「つむじ辺りの地肌が透けて見えてる・・・!」「もしかしてつむじハゲになってる?」と不安になり、当院へと相談される方の年齢層が若くなってきています。
ほとんどの方が通常のつむじではあるものの、少数ですがつむじハゲだと判断し治療を開始している方もいらっしゃるので、今回はご自身で通常のつむじの範囲内なのか、それともつむじハゲなのかの見分け方・どこからがつむじハゲなのかの基準を解説させていただきましょう。
また、気になるつむじの隠し方やおすすめの髪型もご紹介していきますので、つむじが気になる方は髪の毛をカットする時の参考にしてみましょう。
つむじハゲかどうかの見分け方はこちらの動画でも紹介しているので、是非ご覧になってみてください。
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つむじハゲの基準・見分け方
胎児の頃に皮膚が形成されると同時に髪の毛が形成される時に回転しながら作られる事で渦状になり、頭部全体を包み込むように髪の毛が生えていくことでつむじが出来ます。
つむじの中心は人それぞれ渦に沿って寝るように生えていたり、又は少し立つように生えていたりと様々で、つむじがはげているように見える方は頭皮に沿って寝るように生えている事が多いです。
どこからがつむじハゲなのかと不安になっている方は、まず自分の頭頂部を写真に撮りセルフチェックを行い、つむじハゲの基準と照らし合わせてみましょう。
どこからがつむじハゲ?まずはセルフチェック
どこからがつむじハゲなのか、つむじ周辺を撮影した画像と比較していただく判断基準は以下の通りです。
- つむじの中心点・・・はっきり or ぼやけている
- 毛の流れ・・・はっきり or ぼやけている
- 地肌の見える範囲・・・狭い or 広い
- 地肌と髪の毛の境界性・・・はっきり or ぼやけている
- 側頭部や後頭部と比較してつむじ付近の髪の毛・・・変わらない or 細いまたは柔らかい
- つむじ付近の地肌・・・白または肌色 or 赤または茶色がかっている
ポイントとなるものは6つで、はっきり・狭い・変わらない・白または肌色という答えであれば通常のつむじ、ぼやけている・広い・細いまたは柔らかい・赤または茶色がかっているという答えであればつむじハゲの可能性が高いです。
この他には親指と人差し指で作った円をつむじに当て、その円と比較して頭皮が透けている範囲が小さければ通常のつむじ、広ければつむじハゲの可能性が高くなるという見分け方もあります。
つむじハゲの判断基準・見分け方
実は、どこからがつむじハゲなのかという医学的な根拠は現在のところありません。
とはいえ、つむじハゲの判断基準としてはつむじ周辺の地肌が広い範囲で透けて見える、または明らかに地肌が露出している、つむじ周辺の髪の毛が細くて柔らかく他の場所との髪質が違うということがありますので、つむじハゲの見分け方として覚えておいてください。
元々つむじが広かったのかどうかの見分け方は難しく、自分では判断しづらいものですので1ヶ月に1回頭頂部の撮影を行って数ヵ月分を比較し、判断基準に沿って進行しているかを確認すると分かりやすいでしょう。
また、地肌が赤くなっている場合は炎症を起こしているか、頭皮の血流が悪化している可能性が高く、つむじハゲが進行してしまいやすいです。
つむじハゲになる原因
男性がつむじハゲになってしまう原因は1つだけではなく、いくつかの要因が絡んでいる可能性があります。
主に遺伝的なものとされるAGA(男性型脱毛症)による影響がありますが、そこに後天的な原因が重なりAGAを発症してしまうのです。
思春期以降の男性であれば、いつ発症してもおかしくないAGAですが、原因を排除していくことでAGAの進行を遅くしたり予防することが出来ます。
つむじハゲになる原因:AGA
AGAは男性ホルモンのテストステロンとⅡ型5αリダクターゼという還元酵素が結びつき、より活性化した男性ホルモン(DHT)に変化し毛乳頭にあるアンドロゲンレセプターと結合する事で脱毛因子が生成されてしまい、髪の毛の成長を止め抜け毛が増えてしまう事で起こります。
5αリダクターゼの中でもⅡ型は前頭部・頭頂部・前立腺に多く分布している為、AGAでは前頭部の生え際や頭頂部のつむじハゲといった形で現れるのです。
AGAの発症には遺伝・体質が大きく関わっているのですが、食生活や生活習慣・運動やストレスなどが要因になりDHTの働きを促進してしまうとつむじハゲを進行させ、またその要因を排除する事で予防・対策することが出来ます。
つむじハゲになる原因:食生活の乱れ
普段の食生活を見直した際、揚げ物や塩気の強いものなどファストフードやインスタント・コンビニ食が多いという場合には、食生活の乱れからホルモンバランスが乱れてしまっていることがあります。
またお酒の飲み過ぎはテストステロンの分泌を低下させてしまいますし、アルコールを分解する際に髪の毛を作るために必要なビタミンを多量に消費してしまうのです。
AGAのきっかけになるジヒドロテストステロンは、テストステロンが減少する事で増えるという特徴があるので、テストステロンの分泌量を一定に保つことがつむじハゲの予防・対策に繋がります。
つむじハゲになる原因:睡眠不足
睡眠の周期が乱れていたり夜中に何度も起きる、熟睡できている気がしないなどという自覚がある場合は、睡眠不足でつむじハゲを発症している事が考えられます。
睡眠不足が続いてしまう事で成長ホルモンの分泌量が低下し、自律神経やホルモンバランスが乱れ、全身の血流が低下してしまう事により頭皮にまで酸素や栄養を十分に届けることが出来なくなるという事が原因です。
身体自体も十分に休息を取ることが出来なくなるので、質の良い睡眠を取ることが出来るように寝る3時間前までには入浴や食事を済ませ、コーヒーやタバコは控えてしっかり眠れるようにしましょう。
つむじハゲになる原因:頭皮環境の悪化
頭皮のべたつきやフケ・かゆみがある場合は、頭皮環境が悪化している事がつむじハゲの原因になっている可能性があります。
メーカーや値段・香りだけでシャンプーを選んでいる、整髪料をしっかりと落としきれていないなどもありますが、丁寧に正しいシャンプーを行えていない、紫外線に長時間当たっている、シャンプー後に自然乾燥させているなども頭皮環境を悪化させる原因です。
頭皮環境が悪化すると頭皮の常在菌のバランスが崩れ、頭皮に炎症を起こしやすくなりますし皮脂の分泌が過剰になり毛穴をふさぐ、乾燥してしまいフケやかゆみが出るなど髪の毛の育成に悪影響な事ばかりですので、正しいシャンプーやドライヤーの方法を実践し、頭皮を乾燥させず皮脂の分泌を正常に保てるようにしましょう。
つむじハゲになる原因:ストレス
過剰にストレスを受けている時、人の体の中では自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れ、免疫力や新陳代謝の低下、血管の収縮などが起こります。
これらは身体的な不調の原因にもなりますが頭皮への影響も大きく、ヘアサイクルの乱れ・抜け毛の増加・髪の毛の成長抑制などの原因にもなるのです。
ストレスを感じないようにする事は難しいですので、出来るだけ毎日数分づつでもストレスを緩和できるようリラックスする時間を設け、こまめに発散する事をおすすめします。
つむじハゲになる原因:頭皮への過剰な刺激
ヘアカラーやパーマを頻繁に行っている、強い力で頭皮マッサージをしている、洗浄力が強いシャンプーを使用しているなどは、頭皮に強い刺激を与えてしまいつむじハゲの原因になります。
ヘアカラーやパーマは月に1回程度にとどめ、頭皮を痛めないような施術をプラスで行って貰う、また頭皮に対して刺激の少ないシャンプーを使う事が大切です。
シャンプーの選び方は頭皮の肌質にもよりますが、基本的には「ココイル○○」「ラウロイル○○」と記載されているものが成分表示の2~3番目に記載されているものを選ぶことがおすすめで「ラウレス硫酸Na」「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」「ラウリル硫酸Na」は洗浄力が強いので元々皮脂分泌の多い方以外は避けるようにしましょう。
つむじハゲの隠し方・似合う髪型5選
つむじハゲになってしまったと感じている方の中には、目立たないような隠し方をしているつもりでも、反対につむじを隠している事がバレバレな隠し方になっている事がよくあります。
長く伸ばした髪の毛をかぶせて隠しているのに、かぶせている部分が割れて頭皮が透けているという方、かぶせ方が甘く動きに合わせて部分的に落ちてしまうなどは、あまりカッコイイ隠し方とは言えません。
つむじハゲになってしまった原因を排除して対策を行い、髪の毛が増えてくるまでの間に出来るカッコイイつむじハゲの隠し方と言える髪型をご紹介していきますので、是非美容院へ行く際の参考になさってください。
つむじハゲのカッコイイ隠し方
現在壮年と言われる年代以上の方には、バーコード状に側頭部の髪の毛を使って隠している髪型の方が一定数いらっしゃいますが、あまりカッコイイと言えないという意見が多く「どうせならスキンヘッドにすればよい」という声が多いです。
つむじハゲは本人にはコンプレックスでしかなく隠したいものでも、第三者からはあえて見せてしまう方が潔く、カッコイイと映る事もあります。
とはいえ会社自体がスキンヘッドを許さない場合や、似合わないという方がどういった髪型にすればカッコイイ隠し方になるのか、という点でつむじハゲをカッコよく隠せる髪型をご紹介していきましょう。
つむじハゲにおすすめの髪型:おしゃれ坊主
あえて全体を短くしてしまうおしゃれ坊主は、つむじハゲの隠し方の中で一番勇気が必要かもしれません。
それでも一番おすすめしたい髪型で、短く刈り上げて頭皮の透け感を馴染ませることでつむじハゲを上手く隠すことが出来ます。
トップの部分のみを少し長めに残し、サイドまでをグラデーションにする事でソフトモヒカンにもできますし、トップのみ多少カラーを入れたりサイドまでをフェードカットにしてラインアートを楽しむ事も可能です。
ソフトモヒカンの髪型を検索して、好みのものを美容師や理容師に見せて相談してみてください。
つむじハゲにおすすめの髪型:ツーブロックショート
頭頂部を髪が立つ程度まで短くカットしつつもショートスタイルを残し、サイドから襟足までを短く刈り込んだツーブロックショートもつむじハゲにおすすめの髪型です。
あまり短くしたくない場合はつむじ部分にボリュームが出るように、根元から立ち上がるパーマをかけるか、つむじの場所がずれたように見せるセットをするなど、隠し方を工夫することが出来ます。
スタイリング剤が必要不可欠になりますので、頭皮に付いてしまわないようにする事はもちろん、帰宅後にはしっかりとシャンプーで洗い流しましょう。
つむじハゲにおすすめの髪型:オールバック
少し長めの髪の毛が必要になりますが、サイドを刈り上げスッキリとさせトップのボリュームを作りながらオールバックに流すと、大人っぽいダンディさを演出することが出来ます。
髪質がストレートな方でも癖っ毛の方にもおすすめ出来る隠し方ですし、顔の形や雰囲気によってサイドはフェードでも多少長さを残すでも自在です。
セットする際もドライヤーで後ろに流す癖を付けたら、ワックスやムース・ジェルなどお好みの質感を演出できるスタイリング剤を手のひらで伸ばし、もみ込んだ後は手ぐしかコームで形を整えるだけと簡単に決まります。
つむじハゲにおすすめの髪型:ショート
全体的な髪の毛の流れを前ではなくつむじ方向に流すスタイルのメンズショートも、つむじハゲの隠し方としては定番です。
前の方に流れてしまう癖がある方は、パーマなどでボリュームを付けて後ろへ流すとセットがしやすくなりますし、パーマを控えたい方はドライヤーで後ろへ流れるようにくせを付けてからセットするようにしましょう。
ビジネスマンに一番おすすめ出来る髪型ですし、清潔感を演出しつつつむじハゲを隠すことが可能で、アレンジもスタイリング次第で自在に出来ます。
つむじハゲにおすすめの髪型:スキンヘッド
会社で許されるのであれば、一番つむじハゲが目立たなくなる隠し方としてスキンヘッドは効果的です。
ただし、こまめにメンテナンスをする必要がありますので、ご自身でバリカンやカミソリを用意する必要がありますし、週に1回程度は全体を剃り上げないと伸びてきた髪の毛でつむじハゲが目立ってしまうので注意しましょう。
美容院では理美容法でカミソリが使えませんので、人にやってもらうのであれば理容院(床屋)で行って貰う必要があります。
ご自身でカミソリを使う場合、頭皮を傷つけてしまう可能性も高いですので、出来れば理容院を利用することがおすすめです。
まとめ
今回はどこからがつむじハゲかの基準や、つむじとつむじハゲの見分け方、つむじハゲにおすすめの隠し方・髪型を解説いたしました。
どこからがつむじハゲなのか、またつむじとの見分け方は元々のつむじによっても変わりますが、渦のぼやけ方や頭皮の透け感を一定の期間で観察する事で見極める事が可能ですので、つむじハゲの進行に不安がある方はセルフチェックの判断基準を基に照らし合わせてみてください。
また、ご自身のつむじが第三者から見た基準以上なのか、どこからがつむじハゲなのかの基準とどう違うのか不安な場合は、薄毛の専門家に見てもらう事が一番の見分け方になりますので、気軽に専門家へ相談してみましょう。