豆乳に薄毛改善効果あり?大豆イソフラボンの発毛効果を解説

美容や健康に良いと言われる豆乳には、大豆イソフラボンが含まれていることから薄毛改善効果もあると言われています。

以前「大豆イソフラボンは抜け毛や薄毛予防に効果的?有効成分や効率的な1日の摂取量を解説」でも解説した大豆イソフラボンを、手軽に毎日推奨される量を摂取することが出来るのが豆乳です。 

今回は、なぜ大豆製品の中でも豆乳がよいのか、豆乳に含まれる大豆イソフラボンやその他の成分が持つ薄毛改善・発毛効果について詳しく解説させていただきます。

目次

豆乳に薄毛改善効果がある理由とは?

豆乳とは、水に浸した大豆をすりつぶしたものに水を加えて煮詰めたものを漉したもので、大豆の栄養がめいっぱい詰まった栄養たっぷりの飲料です。
良質な植物性タンパク質を多く含み、他には大豆イソフラボン・サポニン・レシチンなど、肥満予防や生活習慣病予防・美肌作り・発毛といったことに効果を発揮します。

この豆乳に含まれている栄養素が、なぜ薄毛改善効果に繋がるのかという点について解説していきましょう。

豆乳に含まれる成分が薄毛改善に効果あり

髪の毛は、食事から摂取したタンパク質を基に分解されたアミノ酸から生成されるケラチンが主な成分ですので、良質な植物性タンパク質が豊富な豆乳は、健康な髪の毛を育て薄毛を改善する効果が期待されています。
さらに血行を促進する成分が豊富なため、髪の毛を育てるために必要な栄養素を頭皮にまで届けられるようになる事でも、薄毛を改善して発毛させることに繋がるのです。

また大豆イソフラボンは美しい髪の毛を維持する女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きがあり、新陳代謝の促進やAGA発症のきっかけとなる5αリダクターゼの働きを阻害するなどするため、豆乳は薄毛改善や発毛に効果があると言われています。

薄毛改善に効果的な豆乳に含まれる栄養素

豆乳には大豆タンパク質・大豆イソフラボンが含まれているために、薄毛改善・発毛効果が期待されているのですが、実はこれら以外にも健康な髪の毛を育てるために必要な栄養素が豊富に含まれています。

各栄養素がどのように薄毛改善・発毛に効果的な働きをするのか、詳しく解説していきましょう。

豆乳に含まれる栄養素:大豆イソフラボン

薄毛改善・発毛に効果がある豆乳の代表的な栄養素が、先ほどもご紹介した大豆イソフラボンです。
大豆イソフラボンには5αリダクターゼの働きを抑制する・髪の毛にハリやツヤを与え太く育てるという2つの薄毛改善・発毛効果が期待されています。

また、豆乳を飲む事で女性ホルモンの働きを活性化させ、男性ホルモンを弱めてヘアサイクルを正常化させることや、皮脂の分泌を正常化させることで頭皮環境を適切にする、体内が酸化するのを防ぐ抗酸化作用があるという面でも、豆乳は薄毛改善・発毛をサポートしてくれると言われているのです。

豆乳に含まれる栄養素:大豆タンパク質

2つ目の豆乳の代表的な栄養素は、髪の毛を作るために必要不可欠な栄養素でもある大豆タンパク質です。
タンパク質は筋肉を作り全身の血流を促進させる為にも必要ですが、髪の毛の主成分にもなり太く強い髪の毛を作るためには必須の栄養素でもあります。

普段の食事でタンパク質が不足している場合、生命維持に必要な臓器へと先に送られてしまい髪の毛に届かなくなる事から薄毛を進行させてしまいますので、手軽に摂取しやすい豆乳で良質な大豆タンパク質を摂取する事は、薄毛改善・発毛に効果的なのです。

豆乳に含まれる栄養素:サポニン

豆乳に含まれるサポニンには、血液中の不要な脂質を除去する作用や抗酸化作用があり、血液をサラサラにして頭皮にまで髪の毛に必要な栄養素を届けやすくする・老化を予防するなどの働きがあります。
健康な髪の毛を作るためには頭皮の血流が良く、しっかりと酸素や栄養素が届けられる事が必要ですので、サポニンは薄毛改善・発毛に効果があると言えるのです。

また、サポニンには脂肪の吸収を抑制し便通を良くする作用もあるため肥満予防にも効果があり、身体の酸化を予防して老化を防ぐアンチエイジング効果にも優れています

豆乳に含まれる栄養素:レシチン

続いての豆乳に含まれる薄毛改善・発毛に効果がある栄養素は、エネルギー源にもなり細胞膜の主成分にもなるレシチンです。
サポニンと同じように血液中の不要な脂質を除去し、血流を促進させる効果の他にも脂質の代謝上昇や肝機能の向上など、レシチンも薄毛改善・発毛に効果があります。

また豆乳に含まれる大豆レシチンは皮脂の過剰分泌の抑制や頭皮の血流促進、血管の強化や毛母細胞の活性化など、薄毛改善・発毛効果を高め抜け毛を減らす作用も期待されているのです。

豆乳に含まれる栄養素:リノール酸

豆乳には健康に良いと言われているα-リノレン酸やリノール酸が含まれ、新陳代謝の活性や頭皮の水分量維持などの働きにより頭皮環境を適切にするため、薄毛改善・発毛効果が期待できます。
またリノール酸やα-リノレン酸という多価不飽和脂肪酸はホルモンの材料にもなるため、テストステロンが減少してしまいジヒドロテストステロンが増える事を防ぐ作用や血流促進など、薄毛改善・発毛以外に身体を健康に維持する為にも必要です。

リノール酸は過剰に摂取してしまうと善玉コレステロールまで減らしてしまうのですが、豆乳を飲む程度であればその心配は必要ありませんので安心してください。

豆乳に含まれる栄養素:ビタミンB群

豆乳には薄毛を予防するビオチンやタンパク質の代謝や合成に必要なビタミンB5・6・12、皮膚の成長を促進させるビタミンB2など、ビタミンB群が豊富に含まれています。
毛母細胞の活性や髪の毛の主成分であるケラチンの合成に欠かせない栄養素で、各ビタミンB群が助け合って働く必要があるため、複合的に含まれている豆乳は薄毛改善・発毛効果に優れているのです。

悪玉コレステロールが血液中に蓄積されるのを防いで血流を促進するという作用や、疲労回復・ストレス緩和といった働きもあることから、豆乳はストレスが溜まっている方にもおすすめです。

豆乳に含まれる栄養素:オリゴ糖

豆乳にはオリゴ糖という腸内環境を整える働きをする糖質が含まれています。
腸の中で善玉菌(ビフィズス菌)のエサとなって腸内のビフィズス菌を増やす働きをする事で、悪玉菌が減って便通を改善し腸内環境を整えてくれるため、肝機能改善・免疫力向上・美肌作りにも効果的です。

オリゴ糖が腸内環境を整える事で、食べたものからの栄養をしっかりと吸収することが出来るようになる事から、薄毛改善・発毛に効果があるといえます。

豆乳に含まれる栄養素:ビタミンE

豆乳に含まれているビタミンEには、血管を拡張して血流を促進する効果や細胞を活性化させる働きを持つため、薄毛改善・発毛に効果があります。
体内で生成された活性酸素を除去することや頭皮環境を改善する働き、肌を紫外線から守って適度なバリア機能を維持する為にもビタミンEは必要な栄養素です。

またホルモンや自律神経のバランスを整える働きもあるので、ストレスや不眠で悩んでいる方は積極的に摂取する事をおすすめします。

大豆イソフラボンの発毛効果とは

栄養素の項目でも触れましたが、豆乳の薄毛改善・発毛効果の主な栄養素は大豆イソフラボンです。
大豆イソフラボンには「ダイゼイン・グリシテイン・ゲニステイン」という3種類のイソフラボンがあり、中でもダイゼインが腸内で分解・代謝されるとエクオールという物質に変化します。

エクオールとは一体どんなものなのか、そして大豆イソフラボンから生成されるエクオールの発毛効果について、詳しく見てみましょう。

エクオールとは?

エクオールは大豆イソフラボン(ダイゼイン)が腸内で分解された最終代謝物のうち、エストロゲン活性が弱いO-DMAと比較して強い活性を示しています。
エクオールの構造は女性ホルモンのエストロゲンと類似しているのですが、エクオールを作ることが出来るのは日本人でも約50%ほどしかいないという調査結果があるほどです。

ただし1日200~300mlの豆乳を1ヵ月程飲み続ける事で、エクオールを作ることが出来ない方でも生成できるようになる可能性があるのですが、排泄により体外へ排出されてしまうので継続的に続けることが推奨されています。

大豆イソフラボンは5αリダクターゼの働きを抑制する

大豆イソフラボンのゲニステインやエクオールは5αリダクターゼの働きを抑制し、ジヒドロテストステロン(DHT)に変化してしまう事を防ぐという働きがあります。
そもそも男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼと結びついてしまう事を防げば、DHTが増えて薄毛になってしまう事も無くなるでしょう。

またもう一つの抗アンドロゲン作用としては、エクオールがDHTと結合する事によって脱毛因子を生成するアンドロゲン受容体との結合を阻害することもあり、ヘアサイクルの乱れを防ぎます。

大豆イソフラボンはエストロゲンと似た働きをする

エクオールは女性ホルモン(エストロゲン)と構造が類似していることから、同様の働きをしてくれることが分かっています。
大豆イソフラボンは艶やかでハリのある髪の毛を作り、頭皮の乾燥を防ぎ血流を促進し新陳代謝を高め、発毛に適切な環境を維持していく働きがあり薄毛改善のためにも欠かせないもので、代表的な働きは以下の通りです。

女性ホルモン(エストロゲン)の主な働き
  • ハリ・ツヤのある髪の毛を作る
  • 強い骨を維持する
  • 血管壁をゆるめ血流を促進する
  • 悪玉コレステロールを減少させる
  • 認知機能の維持
  • 自律神経のバランスを安定させる

薄毛改善に効果的な豆乳の飲み方

なぜ豆乳が薄毛改善・発毛に効果があるのかという事が分かって頂けたかと思いますので、薄毛改善に効果的な豆乳の飲み方をご紹介していきます。

いくら豆乳が良いものだからといっても、むやみやたらにただ飲めば効果があるとは言えない場合がありますので、おすすめの飲み方や注意点をしっかりと理解して豆乳を取り入れていきましょう。

豆乳は夜飲むのがおすすめ

豆乳は飲む時間帯によって様々なメリットを得られるのですが、薄毛改善・発毛に効果をもたらすのであれば、夜に飲む事をおすすめします。
なぜ夜に豆乳を飲むのが良いのかというと、豆乳に含まれる栄養素を吸収して睡眠中に頭皮へと届け、髪の毛を育てることが出来るからです。

とはいえ寝る直前に豆乳を飲むと、寝ている間に胃腸が動いて睡眠の質を下げてしまいますので、夕食前や寝る1~2時間前に飲むようにしましょう。

豆乳の中でも発毛効果を期待するなら無調整豆乳を選ぼう

豆乳は「無調整豆乳」「調製豆乳」「豆乳飲料」と3つの種類に分かれており、大豆成分がどの程度含まれているかによって違いがあります。

薄毛改善・発毛に効果を発揮させたいのであれば、無調整豆乳を飲む事が一番良いのですが、豆の味が苦手な方は調製豆乳や豆乳飲料で慣らしていくことがおすすめです。
ただし調製豆乳や豆乳飲料には糖分や塩分・香料などが含まれておりますので、飲み過ぎには注意が必要になります。

無調整豆乳

豆乳の中でも無調整豆乳は水以外の原材料が大豆のみで、大豆固形分が8%以上(大豆タンパク質含有量3.8%以上)のものを指します。
味付けを一切していないため大豆特有の青臭さが気になる事もありますが、大豆イソフラボンなどの栄養素が一番多いものですので、薄毛改善・発毛への効果が高いです。

また料理に利用したり、そのまま温めて湯葉を作って楽しめる無調整豆乳も販売されています。

調製豆乳

無調整豆乳を飲みやすいように、糖分や塩分を使用し味を調えたものが調製豆乳で、大豆固形分は大豆固形分が6%以上(大豆タンパク質含有量3.0%以上)のものを指します。
青臭さが軽減されているものが多く、白くサラサラした飲み心地にして飲みやすく感じるよう調整し製造されている為、無調整豆乳と調製豆乳では「ちょうせい」の漢字が違っているのです。

少し甘さを感じられるので、スイーツやスムージー・豆乳ドリンクを作る時にも使われています。

豆乳飲料

フルーツやコーヒーなどのフレーバーをつけ、調製豆乳以上に飲みやすくしている豆乳飲料は、大豆固形分は大豆固形分が2~4%以上(大豆タンパク質含有量0.9~1.8%以上)と大豆の栄養素がかなり少なくなっているのが特徴です。 
基本的にそのまま飲むように作られていますが、スムージーなどに利用する方もいらっしゃいます。

果汁入りの豆乳飲料とコーヒーやココアなどその他の豆乳飲料に分けられ、果汁入りの豆乳飲料は最も大豆固形分が少なくなっているのですが、その分ビタミンや食物繊維・カルシウムなどを添加している商品が販売されている事もあります。

1日の摂取量は多くても300ml程度に

日本豆乳協会では一般的な1日の推奨摂取量を200mlを1~3本とし、上限についての制限は無いとしています。
様々なメディアで1日200~300ml程と記載されているのですが、これは食品安全委員会が提出している「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」に沿ったもので、大豆イソフラボンを強化・濃縮した食品に対して提示している数値のため、豆乳や納豆・味噌をはじめとした大豆を使った食品は対象になりません

食品安全委員会の摂取目安量はエクオールの状態で1日に70~75mg程度としているのですが、大豆食品にあたる豆乳の場合は100ml中平均24.8mgとなるため、300ml程度が適切だと考えられているようです。
とはいえメーカーや製品によっては含有量が変わるため、飲む豆乳の種類によっては摂取量を変えるようにする事をおすすめします。

豆乳を飲むときの注意点

豆乳に含まれている大豆イソフラボンは、腸内細菌が分解してエクオールに生成しなければ薄毛改善・発毛に効果のある形状になりません。
ですので、腸内環境が乱れている方は、まずエクオールが作れる腸内環境にする必要がありますので、そのためにも豆乳を1日200~300ml摂取するようにしましょう。

また、男性が毎日のように数百mgの大豆イソフラボンを摂取してしまうと女性化乳房が発現するという報告があったので、過剰摂取に気を付けて異常があった場合には摂取量を少なくし、それでも変わらなければ摂取を中止して医療機関へ相談するようにしてください。

まとめ

今回は豆乳には薄毛改善効果があるのか、大豆イソフラボンの発毛効果や豆乳のおすすめの飲み方・注意点などを解説いたしました。

豆乳には5αリダクターゼやジヒドロテストステロンの働きを阻害したり、健康的な髪の毛を育てる為の栄養素がたくさん詰まっています。
効果的に摂取する事で頭皮環境や腸内環境を整える事が可能になり、結果的に薄毛改善・発毛へ効果が出るものですが、豆乳だけを飲めばよいというものではなく、様々な栄養素をバランスよく取り入れる事が必要です。

日頃の食生活を見直したうえで、豆乳で不足している栄養を補うようにしましょう。

生活習慣や頭皮環境の改善など、ご自身だけでは難しい場合は専門家のサポートを受ける事で薄毛改善・発毛への道が開ける事が多いですので、是非お気軽にご相談ください。

参考文献
日本豆乳協会 豆乳について
厚生労働省 大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A
食品安全委員会 大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方
j-stage 大豆由来の新規成分 「エクオール」 の最新知見

髪の毛に関するお悩みはありませんか?お気軽に相談ください。

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この記事を書いた人

馬鳥 亮佑のアバター 馬鳥 亮佑 スーパースカルプ吉祥寺店・渋谷店総括長|スーパースカルプ発毛協会理事

スーパースカルプ発毛療法を用いたAGA患者年間1000件以上の改善実績を元に、スーパースカルプ吉祥寺駅前店を開院。現在、吉祥寺駅前院、渋谷院を展開。
一般社団法人スーパースカルプ発毛協会の理事として毛髪業界の健全化を目指し、その目的のために活動中。
youtubeとして【りょーすけ先生。髪ワザchannel】として活動をして効果のある治療方法や正しい薄毛対策法の知識を提供し、登録者数1万人越え。
発毛技能士
毛髪診断士
東京薬科大学大学院卒

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