2000年初頭から話題になり、今では多数の有名人から一般の方まで行っている方が増えた湯シャンですが、ハゲ対策としては効果なしという声も多く聞かれます。
湯シャンがハゲ対策として効果なしだと言われるのは、実践している方の向き・不向きも関係しているので、一概に湯シャンをするとハゲるとは言えないのが現状です。
そこで今回は湯シャンのメリット・デメリット、湯シャンを続けるとハゲるのかについて、徹底的に解説していきましょう。
湯シャンをおすすめ出来る人とできない人に関しては、以下の動画でも見分け方を紹介していますので、是非参考にしてみてください。
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湯シャンはハゲ対策として効果なしと言われる理由
「髪の毛や頭皮に良い」「抜け毛が減った」など、良い評判がある一方で「ハゲ対策に湯シャンは効果なし」と言われてしまうのは一体何故なのでしょう?
湯シャンには過剰な皮脂の分泌を抑える効果があることから、乾燥やアトピー疾患によるかゆみが原因のハゲ対策には効果があるのですが、AGAや円形脱毛症・薬剤性脱毛症などのハゲ対策としては効果なしだと言えます。
何故湯シャンがハゲ対策として効果が無しと言われる?
AGA・円形脱毛症・薬剤性脱毛症は頭皮の環境だけが原因で薄毛になるものではなく、AGAなら遺伝・円形脱毛症は自己免疫・薬剤性脱毛症は疾患や疾病の治療に必要な薬剤の副作用が主な原因になるものです。
ですので湯シャンでいくら頭皮環境を整えようとしても、原因が頭皮環境でない限り抜け毛が減ることは無くハゲることに対しての効果はありません。
特に男性の場合は遺伝から起こるAGAでハゲる方が多いため、湯シャンを行う事がハゲ対策にならないと言われる理由となります。
湯シャンのメリット4つ
湯シャンが直接的なハゲ対策にならないとはいえ、頭皮環境を整えるという面ではメリットともなります。
ただし、デメリットを感じる方もいますので万人に効果があるものとは言い切れません。
湯シャンのメリットには以下のようなものがあります。
- 皮脂の過剰な分泌を抑制する
- フケやかゆみ・乾燥を抑える
- 化学物質の刺激から頭皮を守る
- 髪の毛にハリやコシが戻る
- 抜け毛が減少する
湯シャンのメリット:皮脂の過剰分泌を抑える
シャンプーを使うと洗浄成分によって必要な皮脂まで洗い流し、さらに良い働きをする常在菌まで流してしまうので、皮脂の過剰分泌を起こす事がありますが、湯シャンであれば余分な皮脂や常在菌のみが洗い流されるので適切な皮脂量を保つことが出来ます。
湯シャン後には適切な量の皮脂と汗が天然の保湿クリームのような働きをする皮脂膜を構成し、紫外線や乾燥から頭皮を守り保湿・保温され血行が促進する事で毛乳頭細胞まで必要な栄養素が届くようになるのです。
湯シャンのメリット:フケやかゆみを抑える
湯シャンをすると頭皮が乾燥しなくなるので、フケやかゆみを起こしにくくなります。
またシャンプーのすすぎ残しの心配も無くなり、吹き出物や炎症が起こることも無くなるので頭皮のトラブルを防ぐことに繋がるのです。
シャンプー剤自体が体に合っていなかった方も、もちろん湯シャンにする事でシャンプーを使わなくなるのでフケやかゆみが解消されます。
湯シャンのメリット:髪の毛にハリ・コシが戻る
湯シャンを続けていくことで頭皮が適切な環境となり、血流が促進され髪の毛にハリやコシが戻ります。
これはシャンプーの界面活性剤や防腐剤などの化学物質が経皮吸収されなくなり、髪の毛を作る細胞に対してのダメージが無くなることで健康な髪の毛になるのです。
また、湯シャンをする事で本来の身体が持っているバリア機能を高めるので、頭皮・髪の毛の潤いが戻り髪質改善にもなります。
湯シャンのメリット:化学物質の刺激から身を守り抜け毛が減る
またシャンプーには皮膚に対して刺激が強い界面活性剤や防腐剤が配合されている事が多く、頭皮だけでなく全身の皮膚にまで影響が出て首回りや背中に吹き出物・湿疹が現れる事もあります。
そういった方は湯シャンをする事で肌が綺麗になる事もありますし、頭皮を刺激する事が無くなるために抜け毛が減るという事もあるのです。
また日本皮膚科学会が提示している接触皮膚炎診療ガイドライン2020によると、シャンプーによく含まれている防腐剤がアレルギー性接触皮膚炎の原因として挙げられており、頭皮が炎症を起こすと抜け毛が増える事から湯シャンは頭皮への刺激を軽減し抜け毛を減らす事が可能であると言えるでしょう。
湯シャンのデメリット4つ
湯シャンのメリットに続いて、湯シャンをする事で起こり得るデメリットは以下の通りです。
- べたつきや臭いが気になる
- 髪の毛のツヤが無くなる
- スタイリング剤が落ちない
- 時間がかかる
湯シャンのデメリット:べたつきや臭いが気になる
湯シャンだと界面活性剤を使わない為、皮脂の分泌が多い方だと不要な皮脂を落としきれずべたつきや臭いが残ってしまいがちになります。
元々乾燥して皮脂の分泌が多くなっている場合であれば徐々に適切な皮脂分泌に戻るのですが、脂性肌の方ですと湯シャンのメリットを感じられず合わないと言わざるをえません。
湯シャンのデメリット:髪の毛にツヤが無くなる
また、シャンプーやトリートメントなどに配合されているコーティング剤を使わなくなるので、髪の毛にツヤが無くなり手触りが悪く感じられる事もあります。
湯シャンにする事で外部からコーティングされなくなり、本来の髪の毛にあるキューティクルのみになるので、多少ツヤが無くなってしまうのは仕方ないことなのです。
湯シャンのデメリット:スタイリング剤が落とせない
ヘアワックスやムース・スプレーは湯シャンだけでは落としきれませんので、毛穴や髪の毛に残ってしまい頭皮環境を悪化させることがあり、かゆみやフケ・臭いの原因にもなるのでスタイリング剤を良く使われる方はシャンプーを使用することをおすすめします。
スタイリング剤を使いながらも湯シャンを行いたいという方は、水溶性のスタイリング剤を使用するようにすれば湯シャンでも成分をある程度落とせるようになるのですが、基本的には油性でシャンプーで無いと落とせないものが多いのでスタイリング剤を頭皮近くまで使用せず、シャンプーを髪の毛だけにつけて確実にスタイリング剤を落とす事が必要です。
湯シャンのデメリット:時間がかかる
湯シャン自体に慣れない間はシャンプーを使用する時よりも時間がかかります。
これは湯シャンの正しい方法を確実に行う為には必要な時間でもあるので、慣れるまではある程度仕方ないことです。
さらに湯シャンの効果を実感するまでにも期間が必要になります。
脂性肌だと思っていても、元々が乾燥肌であれば湯シャンを行う事で気になっていた頭皮のべたつきが解消されていくのですが、身体が皮脂の分泌が過剰になっていると気づき適正な量を分泌させるためには、最低でも2週間程度の期間が必要になるという事です。
正しい湯シャンのやり方
湯シャンは正しいやり方を行う事で効果を発揮するものですが、間違った方法で行うと頭皮環境を悪化させてしまう恐れがあります。
正しい湯シャンのやり方をご紹介していきますので、これから挑戦しようと思っている方や現在湯シャンを行っていても効果が得られていない方は、以下の正しい湯シャンのやり方を見て参考にして下さい。
正しい湯シャンの方法:シャンプーの使用回数を徐々に減らす
これまでシャンプーを使っていた方がいきなり湯シャンのみにすると、頭皮の汚れを落としきることが難しく臭いやベタつき・かゆみが気になってしまう事になりかねません。
湯シャンを始める際には週に1回や2~3日に1回程度を湯シャンの日にし、徐々に湯シャンの回数を増やしていくことがおすすめです。
頭皮環境は急に改善するものではありませんので、数ヵ月をかけてシャンプーを使う頻度を減らしていくと考えましょう。
正しい湯シャンの方法:頭部全体をブラッシングする
まずは髪の毛を濡らす前に頭部全体をブラッシングしてください。
ブラシの種類は毛先が丸く頭皮に傷を付けないもので、清潔を保つためにも丸洗いできるブラシがおすすめです。
髪の毛を濡らす前にブラッシングする理由には、髪の毛についたホコリなどの汚れを落ちやすくすることと、頭部全体をブラッシングする事による頭皮の血行促進という2つの意味があります。
ブラッシングの方法としては、まず毛先の絡まりをほどいてから前頭部をオールバックになるようなイメージで根元から梳き、サイド~襟足までも頭頂部に向かって根元から梳いていくようにしましょう。
正しい湯シャンの方法:湯船に浸かって毛穴を開く
毎日湯船に浸かっている方は、髪の毛を洗う前に一度湯船に浸かって毛穴を開き、皮脂汚れを落ちやすくしましょう。
日頃シャワーばかりだという方も、湯シャンをする時は湯船に浸かる事をおすすめします。
しっかりと湯船に浸かって体を温める事で毛穴を開き、頭皮の汚れを落ちやすくすることで湯シャンのデメリットでもあるフケやかゆみ・臭いの原因を取り除くことになります。
また40℃以下のお湯を洗面器に溜めて頭部を直接漬けて温める事も、頭皮の毛穴を開く方法としておすすめです。
正しい湯シャンの方法:シャワーの温度を38~40℃にする
身体が温まったら38~40℃に設定したシャワーで、根元までしっかりと髪の毛を濡らしましょう。
シャワーヘッドは離して使うよりも、頭に近づけ頭皮にまでシャワーのお湯を行き渡らせるようにし、空いた方の手を使って髪の毛をかき分けながら全体をしっかり濡らしてください。
皮脂は37℃以上で溶け始めるのですが、40℃を越えるお湯では頭皮を乾燥させてしまう事に繋がってしまうので、38~40℃程度のお湯を使うという事を守りましょう。
正しい湯シャンの方法:指の腹でマッサージをするように頭皮を洗う
しっかりと頭皮全体濡らすことが出来たら、髪の毛をこすってしまわないように頭皮をもみ洗いしていきます。
爪を立てないよう指の腹を使い、軽くマッサージするように満遍なく頭頂部から生え際まで、心地良いと感じる強さで行ってください。耳の裏や襟足・首回りは忘れやすい箇所ですので気を付ける事が必要です。
爪が長い方はシャンプーブラシを使用する事もおすすめですが、清潔な状態を保つよう使用後はしっかりと洗って水気を切り、湿度の低い場所で保管するようにしましょう。
この時にシャワーヘッドを近づけてお湯を流しながら行うと摩擦が起こりにくく、浮かせた皮脂汚れなどの再付着を防げるのでおすすめです。
正しい湯シャンの方法:しっかりとタオルドライする
マッサージを行いしっかりとすすいだ後は、乾いたタオルで頭部を包み押さえるようにしながら水分を吸収させます。
髪の毛が長い方はタオルで髪の毛を挟み込み、ポンポンと軽く叩くようにして水分をタオルへと移しとるようにし、髪の毛から水分が滴り落ちない程度までタオルドライしましょう。
ゴシゴシと頭皮をこするようにタオルドライしてしまうと、髪の毛のキューティクルが剥がれたり頭皮をこすって強い刺激を与えてしまう事になるので避けてください。
タオルドライを十分に行う事で、ドライヤーを使う時間を短くし熱による乾燥を防ぐことも出来ます。
正しい湯シャンの方法:正しいドライヤーのかけ方で頭皮や髪の毛を乾かす
タオルドライを十分に行ったら、続いてはドライヤーを使って頭皮や髪の毛を乾かしていきましょう。
出来るだけ温風を使う時間を少なくし、頭皮が乾燥しすぎてしまわないようにする事が重要です。
髪の根元を中心に乾かしていくのですが、まずは乾かしにくい襟足~後頭部から耳の後ろ、頭頂部や前頭部の順に乾かすとドライヤーの使用時間が短く済みます。
ドライヤーは髪の毛から20cm程度離し、常に動かしつつ同じ箇所に熱が当たらないよう左右に振りながら乾かすようにし、80%程乾いたら冷風に切り替え、全体をクールダウンさせるようなイメージで毛先まで乾かしましょう。
湯シャンがハゲ対策にならない人
湯シャンは頭皮環境を改善させることが出来るものではあるのですが、どうしても湯シャンが合わずハゲ対策にならないという方もいます。
どういった方に湯シャンが不向きでハゲ対策にならないのか、この点についても解説させていただきましょう。
湯シャンがハゲ対策にならない人:脂性肌の人
元々皮脂の分泌量が多い方は湯シャンだけでは皮脂を落としきることが難しく、頭皮のべたつきや臭いが気になってしまう事が多いので、湯シャンへの切り替えはハゲる事への対策としておすすめ出来ません。
ただし、頭皮が乾燥している事から皮脂の分泌が過剰になっている場合は、シャンプーの選び方や使い方が間違っている事がありますので、脂性肌の中でも湯シャンへの切り替えが可能な方もいます。
頭皮のべたつきが気になる方で湯シャンを試してみたい方は、ある程度べたつきが気にならない季節で外出の機会が少ない時期を選び、数週間ほど試してみた結果で継続するかどうかを決めるようにしましょう。
湯シャンがハゲ対策にならない人:スタイリング剤を使用する人
毎日のようにスタイリング剤を使用する方の場合は、湯シャンだけではスタイリング剤を落とす事が出来ないので、ハゲる事への対策としてはおすすめ出来ません。
ワックスやスプレーはシャンプーを使わなければ落とすことが出来ず、頭皮や髪の毛に残ってしまうと頭皮トラブルの原因になってしまいます。
また紫外線予防にと日焼け止めを髪の毛に使う場合でもシャンプーは必要になりますので、スタイリング剤や日焼け止めを使わない休日時のみ湯シャンにする、という形をとるのであれば湯シャンは可能です。
湯シャンがハゲ対策にならない人:入浴やシャンプーにかける時間が短い人
湯シャンをしようと考えた方の中には、シャンプーの節約や手間が面倒で時間をかけたくないという方もいるようですが、湯シャンは普段のシャンプー以上に手間をかけるものですので、そもそも時間がかかります。
慣れればそこそこ短時間で済ませられるようにもなっては来るのですが、やはり最初は洗い残しを防いで皮脂の分泌が適切な状態になるまでは10~20分程度かかるものだと考えておいた方が良いでしょう。
ブラッシングや湯船に浸かって毛穴を開く時間も必要になりますので、入浴やシャンプーにかけられる時間が短い方はハゲる事への対策として湯シャンを続ける事が不向きだと言えます。
湯シャンをするとハゲる可能性がある人もいます
上記3点に当てはまる方の場合、湯シャンをし続ける事でハゲる可能性が高くなる場合があります。
湯シャンだけでは過剰な皮脂の分泌を抑えることが出来ず、毛穴の詰まりをおこしたり頭皮環境が悪化する恐れがありますし、またそもそも入浴の時間が短く頭皮をしっかりと洗えていない場合もハゲる可能性を高くしてしまうので注意しないといけません。
こういった方は湯シャンではなく、普段使っているシャンプーを見直したりシャンプーの方法を正しい方法に変える事でもハゲ対策になりますので、一度ご自身が普段行っているシャンプーの方法やシャンプー自体を変えてみる事をおすすめします。
まとめ
今回は湯シャンがハゲ対策に効果なしと言われる理由や、湯シャンを続けるとハゲる可能性があるということについて解説いたしました。
湯シャン自体にはメリットもあればデメリットもあり、抜け毛や薄毛が気になる方には不向きの場合もあるということ、そしてAGAが原因の薄毛には湯シャン自体効果なしであるという事が分かって頂けたかと思います。
主に遺伝が原因のAGAには湯シャン以外に日常生活において必要な対策や治療法がありますので、まずは専門家にご自身の薄毛がAGAなのか、また別の原因があるのかを見極めてもらう事が必要です。
湯シャンを行う前に、まずは薄毛の専門家へ気軽にご相談ください。
参考文献
公益社団法人日本皮膚科学会 接触皮膚炎診療ガイドライン2020
あすか製薬 男性ホルモン研究所 湯シャンは効果ないって本当?