さまざまな病気の原因となる「肥満」
近年では生活習慣病やその他の重大な疾患のリスクを高めることからますます注目を集めています。
このような健康面以外にも肥満によって発生のリスクが高まる可能性があるのが薄毛です。
なぜ肥満だと薄毛になるのでしょうか?
今回は肥満と薄毛の関係性について詳しく解説していきます。
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肥満と薄毛に関係性はあるのか
結論からお伝えすると「肥満と薄毛に関係性はあります」
肥満と薄毛についてのさまざまな研究で、薄毛の人は肥満である傾向が高いことがわかっています。
もちろん中には痩せていても薄毛になる人や太っていても薄毛じゃない人もいます。
しかし薄毛の症状が軽い人よりも強い人のほうが肥満度も高いという研究結果もあることから、肥満は薄毛のリスクや進行をを早める要因の一つと言えるでしょう。
肥満度合いセルフチェック
そもそも肥満とはどのような状態のことをいうのでしょうか?
肥満とは体重が多いことではありません。
体内の摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ることで、余分な脂肪が身体に蓄積している状態をさします。
そのため筋肉質で体重が多い人は肥満には当たりません。
BMI と適正体重の計算法
自分が肥満かどうかは簡単な計算で知ることができます。
肥満の判定には身長と体重から算出された「BMI」が用いられます。
日本肥満学会の規定ではBMIが25以上の場合は肥満と認定されます。
統計ではBMIが22のときが最も生活習慣などの疾患にかかりにくいとされています。
また、この数値を用いて自身の適正な体重を計算することもできます。
BMI | 肥満の判定 |
---|---|
18.5以下 | 低体重 |
18.5~25.0 | 普通体重 |
25.0~30.0 | 肥満(1度) |
30.0~35.0 | 肥満(2度) |
35.0~40.0 | 肥満(3度) |
40.0以上 | 肥満(4度) |
BMI = 体重(㎏)÷ 身長(m)²
(例) 体重60㎏、身長160㎝の場合
BMI = 60 ÷ (1.6×1.6) = 23.4
適正体重 = 22 × 身長 (m)²
(例) 身長160㎝の場合
適正体重 = 22 × 1.6×1.6 = 56.3
肥満は薄毛だけでなく命に係わる重大疾患を引き起こすリスクを高めます。
BMIが35.0以上の場合は高度肥満に認定され特に注意が必要です。
太りすぎには注意しましょう。
肥満で薄毛になると考えられている理由
太っていると薄毛になると考えられる理由は4つあります。
理由①:テストステロンの低下
テストステロンはAGA(男性型脱毛症)の発症に深く関係があります。
テストステロンは頭に分布する5αリダクターゼ(還元酵素)と結びつくと、AGAの原因である悪玉男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)に変化します。
DHTは髪の毛に対して成長を抑制する信号を送り髪の成長期が短くしてしまいます。
その結果、生えてくる毛より抜ける毛が増加し、どんどん薄毛が進行してしまうのです。
海外での研究では肥満はテストステロンの量を低下させるというデータがあります。
これだけ聞くと、テストステロンが少なければDHTが生成されず薄毛になりにくいのではないかと考えられますが、実は反対にDHTは増加して薄毛が進行してしまいます。
少なくなった男性ホルモンを、より強い男性ホルモンのDHTで補おうと5αリダクターゼが活発になり、かえってDHTが増えてしまうのです。
理由②:血行不良
肥満の人は血中のコレステロールや脂肪が多く血液がドロドロしている傾向にあります。
髪の毛の成長に必要な栄養は血液によって毛根に運ばれているため、血行不良は髪に栄養が行き届かなくなります。
その結果、毛髪の合成に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルが不足してしまい、髪が細くなったり抜け毛が増加して薄毛が進行してしまうのです。
理由③:皮脂分泌量の増加
肥満な状態は健常な人より、皮脂の摂取量や体脂肪率が高い傾向にあり、皮脂の分泌量が多い傾向があります。
余分な皮脂は皮脂線と呼ばれる線より体外に分泌されており、この皮脂線の多くは頭皮に存在します。過剰な皮脂分泌は雑菌の繁殖や毛穴詰まりによる、炎症やフケのなどの頭皮トラブルの原因をなります。
悪化すると脂漏性皮膚炎を引き起こし抜け毛の増加や薄毛のリスクを高めます。
理由④:食生活の乱れ
肥満の原因は摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ること。つまり食生活の乱れです。
特に肥満の人が好む食事はカロリー過多高脂質、偏った食事で栄養不足になりがちです。
髪の成長に必要な栄養は食事から摂取しています。同じようなものばかり食べていると栄養が不足し髪の成長の妨げとなります。
さらに、高カロリー、高脂質な食事は血流を悪化させ髪の栄養不足を招きます。
肥満で薄毛になる原因を効果的に解決する方法とは?
肥満の解消は髪の毛だけでなく健康な身体を維持するためにも重要です。
肥満の原因は消費エネルギーが摂取エネルギーより少ないことにあります。
つまり肥満を解消するためには消費エネルギーが摂取エネルギーを上回るようにしてあげればいいということになります。
そのために必要なのは「食事」と「運動」です。
肥満解消のための正しい食事
肥満解消のためには高カロリーなものをさけ摂取エネルギーを減らすことが必要です。
その際注意しなければいけないのが糖質制限や脂質制限、置き換えダイエットなどをしないことです。
糖質や脂質も身体や髪の毛の成長には必要なエネルギーです。
何かを極端に減らす食生活は髪や頭皮に悪い影響を与えたり、基礎代謝が落ちて逆に痩せにくい身体になったりする可能性があるため避けたほうが良いでしょう。
- バランスの良い食事を心がける
- 3食きちんと食べる
- よく噛んでゆっくり食べる
- 腹八分目で終わらせる
- 寝る直前の食事は避ける
- 間食を控える
健康な身体づくりにはバランスの良い食事でいろいろな栄養素を摂取るすることが必要です。
とはいえバランスの良い食事とは何を食べればいいのかわからない、という方もいるかと思います。
そのような方ははまずは「まごはやさしい」の食材を意識して摂るようにしてみましょう。
毎日の食事に取り入れるだけで健康的な食事がとれるようになってオススメですよ。
肥満解消のための効果的な運動法
肥満の解消には運動をして消費エネルギーを増やしてあげることも有効です。
1日30分の有酸素運動を継続して行うことで、血行が良くなり新陳代謝が向上して脂肪が燃焼されやすくなります。
さらに、有酸素運動はAGAの原因の悪玉男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)を対外に排出する効果があり、薄毛や抜け毛の予防にも役立ちます。
とはいえ、運動する習慣がない方がいきなり30分の運動って難しいですよね。
短期間の急激な運動より、緩やかな負荷の運動を継続して行うほうが肥満の解消には有効です。
まずはちょっとしたながら運動やストレッチから始めてみることをおすすめします。
- テレビを見ながらストレッチ
- 通勤時に一駅前で降りて歩く
- エレベーターを使わず階段で上り下り
- 電車のつり革を使わずに立つ
- つま先立ちをする
睡眠不足やストレスも肥満の原因かも
睡眠不足は肥満の原因になります。
睡眠不足が続くと自立神経が乱れホルモンのバランスが崩れます。
その結果、代謝が悪くなり消費エネルギーは減少し、反対に空腹感が増すため食事量が増え摂取エネルギーが増加します。
また、睡眠不足はストレス耐性を弱くしさらなる睡眠不足を招きます。
さらに、ストレスがたまるとそれに対抗するために「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。
コルチゾールは胃を活発にし食欲そ増進させる作用があります。俗にいう「ストレス太り」の原因です。
睡眠不足、ストレス、自律神経の乱れは髪の毛の成長を妨げ、抜け毛が増える一因でもあります。
コルチゾールも自律神経の働きでコントロールされているため、まずはしっかりと睡眠をとって自律神経の乱れを整えてあげることが肥満解消の第一歩です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は肥満と薄毛の関係性とその原因と解消法についてお伝えしました。
- 肥満は薄毛の原因の一つ
- BMI25.0以上は肥満
- 肥満の解消には食事の見直しと有酸素運動が有効
- 睡眠不足とストレスも肥満の原因
肥満は薄毛の原因の一つであると同時に生活習慣や命に関わる重大な病気にかかるリスクを高めます。
少しだけ食事と運動を意識してあげることで肥満は予防、解消できますので普段の生活にぜひ取り入れてみてくださいね
もしもすでに薄毛が進行していたり、本格的に対策を考えている場合は専門の機関に相談することをおすすめします。
肥満以外にもさまざまな原因で薄毛の進行が考えられます。
また、肥満を解消しようと誤ったダイエットを行うことは薄毛を進行させる危険性があります。
まずはご自身の薄毛の原因をしっかりと理解し、それに合った方法での対策が重要です。
当店では生活習慣のアドバイスも行っておりますので、ぜひ一度ご相談ください