近年ナイトキャップという寝ている間に身につける帽子が流行っています。
「そもそも寝ている間に帽子なんて蒸れるのでは?」「暑そう・邪魔」「ハゲるんじゃないの?」などと思ってしまう方が多いようです。
ナイトキャップで育毛できるという噂もある一方で、反対に育毛には逆効果・効果なしだとの口コミも散見されているのですが一体本当のところはどうなのでしょうか?
今回はナイトキャップのデメリットはハゲる?薄毛に逆効果・効果なしという口コミの真相やメンズへの効果などを解説していきます。
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薄毛を改善されたお客様のリアルな口コミはこちらから。
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ナイトキャップって一体どんなもの?
かぶって寝るだけで育毛効果があるなら使ってみたい!そう考える方もいるかもしれませんが、そもそもナイトキャップとはどのようなものなのでしょうか?
元々は寒い地域である中世のヨーロッパ諸国で1800年代に防寒やシラミ・汚れ予防、またカツラが流行した時代に室内で短い自分の髪の毛を隠すためにも使われていたものです。
そんなナイトキャップをかぶることにはどのような効果があるのか、メンズにもおすすめな素材やデザインはあるのかについて解説していきましょう。
ナイトキャップの効果
就寝時にかぶるナイトキャップには、以下のような効果・メリットが期待されます。
- 寝癖防止
- 髪の毛や頭皮の保湿・保温
- 髪の毛の摩擦防止
- 睡眠の質を向上させる
- 髪の毛のツヤ・しっとり感が出る
毎朝の寝癖が酷い方や髪の毛が傷むのを防ぎたい方はもちろん、頭皮環境を適切に保つことにも優れているので薄毛が気になるメンズにもおすすめできるのがナイトキャップです。
ナイトキャップの素材
上記の効果を最大限に活かすためにも、ナイトキャップの素材選びは重要です。
どの素材でもレディース・メンズ関係なく使われておりますが、ハゲることに不安があるなら一番おすすめ出来るのはシルクでしょう。
- シルク
- コットン
- 化繊
一番人気のシルクは調湿性に優れ静電気も帯びにくく、季節を問わず頭皮や髪の毛を守ってくれるというメリットがあるのですが、デメリットとしては他の素材より高価で洗濯が手洗い必須だということです。
またコットンのメリットは手頃な価格でお手入れも洗濯機の使用が可能、シルクほどではないものの調湿性があるということですが、生地のキメによっては髪の毛の摩擦が起きてしまうということがデメリットとなります。
安価で手に入れやすいことがメリットの化繊は、静電気が起きやすく調湿効果もあまり感じられないというデメリットがあるので、ナイトキャップの効果をしっかり得たい方はシルクやコットンなどの天然素材のものを選ぶようにしましょう。
ナイトキャップはデザインも豊富
ナイトキャップとは童話「赤ずきんちゃん」のおばあさんがかぶっているもの、または給食当番の頭巾やサンタ帽をイメージすると分かりやすいですが、今はニット帽やバンダナタイプのものもありメンズにも受け入れやすいデザインが増えています。
また寝ている間にナイトキャップが外れてしまわないよう、かぶり口にゴムがついているものやリボンなどで調整できるもの、ロングヘアの方のために長い筒状のものなど、デザインが豊富になっているためご自身の髪の毛の長さや毛量によって適しているものを選んでみてください。
ナイトキャップを使う時の注意点
いくらナイトキャップが良いものだとは言え、かぶり方や素材によっては効果がないと感じてしまうことがあります。
正しく使えば効果なしという結果にはなりませんので、ナイトキャップを使う際の注意点をしっかり守り、育毛効果をアップさせましょう。
ナイトキャップを使う時の注意点①髪の毛はしっかり乾かしてからかぶる
シルクやコットン素材のナイトキャップが吸湿性に優れているとはいえ、髪の毛が濡れている状態で使用すると髪の毛同士の摩擦によってキューティクルが損傷してしまい逆効果になります。
また髪の毛が濡れているとナイトキャップ内で雑菌が増えてしまい、頭皮環境が悪化する原因にもなるので必ず完全に髪の毛を乾かしてから使うようにしてください。
温風で8割ほど乾いた後、頭部全体を冷風で乾かして湿り気が無いかを確認すると、キューティクルが締まって髪の毛内部の水分放出を防ぐことが出来るのでおすすめです。
ナイトキャップを使う時の注意点②常に清潔な状態を保って使用する
人は深い睡眠時に入る際、深部体温を下げるために約コップ1杯(200ml)ほどの汗をかくと言われており、もちろん頭部からも汗が出ています。
ナイトキャップはその汗や皮脂などを吸収しているので、毎日清潔な状態を保てるように洗うことがおすすめです。
寝ている時だけ使うものだからと思っていると、ナイトキャップの中で雑菌が繁殖してしまい頭皮環境を悪化させて逆効果になることがあるので、毎日~2・3日毎の洗濯がおすすめですが洗うのが面倒な方は数枚準備しておくと良いでしょう。
ナイトキャップを使う時の注意点③サイズはキツすぎないものにする
寝ている間に脱げてしまいそうだから…と小さめのサイズを選ぶ方もいるのですが、キツイと額や髪の毛にゴムの跡がついてしまったり、頭痛等のデメリットが起こる可能性があります。
かといって大きければ寝ているうちに外れてしまいますので、調整できるタイプのものや深くかぶることが出来るタイプを選ぶことがおすすめです。
また髪の毛が長い方や毛量が多い方は、髪の毛がしっかり入ること・キャップ内が窮屈にならないことも選ぶ時に注意するようにしてください。
薄毛のメンズへの育毛効果はある?効果なし?
頭皮環境を適切にする効果があるナイトキャップは薄毛に悩むメンズにおすすめで、正しく使えばネットでの噂のようなデメリットや効果がないということはありません。
なぜ薄毛に悩んでいる方におすすめ出来るのか、最初にお伝えしたナイトキャップの効果にその理由があります。
薄毛に悩むメンズにおすすめの育毛効果:頭部の血行を促進してくれる
夏は汗で不快になり、寒い冬は布団から出ている頭部が冷えることがありますが、ナイトキャップを使用すると汗を吸ってくれたり寒さから守ってくれるというメリットがあります。
特に冬は寒さ・夏は冷房で頭部の血行が悪化しがちなのですが、ナイトキャップで防寒する事によって頭部の血流が安定し髪の毛に必要な栄養をしっかりと届けられるようになり、育毛効果が期待できるのです。
薄毛に悩むメンズにおすすめの育毛効果:頭皮の乾燥を防いで保湿する
頭皮が乾燥してしまうと皮脂の分泌が促進され、毛穴の詰まりや過酸化皮質が発生し髪の毛の成長を抑制してしまいますが、ナイトキャップを使用する事で乾燥から守られます。
乾燥は頭皮の血流を悪化させますし、フケやかゆみなどの頭皮トラブルの原因にもなり悪化すれば抜け毛が増え薄毛にもなるため、育毛に必要な適度な水分を保持する為にもナイトキャップはおすすめです。
薄毛に悩むメンズにおすすめの育毛効果:睡眠の質が高まり成長ホルモンの分泌が増える
暑い・寒い・汗でベタつくなど睡眠時の不快感を解消してくれるナイトキャップには、睡眠の質を向上させてくれるという効果があります。
髪の毛が日中に受けたダメージの修復や細胞の分裂・増殖を促進するためには、睡眠中に分泌される成長ホルモンが必要不可欠なので、育毛には質の良い睡眠が欠かせません。
ナイトキャップをかぶるだけでも睡眠の質が向上するのであれば、薄毛に悩むメンズも使ってみて損はないでしょう。
薄毛に悩むメンズにおすすめの育毛効果:育毛剤の浸透を高める
薄毛に悩んでいるメンズの中には育毛剤や発毛剤を使用している方もいるかもしれませんが、ナイトキャップで頭部の血流を促進し保湿・吸湿することにより、成分が浸透しやすくなり育毛効果が高まります。
育毛剤や発毛剤を付けた後はしっかり乾す事が大切ですが、ナイトキャップをかぶることで寝具に育毛剤などがついてしまうことも防げますし、ハゲる時期を遅らせることが出来るのでおすすめです。
薄毛に悩むメンズにおすすめの育毛効果:摩擦を防いで抜け毛減少
薄毛になると髪の毛が細くなってしまうことが多いため、少しの摩擦でも切れ毛や抜け毛が増えてしまうことがありますが、ナイトキャップを使用する事で寝具との摩擦が減り、抜け毛も少なくなりハゲる心配も減ります。
頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌も防いでくれますし、毛穴や頭皮環境を適切にしてくれる事で髪の毛の成長に良い効果をもたらしてくれるので、今伸びている髪の毛はもちろんこれから生える髪の毛のためにも、ナイトキャップを使ってみてはいかがでしょうか。
逆効果になるナイトキャップの使い方
ナイトキャップの育毛効果を逆効果にしてしまう使い方があり、その結果デメリットでハゲるという噂が広がっています。
期待していたのに効果がない!ということになってしまう、逆効果になるナイトキャップの使い方にはどのようなものがあるのかをご紹介いたしますので、是非参考にしてしっかりとナイトキャップの効果を得てください。
逆効果になるナイトキャップの使い方:寝ている間に脱げてしまう
サイズが大きすぎたり締め付けが緩すぎる、かぶりが浅いというようなナイトキャップを使うと、寝ている間に外れてしまい調湿効果や摩擦防止効果を得られなくなり、効果がないと感じてしまうことになります。
ナイトキャップはサイズがフリーで調節できるものが多いのですが、ご自身の頭周りに合わせて耳も中に入れるようにかぶると脱げにくくなるので、かぶり方を工夫してみましょう。
逆効果になるナイトキャップの使い方:髪の毛が完全に乾いていない
髪の毛をしっかり乾かさずにナイトキャップを使用すると、いくら通気性が高いシルクであっても中で蒸れてしまい頭皮環境を悪化させることに繋がるので逆効果となり、ハゲることに繋がります。
育毛したい方だけでなく髪の毛のダメージを軽減したい方も、しっかりと根元から毛先まで髪の毛が乾いている状態でかぶるようにしてください。
逆効果になるナイトキャップの使い方:締め付けがキツ過ぎる
緩すぎるのと反対に締め付けがキツ過ぎる場合も、ナイトキャップの効果を逆効果にしてしまいます。
頭痛や額・髪の毛に跡がつく事はもちろん、頭部への血流を滞らせてしまうために髪の毛に栄養を届けることが出来なくなり、薄毛を進行させてしまうのです。
またキツ過ぎるものは違和感から寝ている間に脱いでしまうことが多く、効果なしと判断される方が多いので自分好みに調整できるものや深くかぶることが出来るものを選びましょう。
逆効果になるナイトキャップの使い方:髪の毛の入れ方次第では毛根に負担がかかる
ナイトキャップは適当にかぶればよいというものではありません。
髪の毛が短いメンズは髪の毛が立ち上がるように髪の毛を乾かした後、優しくかぶり口をおでこに引っ掛けるようにして頭全体を包み込むようにかぶらないと、頭頂部のボリュームがペタンコになってしまいます。
前髪はオールバックにしてしまうと毛根が生えている方向と逆側に引っ張られて負担になってしまうので、両サイドに分けて後から入れるようにしましょう。
後頭部の方からかぶる方法も毛根が反対側に引っ張られてハゲることに繋がってしまうので、必ずかぶり口を開いた状態にしておでこ側からかぶるようにしてください。
逆効果になるナイトキャップの使い方:通気性が悪いものを使う
シルクやコットン・麻(ヘンプ)など、天然素材であれば通気性が良く蒸れることも少ないのですが、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維(化繊)は調湿性に劣るためナイトキャップ内が蒸れてしまうことがあります。
蒸れてしまうと常在菌が繁殖してかゆみ・臭いの原因にもなりますし、皮脂の分泌が増えて頭皮環境が悪くなり抜け毛が増えてハゲることにも繋がりかねませんので、育毛効果を得たい方はシルクやコットンなどの天然素材を選ぶようにしましょう。
まとめ
今回はナイトキャップは効果なし!デメリットでハゲる・育毛には逆効果という噂の真相について解説いたしました。
ナイトキャップの使い方次第では、ハゲるデメリットや育毛への効果がないという結果に繋がるということが分かって頂けたかと思います。
とはいえ、正しく使えば育毛効果も上がりますし薄毛対策としてもおすすめ出来るものなので、薄毛が気になる方は使ってみてください。
レディース向けの商品が多いですが、メンズ向けのものやユニセックスなデザインのナイトキャップも沢山ありますし、好みのものを試してみることがおすすめです。
もしもナイトキャップが合わないという方や薄毛の進行が進んでしまっているという方は、薄毛の専門家に相談すると効果的な対策を提案できますので、気軽に下記のボタンからお問い合わせくださいね。
参考文献
ふとん・寝具の西川 眠っているあいだに美髪に!?話題のナイトキャップの使い方
ITSUKI HOW TO NIGHTCAP
OVER RIDE ナイトキャップとは?その効果と使い方、帽子専門店のおすすめをご紹介