赤み、フケなど)の発症率は、3072症例中271症例(8.57%)となります。
育毛剤と発毛剤を見分けるには?
育毛剤と発毛剤を見分けるには、裏面の成分表を確認していただければ明確に判断する事が可能です。裏面の分類を確認すると、育毛剤の場合は「化粧品または医薬部外品」、発毛剤の場合は「第一種医薬品」と明記されています。
発毛剤には、厚生労働省に認可された「髪を生やす成分であるミノキシジル 」が配合されいます。そのため、発毛剤と呼ばれるには全てミノキシジル が配合された製品でなければいけません。
ミノキシジル の配合量も決まっており、男性用では5%、女性では1%配合されたものがドラッグストア等で購入することが可能となります。
発毛剤かどうか見分けるポイントとしては、2つあり、「第一種医薬品であるか」「ミノキシジル が配合されているか」によって確認することが可能です。
養毛剤ってなに?
実は、育毛剤と発毛剤以外に養毛剤と言われる頭皮ケア製品も存在します。
こちらは、育毛剤よりさらに効果を穏やかにした製品となります。日常的な頭皮ケアとして使用することを目的としています。効果が高い順は、「養毛剤<育毛剤<発毛剤」となります。
育毛剤と養毛剤を見分けるポイントは、医薬部外品ではなく化粧品に分類されます。
育毛剤と発毛剤は併用することは可能か?
少しでも悩みを解決したいがために、育毛剤と発毛剤を併用すれば、毛を育てながら髪の毛を発毛できるかも…?と思う方も少なくありません。
しかし、育毛剤と発毛剤はそれぞれが単体で使用することを想定して製造されているため、併用することは推奨されていません。
この二つを併用して使うことで2つのリスクが生じてしまうので確認しましょう。
副作用のリスクを高める危険がある
発毛剤や育毛剤にはそれぞれ血管を拡張させるような成分が含まれることが多く、本来はそれぞれが良い効果を発揮するものでも重複することでより頭皮に吸収されてしまい、痒みや炎症などの頭皮トラブルの原因に繋がる恐れがあります。
また育毛剤と発毛剤に同じ成分が配合されていることあるため、1回の使用量が増えて副作用の発生確率も高くなります。
効果を妨げ合う可能性がある
前述した通り、育毛剤や発毛剤は単体で使用することを前提としているため、同時に使用することでそれぞれの成分が邪魔し合い、本来の目的の効果を十分に発揮することが出来なくなってしまうことがあります。
結果として、育毛剤のみまたは、発毛剤のみ使用している場合と比較して、求めた効果が劣ってしまうことがあります。
育毛剤と発毛剤についてよくある質問
- 養毛剤にも効果や副作用はあるの?
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養毛剤は、育毛剤より効果が緩やかのため、効果・副作用共に低いのが特徴です。髪や頭皮を健やかに維持したい人向けとなります。
- どのぐらいの期間使い続ければ良いの?
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発毛剤も育毛剤も3ヶ月以上使うことを推奨されています。
- 育毛剤・発毛剤って何歳から使えるの?
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育毛剤には年齢制限はありません。
発毛剤は、20歳を超えてから使用することが可能となります。
- 発毛剤に含まれるミノキシジルの効果とは?
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発毛剤に配合されるミノキシジル とは、壮年性脱毛症(年齢やAGAによる脱毛症)の患者に対して『髪の毛を生やすこと』と『脱毛の予防の効果』が認められた医薬品です。
塗布した部分の血行を促進することで発毛量を促すことが出来ます。
- 薬用育毛剤ってなに?
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薬用育毛剤とは、育毛剤の中でも脱毛の防止や育毛の有効性が認められた成分が含まれるものを言います。代表的なものは、サクセスに配合される「T-フラバノン」、カロヤンアポジカに配合される「カルプロニウム塩化物」などが該当します。
- 育毛剤と発毛剤は同時に使っても良いの?
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基本的に発毛剤と育毛剤の併用は公式的には推奨されていません。
予期せぬ副作用がでる恐れがある他、効果が高まりすぎてしまう危険があります。
育毛剤と発毛剤で効果も使用する対象も全く異なる別物
本記事では、育毛剤と発毛剤の違いについて、効果・副作用・使用用途・注意点などを解説してきました。一見、同じように見える製品でも全く異なります。
- 育毛剤は医薬部外品であり、効果は穏やかの代わりに、発毛剤より副作用のリスクは低い
- 発毛剤は、第一種医薬品であり、効果も高い代わりに、育毛剤より副作用のリスクが高い
このように自分の解決したい頭皮・髪の悩みに適したものを使用するようにお願いいたします。また、自分自身で判断できない場合や、抜け毛や薄毛の悩みが気になる人は、一度専門家に相談することも一つの手です。
そうすることでより確実に髪の毛を生やすことができますよ。