「仕事で常にパソコンを使っている」「ついつい気がつくとスマホをいじってしまう」情報化社会となった今、目の疲労は誰もが一度は経験したことがあると思います。
リモートワークの普及などで自宅でパソコンを見る機会も増えた、おうち時間が増えたとことによりゲームをやりすぎてしまう…こういったことが増え、「この眼精疲労が影響してハゲるのでは?」と気になっている方も多いと思います。
本記事では、目の疲れや眼精疲労でどこまで薄毛に影響するのか専門家が徹底解説致します。
動画でも解説しておりますのでよければご覧ください。
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そもそも眼精疲労とは?
眼精疲労といっても、『目の疲れ=眼精疲労』ではありません。
「目が疲れる」「目がかすむ」といった事は日常、誰もが一度は経験したことがあると思います。こういった症状はだいたいしばらくすると治まったり、忘れてしまうことが殆どです。
このように休憩・睡眠などある程度時間が経つと治るような軽度の症状を『疲れ目』と言います。
その『疲れ目』の症状が続いてしまう、寝ても何だか目が重たい、肩こり・頭痛や吐き気など体にも悪影響を及ぼしてしまう
このような慢性的な症状を『眼精疲労』と言います。
眼精疲労の主な症状
目に感じる症状
- 目がぼやける・かすむ・しびれる
- 目が重い・しょぼしょぼする
- 目の充血・痛み
- まぶしい・涙が出る
身体に起こる症状
- 頭痛
- めまい
- 吐き気
- 肩こり・倦怠感
眼精疲労で薄毛は進行してハゲるの?
結論からお伝えすると、眼精疲労が薄毛や抜毛の直接の原因となる医学的な根拠はありません。
なので、毎日パソコンを何時間も使用した、スマホをずっといじっていた、ゲームをしていた。こういったことで薄毛になってしまう・薄毛が進行してしまうということはありません。男性に生じる薄毛のほとんどはAGA(男性型脱毛症)です。
そのため成人男性で薄毛が気になる場合はAGAが発症している可能性があります。
また、女性の場合は、FPHL(女性型脱毛症)が主な薄毛の原因であると明らかとなっています。
男性に生じる薄毛:AGA(男性型脱毛症)
薄毛の原因の多くはAGA(男性型脱毛症)などの遺伝や体質から生じるものがほとんどです。
AGA(男性型脱毛症)とは、男性ホルモン(テストステロン)が5αリダクターゼという酵素の働きによって、DHT(ジヒドロテストステロン)という悪玉男性ホルモンに変化し、その働きによって毛根の成長を止めてしまう事により生じます。
この影響によって、通常は3〜5年しっかりと伸び続けるはずだった髪の毛が数ヶ月〜1年ほどで抜けてしまうことで薄毛になってしまうのです。
女性の抜け毛の原因:FPHL(女性型脱毛症)
FPHLとは、髪が薄くなる場所に応じて3種類に分類されます。
FPHL(女性型脱毛症)の3パターン
- ルードウィッグ型:頭頂部から後頭部が徐々に髪が薄くなる薄毛
- クリスマスツリー型:生え際から頭頂部が薄くなりツリーのように広がる薄毛
- ハミルトン型:生え際に剃り込みが入っていく
女性の薄毛は、このように3つの分類に分かれて薄くなることが明らかとなっています。
なぜ眼精疲労が薄毛になるといわれている理由とは?
薄毛になってしまう原因が、眼精疲労ではないことがお判りいただけたと思いますが、ではなぜ、眼精疲労で薄毛になってしまうと言われているのか。
理由は大きく分けて次の二つが懸念されています。
- 血行不良
- 成長ホルモン分泌の低下
上記のことがきっかけとなり、眼精疲労が薄毛を進行させてしまう間接的な要因となる可能性がありますので、その理由と対策についてお伝えします。
ハゲるリスク①:血行不良
眼精疲労は目の周辺、首筋、肩の血行不良を引き起こします。
髪の毛が成長するために必要な栄養や酸素は血液によって運ばれていきます。髪の毛に血液が送られるためには肩・首を必ず通ることになります。
眼精疲労によって、肩・首の血行が悪くなると、髪の毛を育てるための毛母細胞という髪の毛を作る工場へ十分な栄養を与えることが出来なくなり、髪の毛が十分に成長されなくなり抜け毛が起きる可能性があります。
ハゲるリスク②:成長ホルモン分泌の低下
眼精疲労が原因で睡眠不足・睡眠の質の低下が起こると成長ホルモンがうまく分泌されなくなります。
成長ホルモンは髪の毛だけではなく、髪の毛を含むすべての細胞の活性や回復にかかわってきます。
人間の体は生命維持に必要な機関から回復・成長していく為、髪の毛や爪の優先順位は低くなります。
そのため、成長ホルモンがうまく分泌されなくなってしまうと、十分に成長できなくなり、抜け毛・薄毛が進行してしまう可能性があります。
こうした肩こりや睡眠不足が生じることで、結果として血行不良や成長ホルモンの分泌の低下などにより、眼精疲労に伴うさまざまな体の不調が間接的に髪の毛の成長を妨げてしまう可能性が考えられます。
眼精疲労や疲れ目を解消するためにできる対策とは?
薄毛や抜け毛が起きる直接な原因ではないとはいえ、目の疲れや眼精疲労は体に様々な支障を与えかねません。
症状が悪化する前にしっかりと対策を行うことをおススメします。
①:簡単疲れ目対策
眼精疲労が直接の薄毛の原因ではありませんとお伝えしてきましたが、やはり目の疲れが蓄積することによって、体に不調が現れてしまい、間接的な理由になってしまう可能性は否めません。
日頃からデスクワークが多い方・スマホやゲームを長時間してしまう、目を疲れさせてしまう方は、次のことがおススメです。
- その①:まばたきを意識し、こまめに休息をとる
- その②:ホットアイマスクで血流促進
- その③:マッサージや目の体操
- その④:遠くを見て目のまわりの筋肉をほぐす
- その⑤:バランスの良い食事を心がける
②目のマッサージ
目のマッサージ
- 両手の薬指を使って、下まぶたから目頭⇒眼球の下あたり⇒目尻へと、優しく押す。
- 上まぶたも①と同様に、目頭⇒眼球の上あたり⇒目尻へと、優しく押す。
- ①、②を2~3回繰り返します。
- 目頭から目尻に向かうラインに沿って、軽く指を動かし、リンパを流します。そのままこめかみあたりまでもっていきましょう。(こめかみには大きなリンパ管があり、老廃物を排出することが出来ます。)
③:眼精疲労に効果的な栄養素
次の3つを接触的に摂取することで目の疲れや眼精疲労を軽減させることが出来ます。
目の疲労感の軽減
- アントシアニン
- ビタミンA
身体の疲れを回復
- ビタミンB
- L-シスチン
まとめ
いかがでしたでしょうか。
眼精疲労のみの影響で薄毛やハゲになってしまう可能性は低いですが、髪の毛の健康状態は様々な体の状態が関係してきます。
もちろん、薄毛・ハゲる原因はジヒドロテストステロン(DHT)の働きによるものが大きいですが、眼精疲労がさまざまな体の不調を引き起こして正常な育毛を妨げる可能性はありますので日頃のケアを行っていきましょう。
また、薄毛や抜け毛の進行を感じるようでしたら、一度専門家に相談して対策することをお勧め致します。