YouTubeや薄毛治療院の院長として現場に立つ中で、多くの患者様から次のような質問をいただきます。
「何年も髪の毛が生えないんですが、私の髪の毛根は死滅してしまっていますか?」
「この状態でも死んだ毛根を復活させて生やすことは出来ますか?」
確かに毛根が本当に死滅してしまっている状態の場合、現代の医療では植毛以外に対処する方法は存在しません。
ただ、本当に数年間髪の毛が生えてこなかった毛根は死んでしまっているのでしょうか?
今回は毛根が死滅してしまう原因、毛根の状態の判断基準および毛根から再び毛根を復活させて髪の毛を生やす方法を解説します。
薄毛になっている部分の毛根が死滅しているのか?という疑問には以下の動画でもお答えさせて頂いていますので、是非こちらの動画も合わせてご覧になってみてください。
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髪の毛が生えないのは毛根が死滅しているから?
毛根というのは頭皮の内側、いわゆる毛穴の中に埋まっている髪の毛の部分や、その髪の毛を作り出す器官(毛球・毛包)全体の事を指します。
毛根が死滅しているというのは、毛根の深部に存在する髪の毛の素となる毛母細胞が活動を止めてしまうことで、髪の毛が生えない状態になる事を言うのです。
では、現在髪の毛が生えてこないと悩んでいる男性・女性の毛根は、実際に死滅している状態になっているのでしょうか?
何年も生えてこない髪の毛は毛根が死滅しているの?
冒頭でお伝えした何年も髪の毛が生えてこないと毛根自体が死んでしまうのか?という疑問についてお答えいたしましょう。
そもそも毛根は「毛球・毛包」といった大きく二つの構造で成り立っています。
- 毛球:髪の毛を生成するための組織が多く存在
- 毛包:髪の毛を包み込み支える組織が多く存在
男性の薄毛の症状であるAGAや女性の薄毛(FPHL)など加齢や男性ホルモンが原因で髪が薄くなった場合、毛穴は存在するが髪の毛が生えない状態になります。
この場合は毛包としての形が存在しつつも毛球が休んでいる状態となり、毛根自体は死んでいない場合がほとんどで、髪が生えていないのは、あくまで毛根の多くが生きてはいるが休眠中(休止期)であるケースが多いです。
髪の毛が生える仕組みとは?
髪の毛は毛根の毛球部分にある毛乳頭細胞が毛細血管を通じて酸素や栄養素を取り込みケラチンを作り出します。
そのケラチンを栄養として毛乳頭細胞を覆うように存在する毛母細胞が活発に成長し、細胞分裂を繰り返す事で角化し髪の毛を生成する事で髪の毛が作り出されているのです。
やがて毛母細胞の活性が減少すると、退行期という毛球が毛乳頭細胞から離れて頭皮の方へと移動を開始する時期に入り、髪の毛が抜けて毛母細胞が再び活動を開始するまでの期間にあたる休止期へ移行し、毛母細胞が活性化を始める成長期を迎えるというヘアサイクルで髪の毛が生えます。
毛根が死滅してしまう原因とは
髪の毛が生えてこないケースの中には、毛根が無くなってしまった・毛根が死滅してしまったことによって髪の毛が一切生えない状態になってしまう事もあります。
どういった事がきっかけで毛根が無くなってしまうのか、また毛根が死滅してしまった状態になるのかを詳しく解説していきましょう。
毛根が死滅してしまう原因:頭部を損傷・火傷してしまった場合
過去に皮膚がケロイド状になるほどの火傷や、頭部を縫わなければならないような大きな怪我をした場合は、損傷箇所の毛根が死滅してしまい髪の毛が生えない可能性が高いです。
皮膚というのは、下記の画像のように表面から角質層、顆粒層、有棘層、基底層そして真皮という構造をしています。
毛根が死滅してしまう場合は、真皮まで届くようなケガや火傷をしてしまうような時のみとなります。その場合は、毛根が無くなってしまうので髪の毛が生えてこなくなります。
毛根が死滅してしまう原因:ヘアサイクルの寿命が終わってしまった
髪の毛は、1本1本が決められたヘアサイクルと呼ばれる循環(成長期、退行期、休止期)を、男性なら2~5年・女性では4~6年を1回として繰り返すことで髪の毛の健康を保ち成長し抜け毛となり、また新たな髪の毛を育てていきます。
ヘアサイクルは一生に何回循環することが出来るかが遺伝子情報によって決まっており、約40~50回前後のサイクルと言われています。
そのため、40~50回のサイクルが終わってしまった場合、毛根が死滅してしまって髪の毛が生えない可能性があります。
毛根が死滅しているか判断する方法
生え際やつむじがスカスカになっていたりして不安になっている方が、自分の毛根が死滅してしまっているのか確認することが出来れば、これからの薄毛治療の方針を決める事にも役に立つかと思います。
しかし、この毛根が生きているか死んでいるかの判断は非常に難しいのですが、ご自身で出来る簡易的なセルフチェックをお伝え致しますので、まずはご自身で確認してみてください。
生きた毛根か死んだ毛根かは産毛をチェック
簡易的な毛根が死滅しているかどうかというセルフチェックは、拡大機能付きのカメラやマイクロスコープで頭皮の毛穴を確認する事です。
生え際なら確認しやすいと思いますが、産毛・白髪・細い毛でも髪の毛が発毛していれば毛根は生きていると言え、産毛すら生えていない場合は死んだ毛根の可能性が高くなります。
とは言え、数年~十数年程度毛穴から髪の毛が生えているのを確認したことが無く、もう二度と髪の毛は生えないのでは?と思っていた方でも、その方個人に合った治療をする事で産毛が生えしっかりとした髪の毛を復活させた事例もあるので、一概に死んだ毛根であるとは言えませんし、毛根は簡単に死滅しないのです。
毛根の健康状態は抜け毛で分かる
毛根自体が健康であれば髪の毛を生やすための環境が整っている事が分かりますし、もし毛根に何か異常があるならいち早く対策を取ることが出来ます。
毛根の健康状態をチェックする最適な方法は、ご自身の抜け毛の毛根部分がどんな状態なのかを確認する事です。
シャンプー時や枕・床に落ちている抜け毛を見て、ぷっくりした白い毛根が無い場合は危険な毛根である可能性があります。
また毛根が黒くなっている・細い・尖っているなどの特徴があると、髪の毛が正常に成長できず成長途中で抜け落ちてしまっている・栄養不足などといったサインとなり、毛根が死滅しないままでも何らかのトラブルが起きている可能性があります。
毛根が死滅していないのに髪の毛が生えないのは何故?
毛根が休止中なだけで毛根が死んでいないケースが多い
死滅した毛根の特徴や確認方法について解説してきましたが、多くの毛根は死滅しているのではなく休止期であることがほとんどです。
そのため生え際やつむじがスカスカな状態になっていても、適切な薄毛治療や対策を行い休止期の毛母細胞を活性化させれば、毛根を復活させ発毛させることが出来ます。
ヘアサイクルを1回転するのに掛かる期間の目安
健康な髪のヘアサイクルは1循環するのに約3~6年の時間を要しますので、ヘアサイクルが終わることによって毛根が死滅してしまうのは、最短でも120年も掛かる計算となるのです。
健康な髪の毛だった場合、ヘアサイクルが原因で毛根が死滅する可能性は限りなく低い事が分かります。
ヘアサイクルの期間
- 成長期:2~6年
- 退行期:2~3週間
- 休止期:3~4ヶ月
毛根を確認してみて、白髪でも細い毛でも生えているのは、「毛根自体は存在して生きている証拠」となります。
少しでも毛の存在が確認出来るなら毛根自体の活動は弱まっているものの、毛根は死滅していません。
より詳しく自分の頭皮状態を確認したい場合は、AGA専門のクリニックなどの薄毛の専門家に相談することをおすすめ致します。
ヘアサイクルが短くなることもある
ヘアサイクルは、AGAやFPHLなど進行型の薄毛疾患や生活習慣の乱れ・ストレスなどによって、極端に成長期の期間が短縮されてしまうことがあります。
AGAとはジヒドロテストステロンが原因で成長途中の髪の毛が抜け落ちてしまう症状、FPHLは女性ホルモンの分泌量低下や生活環境など様々な要因が絡み合う事で起こる症状です。
こういった症状や様々な要因によって、本来であれば3~6年間伸び続けるはずだった髪の毛が成長期を十分に全うすることが出来ず、人によっては数ヶ月から1年程度で抜け落ちてしまう事があります。
この場合、30年程度で毛根が寿命を迎えてしまう可能性が高いため、髪の毛が生えない毛根が増え抜け毛が気になり始めたら早期に治療を開始する事が勧められているのです。
休止期の髪の毛が多いのは主にAGAが原因
代表的な毛根が休止期になってしまう原因として、男性に最も多いのがAGAです。
なぜAGAになると毛根が休止期になってしまうのかというと、AGAのメカニズムで成長期の途中である毛母細胞の活性化を止めて短縮してしまうという事が医学的にも検証されています。
毛根が生きているのに髪の毛が生えない原因になるAGAのメカニズムを、詳しく解説していきましょう。
AGAは成長期を短くし休止期の髪の毛を増やす
AGAというのは、テストステロンが還元酵素の5αリダクターゼと結合しジヒドロテストステロンという活性度の高い男性ホルモンへと変化、さらにジヒドロテストステロンが毛乳頭細胞に存在するアンドロゲン受容体に結合して毛母細胞の分裂・増殖を止め成長期を終了させてしまうという状態を作り出し、休止期の髪の毛を増やします。
5αリダクターゼの活性度が高いとテストステロンと結合する確率が高くなり、またアンドロゲン受容体の感受性が高ければジヒドロテストステロンとの結合する確率も高くなるのです。
5αリダクターゼの活性度やアンドロゲン受容体の感受性の高さは遺伝的に受け継ぐという事が分かっており、特に母方の祖父が薄毛だった場合は75%、さらに曾祖父も薄毛であった場合は90%の確率で薄毛になると言われています。
AGAになると毛根の寿命が速くなりやがて死滅する
AGAによって成長期を止められ退行期・休止期を迎えた毛根は、また髪の毛を成長させるために毛母細胞を活性化させるのですが、本来2~5年程ある成長期をまた途中で止められてしまい退行期・休止期を迎えます。
この崩れてしまったヘアサイクルを何度も繰り返す事になってしまう為、一生の内40~50回はあるはずのヘアサイクルの寿命を大幅に短縮してしまい、やがて死滅してしまうのです。
毛母細胞自体が細胞分裂を繰り返す回数も、幹細胞が毛母細胞を生み出す回数も元々決められているものですので、その回数のリミットが来てしまえば髪の毛を生やすことが出来なくなります。
女性の場合はFPHLが原因になる
男性のAGAと同じように、女性の場合ではFPHLという薄毛を招く症状があります。
男性と違うのは男性ホルモンや還元酵素が原因で薄毛になることが少ないという事で、女性のFPHLの場合ですと加齢によって毛包が小さくなってしまい髪の毛が細くなる、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れ髪の毛の成長を促進する期間が短くなってしまう事などが原因です。
また栄養不足や疾患・疾病、薬の影響にストレス・出産など女性のヘアサイクルが乱れて抜け毛が増えてしまう原因は様々で、複雑に絡み合っています。
毛根から髪の毛が生えない原因
毛根が死滅していないのにもかかわらず髪の毛が生えないという時には、AGAやFPHLだけが問題ではなく他にも様々な要因があると前述致しました。
AGAやFPHL以外にどんな事が原因でヘアサイクルを乱し、毛根を休止期へと追い込んでしまうのかという事について解説させていただきます。
毛根から髪の毛が生えない原因①栄養が偏っている
忙しさや面倒くささからインスタント食品やファストフード、コンビニ食などに頼っている方は、高脂質・高カロリーで炭水化物の多い食生活になっている事が多く、栄養のバランスが崩れていることによって髪の毛を育てる為の栄養が不足している可能性があります。
髪の毛は主にタンパク質から生成されるケラチンで出来ているので良質なタンパク質は欠かせませんし、タンパク質からケラチンを生成する為にはミネラル・ビタミン・アミノ酸が必要不可欠です。
栄養不足の状態では毛母細胞を活性化することが出来ませんし、抜け毛を促進してしまう事もあります。
毛根から髪の毛が生えない原因②睡眠が十分でない
髪の毛を育てるために必要な体内で分泌される成長ホルモンは運動後にも分泌されるのですが、男性では60~70%・女性でも約50%が睡眠中に分泌され、タンパク質の合成やアミノ酸の吸収率を高めて健康な髪の毛を育成します。
睡眠不足になり成長ホルモンの分泌量が減少してしまうと、髪の毛の素となるタンパク質の合成が十分に行えず、細く抜けやすい髪の毛になってしまいますし、毛母細胞を活性化することが出来なくなってしまい髪の毛が生えない状態になるのです。
毛根から髪の毛が生えない原因③ストレスが発散できていない
すでにハゲてしまっている方の中には、ハゲているという悩みがストレスになり余計にハゲてしまう場合があります。
ストレスを受けると自律神経の交感神経が過剰に働くようになり、さらにストレスが脳に刺激を与える事でノルアドレナリンという神経物質が分泌され毛細血管が収縮し、毛乳頭へ栄養を届ける血液の流れが滞り栄養不足の状態を作り出してしまうのです。
栄養不足になってしまった毛乳頭細胞から毛母細胞へケラチンを渡すことが出来なくなると、毛母細胞は分裂・増殖することが出来なくなって働きを停止し髪の毛が生えない状態になってしまいます。
毛根から髪の毛が生えない原因④喫煙・飲酒
毛根から髪の毛が生えないと悩んでいる方の中には喫煙者の割合も多いのですが、タバコを吸う事で体内へニコチンが吸収され、ニコチンの影響で毛細血管の収縮が起こります。
前述しましたが、毛細血管が収縮すると毛乳頭が栄養を受け取ることが出来ず、毛母細胞の働きを止めてしまいヘアサイクルの乱れを起こしてしまうため、悪影響であることはお分かりいただけるでしょう。
また飲酒は過度でなければ血流を促進する効果もあるのですが、日頃から深酒をしていたり寝酒を飲んでいるという場合、肝臓がアルコールを分解する際に髪の毛に必要な栄養素を過剰に使用してしまい不足しがちになることや、寝る前にお酒を飲む事で睡眠が浅くなり睡眠不足を起こしやすくなるなど、髪の毛が生えない原因を作り出します。
毛根から髪の毛が生えない原因⑤血行不良になっている
ここまで髪の毛が生えない原因を見ていただければ、血行不良というものがどれだけ髪の毛に対して悪影響なのかが分かって頂けると思います。
血行不良の原因はストレス・飲酒・喫煙以外にも体の冷えや運動不足、睡眠の質が低下することでも引き起こされますし、パソコンやスマホの使用などで起こる首や肩の凝り・頭皮のむくみなども関連しているのです。
さらに血行不良の状態では頭皮や毛乳頭周辺の老廃物の排出が滞り、ヘアサイクルが乱れて抜け毛が増える・フケやニオイが出るなど頭皮環境の悪化にも繋がります。
毛根を復活させ髪の毛を生やす方法・対策とは?
様々な事が原因で毛根の髪の毛を作るという働きが停止し、毛根を休止期に追い込み髪の毛が生えない状態になるという事を解説させていただきました。
休止期の毛根を復活させるためには毛根が死んでいると決めつけないようにし、これから紹介する毛根の働きを復活させ髪の毛を生やす方法となる対策法を1つずつ行なっていくことをお勧め致します。
毛根を復活させ髪の毛を生やす方法・対策:栄養バランスの整った食生活
毛根を復活させ髪の毛を生やす方法には、まず髪の毛に必要な栄養素をバランスよく摂取する事が重要になります。
食事から摂取する栄養は、まず生命の危機に陥りやすい臓器から順番に届けられ、毛根まで届くのは最後になるため髪の毛を生やすためには多少多めに摂取するようにしましょう。
髪の毛の素になる良質なタンパク質・ケラチンへと作り変える際に消費されるミネラルやビタミンなど、普段不足しがちな栄養素も多くありますので、魚介や野菜・果物をなるべく毎日の食事に取り入れるようにしてください。
毛根を復活させ髪の毛を生やす方法・対策:質の良い睡眠
体や脳の疲れを取るために必要な睡眠は、髪の毛の成長を促す成長ホルモンの分泌という点でも重要です。
最低でも8時間程度の睡眠時間を確保した方が良いと聞いたことがあるかもしれませんが、本当に大切なのは時間の長さではなくどれだけ深くしっかりと眠ることが出来たかで、質の良い睡眠となるかどうかが決まります。
成長ホルモンは入眠後3時間程の間で深い睡眠に入った時に一番多く分泌され、その後起床するまで量を減らしつつ分泌しているので、最初の深い睡眠へスムーズに入るために食事や入浴を寝る3時間前までに済ませ、寝る1時間ほど前からは明るい光やブルーライトを発生させるデバイスを見ないようにする事が質の良い睡眠を取り、毛根を復活させて髪の毛を生やす方法となる対策です。
毛根を復活させ髪の毛を生やす方法・対策:正しく丁寧なシャンプー
毛根にある髪の毛を生成する為の器官を復活させて髪の毛を生やす方法として、正しく丁寧なシャンプーを行う事も必要な対策です。
シャンプーをする事で頭皮の汚れや余分な皮脂を洗い流し、またシャンプー液を泡立て頭皮をマッサージする事で頭皮の血行を促進することが出来ます。
シャンプーを選ぶ際は頭皮や髪の毛に与える刺激の少ない洗浄力が程良いアミノ酸系シャンプーを使用し、正しく丁寧にシャンプーを行いましょう。
すすぎ残しが無いように充分すすぎを行った後は、頭皮を乾燥させてしまわない程度にドライヤーをかけ必要であれば頭皮用のローションで保湿する事をおすすめします。
毛根を復活させ髪の毛を生やす方法・対策:適度な有酸素運動
血流を促進させると毛根へ栄養を届けられ、髪の毛を作る器官の復活が期待できるので髪の毛を生やす方法として重要な対策です。
こまめに水分補給をしながら適度な有酸素運動をする事で筋肉が動き、ポンプのように血流を促すことが出来るようになります。
特にデスクワークや同じ姿勢が多い方は血流が低下しやすいので、通勤・通学や仕事の合間にストレッチを行ったり、エスカレーターではなく階段を利用する・休日にウォーキングやヨガなどを行うなど、20~30分程度の有酸素運動を取り入れてみてください。
毛根を復活させ髪の毛を生やす方法・対策:ストレスをためない
日頃から過剰なストレスにさらされていると、毛細血管が収縮してしまうというのは前述の通りで抜け毛の原因になってしまいますので、出来るだけストレスはこまめに解消できるようにしましょう。
ストレスの解消法は人それぞれ違いますので、まずはご自身に合ったストレス解消法を見つける事が大切になり、興味のあることや挑戦してみたいものにチャレンジしてみる事がおすすめの対策です。
家族や友人に相談してみたり、自然の中で体を動かす・料理や絵画などの創作活動・旅行やカラオケなど、一人で出来る事から数人で楽しめるものなど、まずは色々試して心から楽しくリラックスできるものを見つけてみてください。
毛根を復活させ髪の毛を生やす方法・対策:禁煙・減酒
喫煙・飲酒は毛根を休止期に追いやる可能性が高いものですので、まずは禁煙・減酒を心がける事が毛根の復活、さらに髪の毛を生やす方法となります。
タバコは百害あって一利なしと言われるほど有害物質を多く含み、血行不良・酸素欠乏・大量のビタミン消費・肝臓機能の低下・ジヒドロテストステロンの増加など髪の毛にとっても悪影響ばかりです。
お酒も飲み過ぎてしまえば万病のもととなりますので、一般的に適量と言われる量(ビールなら中瓶1本・日本酒は1合・ワインは2杯程度)を守ること、お酒に弱い方であれば一般的な適量よりも少なめにしましょう。
毛根を復活させ髪の毛を生やす方法・対策:薄毛治療を行う
髪の毛が生えていない状態で数年以上の人や、より早期に毛根を復活させたい人は薄毛治療を行うことが適切な毛根を復活させて髪の毛を生やす方法です。
毛母細胞の分裂回数には限りがありますので、早期に治療する事で効果が出やすい状態にまで回復させることが出来ます。
髪の毛が生えていない状態の多くが、AGAやFPHLにより毛根が休止期になっている場合がほとんどですので、適切な薄毛治療を行うことが毛根を復活させ髪の毛を生やす方法となり、薄毛治療院へ相談することで自分の毛根が死滅してしまい生えて来ないのか、クリニック等の専門医に判断してもらうことが可能です。
毛根が復活するまでの目安期間は?
髪の毛が生えない状態から毛根を復活させれば、すぐに髪の毛が生えてくるのかというと、そうはいきません。
毛根の奥にある毛乳頭細胞が毛母細胞へとケラチンを渡し、毛母細胞が分裂・増殖を繰り返しながら角化し髪の毛を作り出すには相応の時間がかかりますし、髪の毛は1ヵ月に1cm程度しか伸びないという事もあります。
実際に毛根が復活したと実感するまでには、どのくらいの期間が必要になるのかという事について解説していきましょう。
最低でも半年~1年程の期間が必要
休止期の毛根から再び毛母細胞の活動を活性化させるための期間の目安としては、約6ヵ月~1年程度と言われています。
健康な髪の毛の休止期の期間は約3ヵ月であり、その後成長期へ移行して髪の毛が増えたと実感されるまでに短くても約6ヵ月程度はかかるのです。
髪の毛は数年単位で徐々に薄くなり毛量が少なくなっていきますので、再び髪の毛を生やすためには長期的に対策をし続ける必要がございます。
まとめ
本記事では毛根が死滅する原因、毛根が死滅しているか確認する方法・毛根を復活させ髪の毛を生やす方法・対策などをお伝えしました。
毛根自体が死滅していまっているケースは、火傷などによる強い損傷やヘアサイクルが終わってしまうのみとなります。
そのため、髪の毛が抜けてしまったからといっても毛根は簡単に死滅しないので、諦めずに薄毛治療や対策を行うことがおすすめです。
また、薄毛専門院などに相談することで自分の毛根や頭皮状態に合わせた薄毛治療を行うことが出来ますので、早期に回復させたいのであれば気軽に専門家へ相談する事が一番の対策となります。
参考文献
全国理容生活衛生同業組合連合会 毛髪の仕組み
全国健康保険協会 生活習慣改善10カ条
ナショナルジオグラフィックス 健やかな睡眠のカギを握る「メジャースリープ」とは