毎日ちゃんとシャンプーをしているのにフケが出る!フケのせいで濃い色の服が着られない!とお悩みの方、フケの原因から対処しないとフケの発生は止まりません。
フケは古くなった角質が頭皮から剥がれ落ちてくるもので、もちろん誰にでもあるものですが増えてしまうとどうしても気になります。
かゆみや炎症を伴う事も多く、ストレスになってしまう事も多いです。
今回はフケの原因が頭皮の乾燥から来ているのか?フケを予防するドライヤーのかけ方やシャンプーの方法などを解説していますので、是非参考になさってください。
乾燥性のフケに関しては、以下の動画でも対策法を解説していますのでご覧になって頂ければ幸いです。
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フケには2種類のタイプがある
冒頭でもお伝えしましたが、フケというのは頭皮のターンオーバーによって古い角質が剥がれる垢と同じものです。
ただ、通常であれば目に見えるような大きさにはなりませんが、頭皮環境が悪化したり常在菌のマラセチア菌のバランスが崩れる事で角質が大量に剥がれてしまうと、フケという大きな塊になった状態になります。
フケには脂性フケと乾性フケという2つのタイプがありますので、まずはこのフケの種類について解説させて頂きましょう。
脂性フケ
食生活や間違ったシャンプーなどによって頭皮の皮脂分泌が過剰になった際に生じ、髪の毛の根元辺りに固まって大きく浮き上がっている、またはフケ自体にもべたつきがある、白~黄色みがかっている等の特徴があるのが脂性フケです。
元々脂性肌の方にも多く、その他にはホルモンバランスが崩れ男性ホルモンが多く分泌される・動物性タンパク質や脂質の多い食事をしている方に多いという特徴があります。
乾性フケ
元々乾燥肌の方や空気の乾燥などによって頭皮がダメージを受け、白い粉状の塊が肩辺りにパラパラと落ちている・頭を振ったりブラッシングするだけで雪のようにフケが落ちる場合は乾性フケの可能性が高いです。
頭皮の水分や皮脂量が少ない方に多く、かゆみを伴い掻きすぎて頭皮を傷つけてしまったりストレスが多い・湿疹が出来ているなどが原因で起こります。
フケが出る5つの原因
フケは様々な事が原因で起こる頭皮のトラブルです。
皮脂が過剰に分泌されたり、反対に皮脂の量が少なすぎてもフケが発生する事があります。
ここからはフケが出る代表的な原因を5つ、詳しく解説していきましょう。
フケが出る原因①体質
元々皮脂の分泌が多い脂性肌の方、あるいは元々乾燥肌である方は頭皮も同じ乾燥肌なのでフケが出やすい体質である、という事がフケが出る原因です。
体質を改善する事でフケを出にくくする事が出来ますので、食生活に気を付けて脂性肌の方であれば動物性たんぱく質や脂質を控える・乾燥肌の方は脂質を多めに摂取する、そして水分をこまめに摂取するなどの対策を行いましょう。
シャンプーを変えたり洗髪方法を見直す事でもフケを減らす事が出来るので、正しいヘアケアを行うようにしてください。
フケが出る原因②疾患
頭皮のトラブルから皮膚の疾患を患ってしまう事が原因で、フケが増えてしまう事もあります。
乾燥肌やアトピー体質の方に多い乾燥性湿疹や、反対に皮脂が過剰に分泌してしまう事で起こりやすくなる脂漏性皮膚炎、免疫異常が原因の乾癬・頭部に水虫が感染する事が原因の頭部白癬(しらくも)など、様々な疾患でフケが出たりする事があるのです。
この場合は疾患の治療でフケを出なくする事が出来ますので、皮膚科を受診して現在出ているフケの症状が疾患であるかどうかを判断してもらいましょう。
フケが出る原因③食生活や生活習慣
偏った食生活や生活習慣の乱れ、ストレスなども頭皮環境が悪化してフケが出る原因になります。
コンビニやファストフードなどの脂質の多い食事や野菜不足では健康な頭皮や髪の毛に必要な栄養が足りなくなりますし、添加物を多量に摂取してしまう事で胃腸などに負担がかかり栄養の吸収を妨げる事にもなるのです。
睡眠不足や運動不足でも血行不良になり栄養が頭皮まで届けられなくなりますし、フケやべたつきが気になるからと1日に何回もシャンプーをしてしまえば頭皮のバリア機能が低下して必要な皮脂まで取り過ぎてしまうので注意しましょう。
フケが出る原因④パーマやヘアカラー
パーマやヘアカラーを月に1回以上行っている方は、頭皮へ過剰なダメージを与えてしまい頭皮が荒れてしまう事でフケが出る事があります。
特に頭皮環境が悪化している方や免疫機能が低下している状態でパーマやヘアカラーを行うと、パーマ液やカラー剤の刺激で炎症を起こしてしまう事があり、それが原因で頭皮の角質が剥がれフケが発生してしまうのです。
健康な皮膚のターンオーバーは約28~55日周期で新しく生まれた皮膚が角質となって剥がれ落ちるので、フケを発生させないためには頭皮に優しい薬剤を使用してもらう事や、頭皮を守るものを塗布してもらう・パーマやヘアカラーをした後はアフターケアをしっかりと行うなどしましょう。
フケが出る原因⑤常在菌の異常繁殖
頭皮の皮脂分泌が過剰になってしまうと、その皮脂をエサにする頭皮の常在菌が異常繁殖してフケが出る原因になります。
フケが気になるからと洗浄力の強いシャンプーを使うと、必要な皮脂までが取り除かれてしまい、頭皮が乾燥したと感じた脳がさらに皮脂を分泌させることになるので悪循環になるのです。
乾燥肌の方でもシャンプーのすすぎ残しがあると、頭皮に炎症を起こしてしまい頭皮環境を悪化させ皮脂の分泌機能が乱れる事があるので、脂性肌の方も乾燥肌の方も自分に合ったヘアケア商品を使うようにしましょう。
頭皮の乾燥が起こる原因
フケは頭皮環境が悪化する事が原因になりやすく、頭皮環境が悪化する時には皮脂の過剰分泌があり、皮脂が多く分泌される原因には頭皮の乾燥があります。
続いてはフケが出る原因の元でもある頭皮の乾燥が起こる原因について、詳しく解説していきましょう。
頭皮が乾燥する原因:シャンプー
頭皮をスッキリさせたいからと洗浄力の強い高級アルコール系成分のシャンプーを使用している方がいますが、頭皮に必要な皮脂まで取り過ぎてしまう事で頭皮が乾燥する原因になっている事があります。
ラウリル硫酸ナトリウム(ドデシル硫酸ナトリウム)
ラウレス硫酸ナトリウム(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム)
ラウレス硫酸アンモニウム(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム)
ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム
オレフィン(C14-C16)スルホン酸ナトリウム
また、シャンプー後に自然乾燥される方がいますが、特に乾きにくい根本では雑菌が繁殖しやすくフケの原因になるだけでなく、臭いの元にもなります。
洗濯物が生乾きになっていると臭いがするのと同じ原理で、雑菌が増えればフケの原因になる菌も増えます。シャンプー後はしっかりとドライヤーで根元から乾かしましょう。
頭皮が乾燥する原因:季節や環境
エアコンが効いた快適な空調に居る事が多いと湿度が50%以下になることも多く、また12月~4月は湿度が50~60%程度と低いため頭皮が乾燥する原因になりがちです。
人の肌は約65%程度の湿度が快適と感じるため、下回ってしまうと乾燥していると感じて皮脂の分泌を促進してしまう事もあります。
その為、季節に関わらず湿度を65%以上に保っておく事がおすすめですので、出来るならば自分の周辺に加湿器を設置したり水を入れたコップを置いておく、こまめに水分を摂取するなどの対策を行いましょう。
頭皮が乾燥する原因:生活習慣の乱れ・偏った食生活
フケが出る原因でもある生活習慣の乱れや偏った食生活は、頭皮が乾燥する原因にもなります。
ミネラルやビタミンが足りない食生活では頭皮の健康に必要な栄養素が足りず、乾燥させてしまうだけでなく皮脂の過剰分泌にも繋がるのでバランスの良い食事を摂取する事が大切です。
また運動不足は筋肉量が減少してしまい血液を頭皮にまで行き届かせることが出来ず、睡眠不足はホルモンバランスを崩し自律神経のバランスまでも乱してしまい、頭皮の乾燥を招いてしまいます。
頭皮が乾燥する原因:紫外線
4~5・6月から最も多い7・8月、少し減少傾向にある9月の間は紫外線量が高く、この時期の午前9時頃から14時までの間に直接日光を浴びる事が多い方は、紫外線によるダメージが原因で頭皮が乾燥しやすくなります。
曇りの日でも晴れている日の半分程度の紫外線量を浴びてしまう事になりますので、お天気に関わらず紫外線対策を行う事が大切です。
帽子や日傘、髪の毛にも使えるUVスプレーなど、色々な紫外線対策商品が販売されていますので、是非試してみてください。
頭皮が乾燥する原因:ストレス
頭皮が乾燥する原因には精神的なストレスと物理的なストレスの2種類があります。
物理的なストレスは先ほど解説した紫外線・パーマやヘアカラーなどによる薬剤の刺激・スタイリング剤、ヘアアイロンや髪の毛を結ぶことなどです。
精神的なストレスからは血行不良や自律神経の乱れ、活性酸素の増加などが起こり頭皮にまで必要な栄養素を届けられなくなる他、栄養不足を引き起こす事にもなりかねません。
頭皮が乾燥する原因:シャワーやドライヤーの温度
高い温度のシャワーでシャンプーしたり頭皮から近い距離でドライヤーをかけると、それらの熱によって頭皮が乾燥する事があります。
シャワーの温度が高いと必要な皮脂まで洗い流してしまう事になり、さらにシャンプーする事でより皮脂や保湿成分が奪われてしまうのです。
またドライヤーの吹き出し口近くでは熱風の温度が100~120度にもなり、頭皮に近い距離で使用すると乾かし過ぎてしまう原因になります。
次の項目でフケを防ぐドライヤーのかけ方を解説していきますので、正しいシャンプーの方法と共に実践してみてください。
フケを防ぐドライヤーのかけ方
シャンプーの方法1つ、ドライヤーのかけ方1つでフケが劇的に改善する事があります。
出来れば強風・弱風・冷風、3種類の風種があるものがおすすめですが、温風・冷風のみでも構いません。
また、乾いていないのではないか?と長時間ドライヤーをかけている事は頭皮が乾燥する原因になります。
髪の毛や頭皮に優しいシャンプーの方法は以下の記事でご紹介していますので、是非併せてご覧ください。
フケを防ぐドライヤーのかけ方①髪を洗った後は優しくタオルドライする
髪の毛や頭皮は乾燥しやすいので、出来るだけ洗浄成分の優しいアミノ酸系シャンプーを使用することがおすすめです。
ブラッシング後にお湯のみで3分程度予洗いし、シャンプーを手に取り泡立ててから髪の毛になじませ、頭皮をマッサージするように優しく指の腹で洗いましょう。
すすぎ残しが無いように、シャンプーした時間と同じ程度しっかりとシャワーヘッドを頭皮に近づけてすすぎ、お風呂から出たら頭皮や髪の毛にストレスを与えないようゴシゴシこすらずにタオルドライを行ってください。
この時にタオルを離しても髪の毛から水滴が落ちないくらいまで水分を取っておくと、ドライヤーをかける時間が短くなり頭皮へのストレスやダメージを減らす事が出来ます。
フケを防ぐドライヤーのかけ方②髪の毛の根元を中心にドライヤーをかける
しっかりと髪の毛の水分を取り、次にドライヤーを髪の毛の根元中心にかけていきます。
この時、髪の毛の根元から20cm程度の距離を取り、常にドライヤーを振りながら1点に熱を当てないようにする事が重要です。
髪の毛が長い方は挟む力が強くなく物理的ストレスの少ないヘアクリップでブロッキングする事もおすすめですし、ドライヤーを持っていない方の手で髪の毛を持ち上げるようにしながら、まず乾かしにくい首元の生え際や耳の後ろなどから乾かしていきましょう。
全体の80%程度程が乾いたら、次のステップへ進んでください。
フケを防ぐドライヤーのかけ方③最後に毛先の水分を飛ばし冷風を当てる
髪の毛の根元(頭皮)から中間程度がほとんど乾いてきたら、次に前髪や毛先を乾かしていきます。
弱温風のモードがある方は弱温風で、無い方は温風で髪の毛から15~20cm程度ドライヤーを離して乾かしましょう。
最後に頭皮から髪の毛全体に冷風を当て、頭皮や髪の毛の乾燥を防ぎます。
ドライヤーの種類ではマイナスイオンやナノイーが出るものやスカルプケアのモードが付いているもの、吹き出し口が2つあるもの・復元ドライヤーと呼ばれるもの等もおすすめです。
まとめ
今回はフケが発生する原因は頭皮の乾燥なのか?フケの種類や頭皮が乾燥する原因・フケを防ぐドライヤーのかけ方を解説させて頂きました。
フケのほとんどは頭皮の乾燥が原因で皮脂分泌が増える・常在菌が繁殖するなどが起こり発生してしまうもので、シャンプーやドライヤーのかけ方を変えるだけでフケが出なくなる場合もあるので、最低でも1週間ほど試してみてください。
疾患によるフケもありますので、シャンプーやドライヤーのかけ方を変えてもフケが治まらない場合は、フケの原因が疾患であるかどうかを皮膚科や専門家に診断してもらう事をおすすめ致します。
参考文献:
気象庁【日最大UVインデックス(解析値)の月別累年平均値グラフ】
DEMIコスメティクス【知って得する!髪と頭皮の情報】
株式会社クレイツ【美髪への第一歩 ドライヤーの正しい使い方・傷みにくい乾かし方】