現代では男性用のカツラだけでなく、女性用やおしゃれ・コスプレ用の安いウィッグもありますし、カツラを使用するハードルが下がってきているのではないかと思います。
とはいえ、薄毛が進行してしまった時に、ミノキシジルやプロペシアなどの薬を使うのではなく、カツラをかぶるという選択をするというのには、どのような心理が働いているのでしょうか?
今回はカツラをかぶることを選んだ男性の心理、そしてカツラの値段や人気の素材などについて解説させていただきます。
また、薄毛と白髪の両方で悩んでいる方でもカツラを使用できるのか?という疑問についても解説していくので、是非参考になさってください。
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カツラをかぶる男性の心理とは?
女性であれば頭頂部のボリュームが少なくなってきた、また若い方は自分のヘアスタイルを変えずに違う髪型を楽しむなどでカツラやウィッグを使う事が多いのですが、男性でカツラをかぶるという時にはどのような心理が働いているのでしょうか?
ハゲたらスキンヘッドや坊主にすればいいという風潮もある中、カツラを選んだ男性たちの心理をご紹介していきます。
カツラをかぶる男性の心理を調査
2013年に総合毛髪関連事業を行う株式会社アデランスと大阪大学大学院医学系研究科が行った調査(※ウィッグ(かつら)使用者心理調査を実施)によると、薄毛で悩んでいる男性がカツラを付けることで心理的なQOL(生活の質)が向上することが分かりました。
この調査では、これまで医学的な根拠が無かった「カツラをかぶることでやる気やプライド、積極性・自信などの心理的QOLがアップするのか?」ということをはっきりとさせる目的で行われたものです。
その結果、薄毛になった男性がカツラをかぶることで全ての項目において満足度が高くなり、さらにカツラを付けた時の外見に満足している方や薄毛の進行度が高い人ほどQOLが高くなるということが分かりました。
カツラをかぶる男性の心理:薄毛であることを知られたくない
薄毛になってしまった事に抵抗はあるものの、会社の規則でスキンヘッドや坊主が認められない場合、仕方なくカツラをかぶることを選んだという方が多いです。
また、薄毛であることをからかわれたりするのが嫌だ・笑われているのではないか、薄毛ということで人に気を使われたくない、接客業の方ならお客様からの印象を良くしたいなど、自分を守るためや人に対しての気遣いのためという心理が働くこともあります。
自分が薄毛であることを知られるのが怖いという恐怖感・劣等感、人の目を気にしたくないという気持ちが、薄毛で悩む男性にカツラを付けさせるようです。
カツラをかぶる男性の心理:若く見られたい
2つ目のかつらをかぶる男性の心理は、年齢相応・または少しでも若く見られたいというものです。
時代的にも若く見られる事が美徳とされる事が多く、老けて見えることは恥ずかしいと感じる方が多いようで、髪の毛が薄くなるとどうしても老けて見られる事が増えてしまうため、若く見られるようにとカツラを選ぶのでしょう。
また、日本人は人と違うことを恐れたり嫌う性質があるため、出来ることなら人と同じように髪の毛がある状態でいたいという心理も働くのではないかと考えられます。
昔とは違い、質が高く見た目で分かりにくいカツラで様々な髪型が楽しめることも、若く見られることに繋がっているのかもしれません。
カツラをかぶる男性の心理:女性にモテたい
続いてのカツラをかぶる男性の心理は、女性にモテたい・少しでもかっこいいと思われたいというものです。
薄毛を気にして女性に対して積極的になれない・自信がないという方はとても多いですし、実際に薄毛の男性が恋愛対象になるか?との質問に「いいえ」と答える女性が多いということもカツラをかぶることの後押しになっている可能性があります。
髪の毛がフサフサだった頃はモテていたという方は、当時の自信を取り戻すきっかけにもなりますし、薄毛になっている事で消極的になっている方もコンプレックスを隠すことで気持ちが前向きになり、女性とのコミュニケーションを上手くとれるようになるなど、カツラを付けることでプラスの心理が働くようです。
カツラの値段はどれくらい?
カツラを付けると心理的にも良い方向へ進むということが分かりました。
では、実際にカツラを購入しようと考えた時に、気になるのは値段ですよね?
安いカツラは見ただけでカツラだとバレるのではないか、値段が高いと購入する事すら難しいのでは?など、カツラを購入する際に気になる質と値段についてを解説していきましょう。
安いものから高いものまでカツラの値段はピンキリ
よく見ても分からないほど質の良いカツラを探していると、CMでもよく見る大手メーカーのものがいいのではないか?と思いますが、そういったメーカーのカツラはオーダーメイド制で値段が記載されていないことがほとんどです。
また数千円程で購入出来るものは見た目だけでカツラだと分かる事が多く、積極的に使いたいとは思えないものもあるのでレビューを参考にしながら購入するようにしましょう。
カツラ1台の値段は、一般的には購入してそのまま使えるものが1~2万円ほど、セミオーダーとなると3~20万円、フルオーダーとなると30~100万円くらいになることもあり、値段はピンからキリまで様々です。
カバーする範囲によって値段が異なる
カツラには頭頂部や前頭部のみ・または頭の上部をカバーする部分カツラと、頭部全体をカバーする全カツラがあります。
カバーする範囲が違えば使用する髪の毛の量も変わりますし、ベースとなる部分に植え込んでいく手間も違うため、その分値段も異なってくるのです。
また、部分カツラは金具式や編み込み式・テープ式と装着する方法も様々で、全カツラは基本的にかぶるだけのものが多くなっています。
おでこやM字あたりの薄毛、頭頂部の薄毛のみが気になる方は部分カツラ、薄毛の範囲が広く部分カツラでは頼りないと感じる方は全カツラを選ぶようにしましょう。
使用する髪の毛の素材によっても異なる
カツラの値段は、サイズ以外に使用されている髪の毛の素材によっても大きく異なることがあります。
一般的に安いものは人工毛という化学繊維が使われている事が多く、素材はポリエステルやナイロン・アクリル・ポリ塩化ビニルで、長期間使用していると毛先がチリチリする事もありますし、特有のテカリがあるのでカツラだと分かりやすいということがデメリットです。
より自然なカツラを手に入れたい場合は人毛がおすすめですが、人工毛よりは高額で人間の髪の毛を使っているため紫外線によって色褪せることがあり、また洗った後のブローやセットなど手間がかかります。
人工毛・人毛を混ぜたミックスは、人工毛のような不自然さが少なく人毛よりも手ごろな値段で手入れがしやすいと人気です。
カツラを作る工程でも値段が変わる
国内で流通しているカツラのほとんどは海外で製作されており、値段が安いものは基本的に機械によってネットに髪の毛を植えるため、つむじが無いものや髪の毛の流れ・毛量などが不自然になりやすいです。
そのため、つむじ周辺のみは手植え・その他は機械植えにすることで、値段を下げているメーカーもあります。
またつむじや頭頂部の分け目も自然な総手植えは、手間やコストがかかるので値段も高額になりやすいですが、白髪の多い場所・少ない場所を作ることが出来たりするので、バレにくいカツラを購入したい方におすすめです。
購入してすぐに使える既製品は値段も安い傾向にありますが、よりフィットして自然に見えるオーダーメイドは当然ながら値段が高くなります。
カツラの耐用年数は短い?長い?
素材や作る工程・カバーする範囲などにより、ピンからキリまであるカツラの値段ですが、1度購入するとどのくらい使用することが出来るのでしょう?
人工毛・人毛によって耐用年数が変わるのか、それとも安いものは短く高いものは長く使える?などといった疑問を解明していきます。
カツラの耐用年数は数ヵ月~3年が目安
男性が薄毛を隠すために使うカツラは、毎日使う事を目的としているので耐用年数が長い程コスパが良くなります。
一般的に、地毛に土台を作って編み込むタイプのカツラや接着剤などで固定するタイプとなると、髪の毛が伸びるにつれて浮いてしまうので耐用年数は数ヵ月から1年程度が目安です。
取り外しができるカツラでも髪の毛が褪色してしまったり、毛先がチリチリしてしまう・ベース部分が破損・頭の形に合わなくなるなどで、1~3年程度で交換しなくてはならなくなります。
修理が出来るカツラであれば、多少カツラの寿命を延ばすことが出来ますが、耐用年数を倍にする事は難しいですので、買い替えることが必要です。
カツラの耐用年数、人工毛・人毛・値段で変わる?
最近の人工毛は品質が良くなってきているので、薄毛を隠すためのカツラであれば人毛よりも手入れが簡単で軽く、耐用年数も長くなっています。
ただし、静電気を帯びやすく毛先のチリつきが出る・ドライヤーなどの温度が高いと溶けてしまうこともあるため、早ければ3ヵ月程で使えない状態になってしまうこともあるので注意が必要です。
人毛の場合は、メンテナンスをしっかり正しく行うことで3年程使用することが出来ますが、手入れの方法を間違えたり使用後に放置してしまうと1年程でダメにしてしまうこともあります。
こういった事から、カツラの耐用年数は値段ではなくメンテナンスで変わると言えるのですが、値段が高いものほど大切に扱う可能性があるので、高価なカツラほど耐用年数が長いと言えるかもしれません。
カツラの寿命を短くしないために
安いカツラであっても無駄に寿命を早めてしまわないよう、しっかりとメンテナンスを行う必要がありますので、まずはカツラの寿命を早める要因を見ていただきましょう。
- 使用しているシャンプーが専用ではない
- 静電気の発生を防げていない
- 汗や皮脂・整髪料が付いたままにしている
- 保管時にスタンドに置いていない
人毛・人工毛どちらにも言えるものですので、現在カツラを使用している方は再度メンテナンスを見直し、これからカツラを使用しようと考えている方は上記のことに注意して購入するようにしてください。
頭部は汗や皮脂が出やすいため、使用後は毎日ベース部分のお手入れを欠かさないようにし、出来るだけ2台同時に購入して交互に使うようにすると長持ちしやすくなります。
カツラをかぶる男性への心理は?
カツラをかぶる男性が気になるのは、カツラがバレた時にどう思われるのかという事かもしれません。
会社の同僚や上司・部下、友人に家族・恋人などには「恥ずかしい」「受け入れられなかったらどうしよう」と、色々な不安を抱いてしまうのではないでしょうか?
ここではカツラをかぶっている方が周囲にいるとして、そのカツラをかぶっている方に対してどう思う方が多いのかという他の人の心理を解説していきます。
カツラをかぶる男性への心理:女性が化粧するのと同じ
まず一つ目にご紹介するカツラをかぶっている男性への心理は、女性が身だしなみとして化粧をしているのと同じではないか?というものです。
世間的に薄毛だと恥ずかしい気持ちを持ってしまうという男性の心理に対し、身だしなみとして受け入れられるのならカツラをかぶってもいいのではないかと思えます。
とはいえ、薄毛がかなり進行している方が急にフサフサになっていると不自然ですので、段階的に毛量を多くしていく方が良いでしょう。
カツラをかぶる男性への心理:薄毛のままでいい
続いてのカツラをかぶっている男性への心理は、薄毛のままでいいのではないか?というものです。
ヘアスタイルで薄毛をごまかせる程度であったり、ご本人のキャラクター的に薄毛をネタに出来るというのであればいいかもしれませんが、カツラをかぶることを考えるほど悩んでいる方にはショックかもしれません。
どうしてもカツラをかぶることで自信を付けたい、明るくなりたい、印象を良くしたいという気持ちがあるのなら、堂々とカツラを付けた方が精神的にも健康的です。
カツラをかぶる男性への心理:カミングアウトして欲しい
カツラをかぶっている男性への心理、続いてはカミングアウトして欲しいというものです。
この心理はカツラをかぶっている方と近しい方に多く、秘密を持たれていることが嫌だ。という心理から、信頼関係にもヒビが入るということがあります。
他にはバレバレのカツラをかぶっている場合も、気にはなるけれど周りからは言えないので本人からカミングアウトして欲しいという意見もありましたので、出来るだけ自然に見えるような質の良いカツラを選ぶようにしましょう。
まとめ
今回はカツラをかぶる男性や周囲の心理、カツラの値段や素材・耐用年数などを解説させていただきました。
最近はカツラの品質が高くなり、値段も安いもの~ある程度手頃な値段のものが販売されているので、薄毛で悩んでいる方は一つの選択肢としてカツラを選んでもいいのではないかと思います。
人毛・人工毛・ミックスと3種類ある素材の中では、やはり人気なのが自然に見える人毛ですが、値段的に少し高くなる事が多いですし、メンテナンスも必要なのでしっかりと選んで購入するようにしましょう。
また白髪がある方はカツラにも白髪を混ぜないと不自然になるので、ある程度オーダーがきくメーカーで製作してもらうことがおすすめです。
カツラもいいのですが、自分の髪の毛を取り戻せる可能性があるなら将来的な金銭的な負担も抑えられます。
是非一度、現在の状態と髪の毛が生える可能性を知るためにも専門家に相談してみましょう。
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