タバコを吸うとハゲる理由とは?喫煙による髪の毛へのリスクを解説

Bald-Cigarette

喫煙をしている方の中には、少なからず「タバコを吸うとハゲる」という話を聞いたことがあると思います。
それでも口寂しさや喫煙所でのタバコミニュケーションが仕事に繋がる、止めるとストレスになるからと喫煙を続ける方も多いでしょう。

結論から申し上げますと、タバコを吸うとハゲるリスクは高くなります

今回は喫煙する事による髪の毛へのリスクを中心に、タバコを吸うとハゲる理由を詳しく解説させて頂きます。
タバコが髪の毛に与える影響やハゲるリスクに関しては、youtubeの動画でも解説していますので是非合わせてご参照ください。

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目次

タバコを吸う事でハゲるリスクが高まる理由とは?

百害あって一利なしと言われるほどタバコは有害で、特にタバコの煙には5,300種もの化学物質が含まれている事が分かっています。
タバコに含まれる有害な物質としてよく知られているのはタール・ニコチン・一酸化炭素ですが、他にもアセトン・ヒ素・カドミウム・トルエン・ブタンなどペンキの除去剤や工業溶剤・殺虫剤・車のバッテリー等に含まれるような化学物質や発がん物質があり、喫煙者だけでなく周囲の人にも影響を及ぼすのです。

そんなタバコを吸うとハゲるリスクが高まる理由を、まずは解説していきましょう。

タバコを吸うとハゲるリスクが高まる理由:ニコチンによる血行不良

まず1つ目のタバコを吸うとハゲるリスクが高まる理由は、タバコに含まれるニコチンの作用で毛細血管を強く収縮させてしまう事による血行不良です。
髪の毛を作る為の酸素や栄養素は血液と共に身体を循環し頭皮まで送られるのですが、タバコを吸う事によって血行が悪くなってしまうと必要な酸素や栄養素が髪の毛を作る細胞まで届かなくなり、健康な髪の毛が作られなくなってしまいます

この状態が続くと髪の毛が生え変わるシステムにも支障をきたしてしまい、ヘアサイクルの乱れが発生するという悪循環となりハゲるリスクが高まってしまうのです。

タバコを吸うとハゲるリスクが高まる理由:一酸化炭素による酸素欠乏

2つ目のタバコを吸うとハゲるリスクが高まる理由は、タバコを吸う時に発生する主流煙や副流煙に含まれる一酸化炭素が血液中に含まれるヘモグロビンと結合する事で酸素の運搬を阻害する事で起こる酸素欠乏です。
タバコを吸った時にクラクラするヤニクラという症状が起こるのも一酸化炭素による一時的な酸欠で、脳が貧血を起こしてしまうのだと国立公衆衛生院(現:国立保健医療科学院)の実験で立証されています。

酸素不足に陥ってしまうと髪の毛を作る頭皮や毛母細胞などの組織までも酸素濃度が低下し、ニコチンの影響から栄養素も毛母細胞まで届かず育毛環境が維持出来なくなってしまうのです。

タバコを吸うとハゲるリスクが高まる理由:活性酸素の除去に必要なビタミンの大量消費

タバコを吸うとハゲるリスクが高まる理由3つ目は、タバコを吸う事で体内に入り込んだ有害物質が炎症を起こしたり酸化する際に発生する活性酸素が体内の細胞や組織を攻撃し、ガン化させると考えられています。
ビタミンC・E・B・Aは活性酸素の攻撃から細胞や組織を守る作用があり、活性酸素の除去に伴いビタミンが大量に消費・破壊されてしまうのです。

ビタミンCにはコラーゲンの生成を助け、血管や頭皮を適切な状態にしてストレスによるダメージから細胞を守る働きがあります。ビタミンEは強い抗酸化作用があり、老化防止や血行改善効果という髪の毛の生育に欠かせないため、ビタミンが大量消費されてしまうと必然的にハゲるリスクも高まってしまいます

タバコを吸うとハゲるリスクが高まる理由:有害物質の摂取による肝臓の機能低下

4つ目のタバコを吸うとハゲるリスクが高まる理由は、肝臓がタバコに含まれるアセトアルデヒド(毒素)を分解し排出することで疲労してしまい、身体や髪の毛に必要な栄養素を作り出すという元々の肝臓の働きを阻害してしまう事です。
肝臓は沈黙の臓器とも言われるほど状態が悪化しても症状として現れにくいのですが、肝臓の機能が低下してしまうと毒素が体内に蓄積されてしまい細胞の機能も低下し、髪の毛の育成にも大きく影響します。

喫煙者の中でもヘビースモーカーやお酒を沢山飲む方であれば、その分肝臓が弱りやすくなってしまい、アセトアルデヒドが増える事でAGAの原因にもなるジヒドロテストステロンが増加してハゲるリスクがより高くなるのです。

タバコを吸うとハゲるリスクが高まる理由:男性ホルモンが刺激され分泌が促進される

タバコを吸うとハゲるリスクが高まる理由の5つ目は、ハーバード大学公衆衛生学部の研究によって報告されたデータによる、喫煙すると非喫煙者と比較してハゲるリスクを高める男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)が13%ほど増加するというものです。
男性ホルモンのバランスが優位になることで女性ホルモンの働きは弱まり、喫煙することで摂取したアセトアルデヒドと肝臓の疲労によってジヒドロテストステロンが増え、体内に持っている還元酵素(5αリダクターゼ)と結びつくと抜け毛の増加や薄毛が進む可能性が高くなります。

元々遺伝的に男性ホルモンの受容体の感度が高い方は、抜け毛が増える傾向が顕著に現れてハゲるリスクは高く、感度が低い方であればAGAにはなりにくいと言われていますが、女性ホルモンのバランスが減ることで髪の毛の健康が維持出来ず、1本1本が細くコシの無い弱い髪の毛になったり、抜け毛が増えたりしてハゲるリスクが高まるのです。

加熱式タバコが髪の毛に与えるリスクはある?

火を点けずに蒸気を吸い込む加熱式タバコは、紙巻きタバコと比較して有害物質を90%程度除外していると販売しているメーカーに記載があったり広告にも記載されています。

加熱式タバコを吸う方が増えている今、加熱式タバコが髪の毛に与えるリスクは一体どの様なものがあるのか解説していきましょう。

加熱式タバコでも髪の毛に与えるリスクは変わらない

厚生労働省が発表している「加熱式タバコにおける科学的知見(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000201435.pdf)」によれば、紙巻きタバコと加熱式タバコではニコチン量で多少差があるもののほとんど変わらず、発がん性物質などの有害物質が含まれている事には変わりないとしています。

まだ加熱式タバコが販売されてからさほど年数が経っていない事もあり、将来的な健康に対する影響を予測する事は困難ですし、有害物質が減っていてもリスクまで減っているという事にはなりません
その事から加熱式タバコ(アイコス・グロー・プルームテック)が髪の毛に与えるリスクには紙巻きたばこと比較しても変わりがないと言えます。

ニコチン量やタール量は減っても髪の毛には影響がある

カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部で行われた研究では、アイコスから出るエアロゾル(蒸気)をラットに吸わせた時に血管の拡張機能が半分程度に低下したという結果があったり、中国の検査機関がオックスフォード大学出版の医学雑誌に提出した論文や国立保健医療科学院からはアイコスからもタールが検出されたりと、タバコ会社が記載しているデータとの差が問題になりつつあります。

タバコスティックを加熱する加熱式タバコにも、もちろん一酸化炭素は発生しますし髪の毛に対するリスクが減るわけではありません

タバコを止めずにハゲるリスクを減らす方法はあるのか?

髪の毛の為に禁煙すると、ストレスが増えたと感じる為に抜け毛が増えたりするのが心配だという方もいます。
実際に喫煙を止めずに薄毛治療をして成功した方もいますが、そういった方は発毛力を高めるためにAGA治療薬を服用しながら髪の毛に必要な栄養素を多めに摂取する・タバコ以外に薄毛に関わる要因を徹底的に減らす・発毛の為の施術を増やすなど、様々な事を複合してやっと少し改善するのです。

本来であれば今すぐ禁煙した方が髪の毛にも体にも良いのですが、なかなかタバコを止められない方の為にタバコを吸い続けながらハゲるリスクを減らす方法について、詳しく解説していきましょう。

タバコを止めずにハゲるリスクを減らす方法:髪の毛に必要な栄養素を多く摂取する

まずは髪の毛に必要な栄養素を普段以上に摂取する事が、タバコを止めずにハゲるリスクを減らす方法です。
タバコの本数を減らすことはもちろん、消費されてしまう栄養素や普段の食事で足りない栄養素をしっかりと補いましょう。

髪の毛を育てる為に必要な栄養素は

・髪の主成分になるタンパク質・・・豚肉、鶏むね肉、卵、マグロ、大豆製品、乳製品など
・ケラチンの合成時に必要な亜鉛・・・チーズ、牡蠣、うなぎ、卵、赤身肉、豚レバー、アーモンド、ゴマなど
・大量に消費されてしまうビタミン・・・ビタミンB群(鶏肉、豚肉、きのこ、あさりなど)、ビタミンE(アーモンドなどのナッツ類、植物油、緑色野菜など)、ビタミンC(レモン、イチゴ、ブロッコリー、パプリカなど)、ビタミンH(卵、きのこ類、酵母など)、ビタミンA(緑黄色野菜など)
・男性ホルモンの抑制効果があるイソフラボン・・・豆乳、納豆、味噌などの大豆製品
・髪の毛を育てる頭皮環境を維持するコラーゲン・・・鶏肉、鶏皮、豚バラ肉、豚足、牛すじ、エビ、ゼラチンなど
・髪の毛や毛母細胞の成長に欠かせないミネラル・・・豚肉、海藻類、牡蠣、ナッツ類、青魚など

など、様々なのでバランスよく摂取する必要がありますが、この中でも特にビタミンC・ビタミンA・ビタミンEやタンパク質・亜鉛は多めに食べ物から摂取する事をおすすめします。

タバコを止めずにハゲるリスクを減らす方法:タバコ以外のハゲる要因を減らす

続いてのタバコを止めずにハゲるリスクを減らす方法は、タバコ以外のハゲる要因を減らすことです。
薄毛になる要因には喫煙や遺伝以外にも栄養不足・運動不足・疾患・ストレス・間違ったシャンプーの方法・お酒の飲み過ぎやダイエットなど様々あります。

疾患がある方はまず治療に専念する事も必要ですし、ストレスの場合は適度に解消出来る方法を見つける、正しい食生活と適度な運動をして睡眠不足を解消していくことも大切です。
ダイエットも無理をせず、正しいシャンプーの方法など、ヘアケアを見直して頭皮環境を健やかに保つことが大切になります。

タバコを止めずにハゲるリスクを減らす方法:AGA治療薬の服用・使用

タバコを止めずにハゲるリスクを減らす方法3つめは、様々な事を試しても効果が無かった時の切り札でもあるAGA治療薬の服用や使用です。
医薬品なので発毛力を高める作用があるものの、多毛症やED・肝機能障害・動悸・めまいなどの副作用が起こる場合もあるので医師の処方通りに服用・使用と定期的な血液検査が必要になります。

重篤な副作用の危険と隣り合わせになる為に注意が必要ですが、発毛効果が高いので薄毛が進行していくのが治らない方は使用を検討することも考えておきましょう。

関連記事
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まとめ

タバコを吸うと血管の収縮や酸素欠乏などの理由でハゲるという事を解説させて頂きました。
喫煙すること自体が髪の毛に対して悪影響を与え、ハゲるリスクを高めてしまうので基本的には禁煙することがおすすめです。

当院では実際に喫煙しながらでも発毛した方が何人もいらっしゃいますが、施術の回数を増やしタバコ以外の要因を徹底的に改善する事で発毛にこぎつけたというケースで、施術を繰り返す中で禁煙された方は劇的に薄毛が改善しています。

タバコを吸う事でハゲる事のリスクを高める方を取るのか、それともタバコを吸う楽しみを取るのかをよく考えて頂く事をおすすめしますが、それでもタバコを止められないという方は薄毛の専門家に相談しましょう。

参考文献:
厚生労働省 【加熱式タバコにおける科学的知見】
メディカルノート 【タバコによる強力な血管収縮作用】
日本禁煙学会 【加熱式タバコ:4つの真実】

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この記事を書いた人

川上先生のアバター 川上先生 発毛技能士

スーパースカルプ発毛センター吉祥寺駅前店・渋谷店統括マネージャー

発毛技能士として年間200名以上の薄毛に悩みに乗っています。
1人でも多くのお客様のお悩みが解決し、笑顔が増え豊かな毎日を過ごしていける未来に向け、発毛技能士として全力でサポートさせていただきます。

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