加齢や過度なダイエット、産後の抜け毛など女性は様々な事が原因で抜け毛が増え、薄毛の悩みに繋がることが多いのですが、いざ薄毛や抜け毛を治療しようとする際にどういった病院の何科で治療すればよいと思いますか?
皮膚科や産婦人科で相談出来る薄毛や抜け毛もありますが、原因の中には内科を受診する事で発毛に繋がる事もあるのです。
そこで今回は女性の薄毛や抜け毛は病院の何科で治療するのか、さらに処方薬だけで本当に発毛するのかという2点について、解説させて頂きます。
抜け毛や薄毛の悩みを抱える女性が多い原因や、有効的な対策については以下の動画でも解説していますので、是非ご覧になってみてください。
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女性の薄毛や抜け毛の原因とは?
女性の薄毛や抜け毛と言っても、その原因になるものは様々で加齢や産後などのホルモンバランスの乱れや頭皮のトラブル、内科的な疾患に生活習慣・過度なダイエットなど多岐にわたります。
まずはご自身の薄毛や抜け毛の原因になっていると考えられるものを解説していき、その後病院に行くなら何科にかかるべきなのかをお話させて頂きますので、心当たりがあるものを参考にして下さい。
女性の薄毛や抜け毛の原因:ホルモンバランスの乱れ
一つ目の女性の薄毛や抜け毛の原因として、ホルモンバランスの乱れが考えられます。2種類ある女性ホルモンの内、エストロゲンには髪の毛の成長を司りプロゲステロンは髪の毛自体の寿命を延ばすという役割を持っています。
女性は30台後半頃からプレ更年期・40代後半には更年期が始まるとされ、これは卵巣内にある卵胞の数が急速に減少する事で起こり、それに伴って両方の女性ホルモンの分泌が乱れ自律神経のバランスが崩れる事で起こるものです。
また、出産後には妊娠を維持する為に一定量の女性ホルモンが分泌されますが、出産と同時に急速に減少し妊娠前以下にまで下がってしまう事でも抜け毛が増える事があります。
また過度なダイエットや生活習慣の乱れによってもホルモンバランスは乱れ、抜け毛が増え薄毛になってしまうので注意しましょう。
女性の薄毛や抜け毛の原因:内科的疾患や皮膚疾患
女性の薄毛や抜け毛の原因2つ目は、内科的疾患や皮膚疾患による薄毛や抜け毛です。
薄毛や抜け毛を起こしてしまう内科的な疾患には、内分泌系異常の甲状腺疾患や膠原病などがあり、皮膚疾患には真菌・細菌による感染症や湿疹・皮膚炎、頭皮の皮脂が過剰に分泌される脂漏性皮膚炎、抗がん剤や降圧剤・抗不安薬など服用している薬が原因の薬剤性脱毛症などがあります。
その他には自己免疫細胞が何らかの原因によって暴走してしまう事で起こる円形脱毛症、頻繁にパーマやヘアカラーを繰り返す事で頭皮がダメージを受けてしまい炎症を起こしてしまう等も内科的疾患や皮膚疾患での薄毛や抜け毛の原因になります。
女性の薄毛や抜け毛の原因:偏った食生活
好き嫌いによる偏った食生活や1種類の食品だけを食べるダイエット、忙しさや面倒が原因でファストフードやコンビニ・外食ばかりという事も、女性の薄毛や抜け毛の原因の一つになります。
節約の為に野菜不足になっていたり、コーヒーやアルコールの摂取頻度が高い方も体内の酸とアルカリのバランスが崩れてしまい、薄毛や抜け毛が増えてしまう事に繋がってしまうのです。
脂質や糖質の多い食生活も問題ですが、反対に全く摂取しないと栄養バランスが崩れてしまうので、適度に摂取する事が必要になります。
また、食事の量が少なすぎても多すぎても体に負担をかけてしまい、栄養不足または血流悪化を招く恐れがあるので注意しましょう。
女性の薄毛や抜け毛の原因:ヘアスタイル
仕事上必要だとしても毎日同じヘアスタイルできつく結んでいるなどすると、頭皮の同じ場所に負担がかかり血行不良になってしまって抜け毛が増え、薄毛になることがあります。
髪の毛を常に下ろしている方でも、エクステを付けていたり毎日ヘアアイロンで髪の毛を伸ばしていると髪の毛が引っ張られている状態が長くなり、牽引性脱毛症になってしまうのです。
ポニーテールやおだんご、ツインテール・きつい三つ編みや編み込みなどのヘアスタイルは頭皮に負担がかかりやすいので、髪の毛を結ぶ場所を変えたり休日には髪の毛を下ろす・エクステを止めるなどの対処が必要になります。
女性の薄毛や抜け毛の原因:ストレス
過度のストレスがあったり長期間ストレスにさらされる事も、女性の薄毛や抜け毛の原因になるという事が分かっています。
ストレスだと感じる事が続くと免疫機能に異常をきたしてしまいますし、自律神経のバランスを崩すことによる血流悪化・成長ホルモン分泌量の低下など、髪の毛の成長に対して悪影響を及ぼすのです。
そしてストレスは体内で活性酸素を作る原因にもなり、活性酸素が毛母細胞の働きを弱め抜け毛が増え、進行してしまうと薄毛になります。
女性の薄毛や抜け毛の原因:ピル
女性特有の薄毛や抜け毛の中には、避妊や生理の周期を正しくするために服用するピルが原因になってしまう事もあります。
ピルは服用する事で女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量を増加させるのですが、何らかの理由により服用を止めてしまうと分泌量が通常に戻る為に一時的にですが抜け毛が増え薄毛になるという現象が起こる為です。
別の原因で起こっている抜け毛や薄毛をピルの服用を続けながら治療していく場合は、男性ホルモンの分泌を高めない第3世代か第4世代のピルを服用する事をおすすめします。
女性の薄毛や抜け毛は何科の病院で治療する?
現在薄毛や抜け毛で悩んでいる女性が病院での治療を希望する場合、何科へ行けばよいのか分からないことも多いでしょう。
頭皮にかゆみや湿疹などの異常があるか、または加齢や産後でホルモンバランスが崩れている可能性がある、ストレスや体調不良を抱えているなどの症状によって相談する診療科が変わりますので、以下の項目に照らし合わせて何科にかかると良いのかを選んで下さい。
頭皮に異常がある場合は何科の病院で治療する?
フケや頭皮のかゆみなどがあり抜け毛が増えていたり、湿疹が出来て薄毛になっている場合は、まず皮膚科病院へ相談して治療することがおすすめです。
頭皮は全身の皮膚の一部ですし、皮脂の分泌異常や頭皮環境が悪化している場合は皮膚の専門家である皮膚科で診断してもらいましょう。
皮膚科で治療してもらっても薄毛や抜け毛が治らず発毛しない場合は、皮膚科以外の領域である可能性が高いので他の可能性がある症状を医師に伝え、該当するであろう診療科へ相談してください。
産後脱毛症は何科の病院で治療する?
産後脱毛症が原因で薄毛や抜け毛の治療をしたい場合に何科の病院に行けばよいのか、という時には出産した産婦人科の病院に相談しましょう。
基本的に産後脱毛症の場合は自然に発毛していくものではあるのですが、生活の変化や母乳育児などによって栄養不足や疲労・ストレスが関係している事もあります。
出産した病院であれば産後の指導や相談が出来る助産師や保健師がいる事も多いですし、もちろん産婦人科医に相談も出来ますが、出産後1年以上治らない抜け毛や薄毛の場合は出産が原因ではない場合が多いので、まずは皮膚科へ相談することがおすすめです。
ストレスを感じている時は何科の病院で治療する?
頭皮に炎症や湿疹などが無く、抜け毛が増えて全体的に薄毛になっている場合は精神的ストレスから休止期脱毛症を発症している可能性があります。
抜け毛が増えた時期から2~3ヵ月ほど前に強いストレスを感じたり、睡眠がしっかりと取れていない・息苦しさや不安感が強いなどの症状が出ていて皮膚科的な疾患が無い場合は内科や心療内科で治療出来る事が多いです。
ストレスには精神的なものと身体的なものがありますが、ストレスで起こる休止期脱毛症とは過剰なストレスにさらされる事で副腎皮質刺激ホルモンや副腎アンドロゲン(男性ホルモン)・スーパーオキシド(活性酸素)の分泌が増加し、成長するはずの毛包が休止期に移行してしまう現象を指します。
異常に分泌してしまったホルモンや活性酸素を抑制させる為にも、まずは内科で検査をしてから適切な診療科へ相談するようにしましょう。
体調不良の症状がある時は何科の病院で治療する?
抜け毛や薄毛以外に無気力になる・疲れやすい・むくみ、女性であれば無月経や過多月経などの症状がある場合、甲状腺ホルモンの分泌に異常をきたしている場合があります。
また、顔面や耳・手指に赤い発疹が出来たり目や口内の乾燥、関節の激しい痛みや腫れなどがある場合は免疫機能の異常、その他には糖尿病や貧血・栄養不足の場合でも抜け毛が増えて薄毛になることが多いです。
これらの症状と抜け毛や薄毛が同時にある場合、何科の病院に行くのが良いのかと悩むかもしれませんが、まず抜け毛や薄毛は皮膚科を受診し、他の症状を説明して医師が内科などの受診が必要だと判断されたら他の科を受診するようにしましょう。
病院の処方薬で発毛はするのか?
女性の薄毛や抜け毛の原因には様々あり、病院と言っても何科にかかるかで処方薬も変わる為、一概に必ず発毛するとは言い切れません。
内科的な疾患で抜け毛が増え薄毛になっているのであれば、その原因になっている疾患を治療する事で発毛する事は可能です。
女性型脱毛症と言われるFPHLは根本的な原因が解明されていない事もあり、特効薬と言える処方薬が無いため一般的にはミノキシジル外用薬や髪の毛に必要な栄養を詰めたサプリを処方薬とする事が多くあります。
皮膚疾患が原因で起こる女性の薄毛や抜け毛は処方薬で発毛する?
皮膚疾患が原因で起こった女性の薄毛・抜け毛の場合、皮膚科の処方薬として抗アレルギー薬やステロイド外用薬、抗真菌薬・血流改善薬などが使われます。
また薬用シャンプーなどを処方される場合もあり、医師の指示通り適切に治療を行っていくことで症状が改善していけば発毛も可能です。
短期間での治療は難しく、完治までに数ヵ月程かかる事もありますので、治療を受ける際は処方薬の使用と共に生活習慣を見直したり食生活に気を付けるなども必要になるでしょう。
内科的疾患が原因で起こる女性の薄毛や抜け毛は処方薬で発毛する?
甲状腺疾患や膠原病、糖尿病などの内科的な疾患が原因で起こる女性の薄毛・抜け毛の場合、原因となる疾患の処方薬を服用していくと薄毛や抜け毛が改善されて発毛する事が多いです。
薄毛・抜け毛が酷い場合には血流促進する為の外用薬を処方してくれる事もあります。
基本的に長期間の治療が必要になる場合が多いので、決められた用法・用量を守って処方薬を服用・使用していくことが必要になり、発毛自体も長期的な目で見て行かなくてはいけませんので、帽子やスカーフ・ウィッグなどを使用する方も多いです。
その他の原因で起こる女性の薄毛や抜け毛は処方薬で発毛する?
例として円形脱毛症であれば抗アレルギー薬やステロイド薬、抗炎症剤などを処方薬として使用し、髪が長期間引っ張られる事で起こる牽引性脱毛症であればサプリメントを処方薬とするなど、女性の薄毛や抜け毛は原因に合わせて様々な処方薬が使われます。
ただ、確実に発毛できるかと言われると、個人の体質や生活習慣、処方薬を正しく使用・服用しているか等も関わってくる為、処方薬さえあれば発毛しますとは言い切れない部分があります。
まとめ
今回は、女性の薄毛や抜け毛は病院の何科で治療するのが良いのか?処方薬で本当に発毛が可能なのかについて解説させて頂きました。
抜け毛が増えてくると、薄毛になってしまうという不安から症状が悪化する事があるので、なるべく早い段階で病院で診断を受け、治療を開始することがおすすめです。
何科に行けばよいのか分からない時は、まず皮膚科で皮膚疾患がないかを診てもらい必要な検査を受けて適切な診療科を教えてもらいましょう。
特にどの科が良いということも無く、皮膚科での治療で効果が出ない場合は日常生活に原因を抱えている場合が多いので、薄毛の専門家へ相談する事で症状が改善し、発毛する事が出来ます。
薄毛・抜け毛で悩んでいるだけでは症状が悪化してしまい改善する事が無いので、一日でも早く相談してみてください。