「寝癖で髪の毛がぐしゃぐしゃに・・・って、頭皮が見えてない?」「ハゲてきたのか寝癖がヒドイ」という方もいれば、「昔は寝癖が酷かったけど最近無くなったな」という方もいます。
寝癖がつく・つかないという問題は、朝の忙しい時間帯を左右するものでもありますが、将来的にハゲる・ハゲないという問題に発展する場合もあるので注意が必要です。
将来の不安を少しでも減らすためにも、寝癖がつく原因や寝癖と薄毛の関係・正しい寝癖の直し方などを解説していきますので是非覚えて対策してみてください。
当サイト「hagerico」を運営するスーパースカルプ発毛センターで
薄毛を改善されたお客様のリアルな口コミはこちらから。
当サイト「hagerico」を運営するスーパースカルプ発毛センターで、薄毛を改善されたお客様のリアルな口コミはこちらから。
寝癖がつくとハゲるって本当?寝癖がつく原因とは
結論から申し上げると、寝癖がつくからと言ってハゲる訳ではありません。
ただし、寝癖がつく理由によっては薄毛を進行させてしまうことがあるので要注意です。
どういった原因で寝癖がついてしまうとハゲることに繋がるのかを、まずは解説していきましょう。
寝癖がつく原因①髪の毛が濡れたまま寝ている
入浴などで髪の毛が濡れた状態のままだと、髪の毛を形づくるタンパク質の結合が切れてしまい、乾く時に結合するために変な癖がついてしまうということがあります。
これは髪の毛を作っている4つの結合の内の1つ、水素結合が原因です。
髪の毛は濡らすと内部に水分が行き渡り水素結合が切れて柔らかくなり、乾くと水分が少なくなって再結合し硬くなるという性質があります。
この性質によって髪の毛をセットしたりすることも出来るのですが、寝る時に髪の毛が濡れたままだと寝具との摩擦や押し付けられることによって固定されてしまい、根元や中間・毛先が折れ曲がって寝癖となるのです。
寝癖がつく原因②寝汗をよくかく
髪の毛が濡れたまま寝るということとも繋がるのですが、寝汗をよくかくという方は頭皮付近が汗で濡れてしまうため、髪の毛の水素結合が切れて寝癖がつきやすくなります。
就寝前に髪の毛や頭皮を乾かしていても寝癖がつくという方は、寝汗が原因になっている可能性が高いです。
また枕の湿気で頭部が蒸れてしまうことも寝汗の原因になりますし、雑菌の温床となっている可能性もあるので常に清潔にしておくようにしましょう。
睡眠中の空調や寝具の使い方に寝癖の原因が関係していることもありますので、一度睡眠環境を見直してみる事をおすすめします。
寝癖がつく原因③寝相が悪い
大人では一晩で20回ほど寝返りをするのが良いとされているのですが、寝返りの回数が少なすぎれば同じ部分が押し付けられて固定されてしまいますし、反対に多すぎれば寝具との摩擦によって髪の毛がぐちゃぐちゃになるなどの寝癖がつきやすくなります。
仰向けで寝ている方は後頭部に寝癖がつきやすく、横向きの方は側頭部~後頭部にかけて、寝返りの回数が多い方や色々な方向に動いてしまう方は全体的になど、寝相によって寝癖のつき方は変わる事が多いです。
またつむじ周辺のみがいつも同じように寝癖がつくという場合は、つむじの向きや位置が関係して寝癖がついていると考えられます。
寝癖の原因が薄毛の原因になる!
なぜ寝癖がついてしまうのかという原因を解説いたしましたが、実はこの中に薄毛を進行させてしまう原因が隠されていたことにお気づきでしょうか?
寝癖と薄毛両方に関係している原因について、詳しく解説してまいります。
寝癖と薄毛に共通する原因:髪の毛が濡れたまま寝る
髪の毛や頭皮が濡れていると水素結合が切れてしまい、髪の毛が変な方向に固定されてしまうことで寝癖がついてしまうのですが、薄毛になる原因として髪の毛が濡れていることで菌が繁殖しすぎてしまうということがあります。
寝汗によって髪の毛が濡れてしまっても同じことが言え、頭皮の常在菌や雑菌が繁殖しやすい環境になってしまい、頭皮の乾燥・フケ・かゆみ・臭いなどを起こしてしまうのです。
頭皮環境が悪化する事により、抜け毛や細い髪の毛になる・白髪が増えるといった事に繋がり、将来的にハゲ・薄毛になるという変化が出てしまいますので、髪の毛や頭皮はしっかりと乾かすようにしましょう。
寝癖と薄毛に共通する原因:寝具が不衛生になる
髪の毛を乾かさずに寝る、また寝汗が酷くて布団や枕がしっとりしてしまうなどは、頭皮や寝具にカビ菌などの細菌を繁殖させてしまうことに繋がります。
毎日使うものですし、一旦寝具に細菌が繁殖してしまうと髪の毛や体を清潔にしても、不衛生になってしまった寝具を使う事で髪の毛に細菌がついてしまい、頭皮環境を悪化させてしまうのです。
特に髪の毛や頭皮と密着する枕は常に清潔な状態に出来るよう、こまめに干して枕カバーも毎日交換するかタオルを巻いてすぐに交換できるようにしておく事をおすすめします。
寝癖と薄毛に共通する原因:髪の毛の摩擦や圧迫
寝癖は髪の毛や寝具との摩擦によっても起こることがあるのですが、摩擦によってキューティクルが剥がれてしまうと切れやすくなってしまいます。
元々の髪質が柔らかい方は、特に切れ毛や抜け毛になりやすいので注意してください。
また寝返りの回数が少なすぎる方は、頭部の決まった所が圧迫される時間が長くなってしまうために、圧迫性脱毛症を発症してしまうこともあるほどです。
これは、同じ体勢が長く続いて血液の流れが滞ってしまうことから起こる脱毛症で、一時的な症状である事が多いものなのですが、血流が悪化する事に伴い薄毛が進行してしまうこともあるので、寝返りの回数を増やせるように体調や寝具を整えましょう。
寝癖がつきにくくなった人はハゲない?
寝癖がついてしまうことと薄毛には、両方に関係している原因があるということをお伝えいたしました。
では反対に、これまで寝癖がつくことがあった人がつかなくなった場合は、ハゲないのでしょうか?
元々寝癖がつきにくい方はハゲない可能性もありますが、今まで寝癖が酷かったのにつきにくくなったという方は薄毛が進行している可能性が高いのです。
寝癖がつかなくなったのは軟毛化しているから
一般的に髪質が硬い・太い方は寝癖がつきやすいとされており、反対に寝癖がつきにくい髪質というのが細く柔らかい・ハリやコシが無いというものです。
以前まではしっかりと太い髪の毛だったからこそ寝癖がつきやすかったのに、髪質が細く柔らかくなってしまったために寝癖がつきにくくなったのだと考えられます。
薄毛の兆候として髪質が細く柔らかくなる・ハリやコシが無くなるということがあるため、薄毛が進行している可能性が高いです。
寝癖がつかなくなったのは毛量が減ったから
通常ボリュームの多い髪の毛は寝癖で爆発したようになることも多いのですが、毛量が少なくなると全体がボサボサになることも減っていきます。
また、毛量が少なくなるという薄毛の兆候が表れている場合は、髪質も柔らかくなっている事が多いため乾いた状態では癖がつきにくく、寝癖になりにくいのです。
毛量が少ない、また髪質が柔らかい方は寝ている間に多少の癖がついてしまったとしても、寝返りの度にすぐに直ってしまうこともあります。
寝癖の直し方でも薄毛を進行させる事がある?
毎日ひどい寝癖を直すのが面倒だという方は多く、出来るだけ簡単に寝癖を直したいからと朝シャンや寝癖直しウォーターを使用する方もいらっしゃいます。
しかし、その行動が薄毛を進行させてしまう原因になっていることがあるのです。
朝シャンや寝癖直しウォーターを使った寝癖の直し方が、なぜ薄毛を進行させてしまうのかについても解説いたしましょう。
一番NGな寝癖の直し方は朝シャン
「どうせ寝癖を直すのに朝シャンするから」「朝シャワーを浴びた方が気分がスッキリする」など、朝シャンをする方は多いのですが、寝癖の直し方としては一番NGな方法です。
夜にシャンプーをしている方が朝シャンをすると、シャンプーで頭皮に必要な皮脂を何度も洗い流してしまうため、頭皮が乾燥していると勘違いして皮脂の分泌量が多くなり頭皮環境が悪化するだけでなく、頭皮のバリア機能を取り除いてしまうため紫外線や寒熱などの外部刺激を受けやすくなってしまいます。
また、朝シャンしかしないという場合は1日の汚れを付けたまま寝ているということですので、頭皮はもちろん寝具にまで汚れを付けている事になり、不潔な状態で髪の毛が成長する時間を迎えてしまい頭皮環境を悪化させてしまうのです。
寝癖直し用のスタイリング剤の成分にも注意
スプレータイプで簡単に寝癖を直すことが出来る寝癖直し用のスタイリング剤ですが、成分にシリコンやメントールが配合されていることがありますので寝癖の直し方としてはおすすめ出来ません。
さらに髪の毛に水分を早く浸透させるための界面活性剤が含まれるので、こういった成分を髪の毛や頭皮に付けたままにしておくと毛穴詰まりや頭皮の乾燥を招いてしまい、結果的にハゲ・薄毛の進行を進めてしまうのです。
どうしても使用したいという方は使用感だけでなく、成分にもしっかりと目を通して界面活性剤やシリコン・メントールや防腐剤などが含まれないものを選ぶようにしつつ、頭皮に付かないように使用しましょう。
ハゲない為の寝癖の直し方
激しい寝癖がついている場合、朝から直さなくてはいけないので時間をかけたくないという方が多いですが、将来ハゲない為にも正しい寝癖の直し方を覚えることが最善です。
ここでご紹介する寝癖の直し方は、確実に将来ハゲない為のものとは言えないかもしれませんが、上記の朝シャンや寝癖直し用のスタイリング剤を使用するよりも頭皮や髪の毛のために良いものですので、薄毛になりたくない方は是非参考にして下さい。
ハゲない為の寝癖の直し方:ぬるま湯で頭皮を濡らす
髪の毛の根元から寝癖がついてしまっている場合のハゲない為の寝癖の直し方としては、一度頭部全体をぬるま湯でしっかりと濡らすことです。
濡らす前には髪の毛のもつれをほぐすためにブラッシングを行い、38~39℃程度のぬるま湯で頭皮からしっかりと全体を濡らしましょう。
濡らした後はドライヤーで頭皮や髪の毛の根元から半乾きにならないようしっかり乾かす事が大切で、その後ブローやセットを行ってください。
ハゲない為の寝癖の直し方:ホットタオルを使う
中間からのうねりや毛先のハネが気になる程度の寝癖の直し方には、電子レンジで濡らしたタオルを1分程加熱した簡易ホットタオルがおすすめです。
蒸気の力で頭部全体を湿らせることが出来、また頭皮の血流を促進する事も出来るのでハゲないことにも繋がります。
出来立てはかなり熱いので、広げて少し冷ましてから頭部全体をホットタオルで包み込み、5分程放置してからドライヤーを使って湿気を飛ばすように乾かしてください。
ハゲない為の寝癖の直し方:中間から毛先だけなら寝癖直し用のスタイリング剤を使う
中間から毛先についた寝癖で、上記のホットタオルを使う方法が面倒な場合は、寝癖直し用のスタイリング剤を使うことも良いでしょう。
ただし、ハゲない為には頭皮に付かないようにすることを意識し、濡らした後は5分程放置して水素結合を切ってから髪の毛を乾かしてブローやセットをするようにしてください。
髪の毛が乾燥しやすい方は、エタノールが入っている寝癖直し用のスタイリング剤を使うと髪の毛がパサついてしまうので、必ず成分表示を見て余分な成分が入っていないものを選びましょう。
まとめ
今回は寝癖がつくとハゲる?それともハゲない?寝癖の原因や薄毛との関係、ハゲない為の寝癖の直し方を解説いたしました。
寝癖がつくこととハゲることには関係する原因があることが分かりましたので、将来ハゲない為にも寝る前にはしっかりと髪の毛を乾かして清潔な寝具を使うようにしましょう。
また、寝癖がついてしまった時には、今回ご紹介しているハゲない為の寝癖の直し方を参考にして頂き、髪の毛を健康に保つことを意識してください。
寝癖がつきにくくなって楽になったと考えていた方は、もしかすると薄毛が進行している可能性がありますので、当ホームページの他のコラムも参考にして頂きつつ、薄毛の可能性が高い方は専門家へ相談して対策を行う事をおすすめします。
参考文献
いい寝研究所 濡れた髪のままお布団で眠るとカビ菌が!ドライヤーの重要性
DEMI 髪の4つの結合織
CREATE ION 忙しい朝、寝ぐせを時短で直すには?寝ぐせのタイプ別にご紹介!