「ハゲたら坊主にする」と薄毛で悩む前に考えていた方でも、実際に10~20代で若ハゲになってみると「坊主はちょっと・・・」「おしゃれ坊主でも若ハゲが目立つ気がする」と悩む方がいらっしゃいます。
結論から言いますと、若ハゲになったからといって安易に坊主にすると後悔してしまう事が少なくないのですが、坊主にして良かったという声もあるので似合うかどうかで変わるでしょう。
今回は若ハゲの方が坊主にするかしないかの理由と若ハゲの原因・若ハゲを改善する為の対策法について解説していきます。
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若ハゲの方が坊主にするかどうかは人による
若ハゲで悩んでいる方は、まず自分の若ハゲの原因を知り、そして対策を講じた上で坊主にするかどうかを決める事にしましょう。
まだ若ハゲの進行度合いが進んでいないのであれば、早期に対策をする事で若ハゲを治す事も可能です。
一度坊主にしてしまうと髪の毛が伸びてくるまでに時間もかかるので、現段階で坊主にするかしないかを迷っているのであれば、以下で解説する3つのポイントをよく考えてから美容師の方と相談して決める事をおすすめします。
坊主が似合わない場合もある
芸能人やスポーツ選手など、若ハゲの方で坊主にしていて似合っていると「自分も坊主にしてしまおうか」と考える事がありますが、ご自身の顔や頭の形によっては坊主が似合わない場合があります。
坊主が似合うかどうかは顔の縦横比・頭部の奥行と横幅の比率で決まり、比率が高い程坊主が似合う顔・頭の形となります。
顔の縦横比・頭部の奥行と横幅の比率は、ヘアスタイルを変えるだけで綺麗な比率にすることが出来ますし、坊主にしてしまうより若ハゲを隠しながらもスッキリさせた方が見映えが良いこともあるので、安易に坊主にしてしまうよりも若ハゲのタイプに合った髪型にしてみても良いでしょう。
余計に若ハゲが目立つ可能性もある
若ハゲをごまかす為に坊主にしようという場合、何ミリ髪の毛を残すかによっては余計に若ハゲが目立ってしまう可能性があります。
頭皮の色と髪の毛が密集している場所では色のコントラストが異なり、若ハゲを目立たせる要因となってしまいますので、1~3mm程度に刈り込むか、スタイリングでごまかせる坊主スタイルがおすすめです。
髪の毛は1日に約0.3cmほど伸びてくるので、坊主にするとメンテナンスをこまめにする必要が出てきます。
おしゃれ坊主にする場合はスタイリングが欠かせませんし、坊主にして若ハゲを目立たなくさせられるのはM字部分のみが薄毛・つむじ周辺のみが薄毛・全体的に毛量が少ない薄毛(側頭部の髪も少ない)という3つのパターンのみです。
坊主は若ハゲにおすすめのヘアスタイル
ここまでは安易に坊主にしない方がよいパターンを解説いたしましたが、坊主頭が似合うのであれば若ハゲを目立たなくさせる最もおすすめの髪型です。
これまでスタイリングでごまかしていた若ハゲの方は強風におびえる事も、人が後ろに立っても気にする事が無くなります。
朝の支度時間も大幅に減少しますし、ヘタに隠しているよりも清潔感が出て好印象を与えるということもあり、坊主にするメリットは多いです。
デメリットとしては怖い印象を持たれがちになる・外部からの刺激(熱や衝撃など)に弱くなる事ですが、印象はメガネやヒゲ・笑顔を絶やさないことなどでも和らげられるので、デメリットよりもメリットを実感する事が増えるでしょう。
若ハゲになる原因とは?
若ハゲで悩んでいる方が坊主にするかしないかは似合うかどうかにもよりますが、10~20代の若ハゲは早期であれば原因を明らかにする事で改善する方法が見えてきます。
改善してしまえば坊主にする必要性も無くなりますし、好きなヘアスタイルを自由に楽しむ事が可能です。
まずは自分の若ハゲの原因になっているものを排除して改善する方法を探るためにも、以下7つの薄毛の原因になるものを見ていきましょう。
若ハゲの原因:遺伝(AGA)
まだ若い年齢であるにもかかわらず若ハゲになってしまっている場合、母方から薄毛になる遺伝子を受け継いでいる、またはテストステロンを変化させてしまう5αリダクターゼの活性度が高いという2つの要因でAGAを発症している可能性があります。
一般的にAGAは30代以降で発症する事が多いのですが、生活習慣やストレスなど複数の要因が絡み合っていると若ハゲと言われる10~20代でも発症してしまうのです。
5αリダクターゼの活性度は父方・母方両方から遺伝しますが、母方から遺伝するのは5αリダクターゼによって変異してしまったジヒドロテストステロンと結合するアンドロゲン受容体の感度の高さと言われています。
アンドロゲン受容体とジヒドロテストステロンが結合すると、髪の毛の成長を止めて抜けるよう命令する因子を生成してしまうのですが、現代のAGAの治療においてアンドロゲン受容体の働きを弱めるというものはありません。
若ハゲの原因:偏った食生活
髪の毛を始め、私達の身体は食べるものから栄養を取り込み吸収して必要な臓器へと血液やリンパ液を通して届けられ、健康な状態を維持しています。
その為、栄養が偏ってしまうと身体機能に悪影響を及ぼしてしまいますし、不足している栄養素があると健康面にも支障をきたしてしまい若ハゲの原因となるのです。
中でも髪の毛は生命維持に必要不可欠なものではない為、栄養が届けられるのが一番最後になってしまい髪の毛を成長させることが出来なくなってしまいます。
若ハゲの原因:睡眠不足
勉強や仕事・遊びで忙しく寝る時間が少ない、または十分な時間寝ているにもかかわらず睡眠の質が悪く睡眠不足になっているなどすると、睡眠中に分泌される成長ホルモンの量が減少し髪の毛の成長が促されず若ハゲの原因となります。
睡眠不足は自律神経やホルモンのバランスを崩してしまい、髪の毛を育てるために必要な栄養を摂取しても上手く吸収できなくなるという事もあるのです。
また血行不良や頭皮環境の悪化を引き起こしてしまい、健康な髪の毛を育てられなくなって抜け毛が増えたり細く弱い髪の毛になってしまう為、若ハゲの原因としても早急に改善する必要があります。
若ハゲの原因:運動不足
髪の毛を健やかに成長させる為には栄養や酸素が必要不可欠なのですが、運動不足になっていると代謝機能の低下や血行不良となり頭皮にまで栄養や酸素を届ける事が難しくなります。
また運動不足の状態が長く続けば全身の筋肉量が減少し、全身の血流が悪化して食べたものを消化吸収しにくくもなってしまうので栄養不足になる事もあるのです。
AGAの原因となるジヒドロテストステロンは汗で排出されるのですが、これも運動不足で汗をかく事が少なくなれば排出されずにアンドロゲン受容体と結合して若ハゲの原因になってしまいます。
若ハゲの原因:ストレス
仕事や受験・友人関係などで多大な心理・社会的ストレスを抱える事も多いですし、その他にも紫外線や気温・湿度・騒音など物理的なものや化学的なものなど様々なストレスの要因があります。
長期間ストレスにさらされていたり、短期間でも強いストレスがあった場合には自律神経のバランスが乱れ、毛細血管が収縮してしまう血行不良や不眠・食欲不振などが起こり髪の毛の育成に悪影響を及ぼすことが増えてしまうのです。
また頭皮はパーマやヘアカラー・紫外線、シャワーやドライヤーなどの温度による刺激もストレスになってしまい、頭皮環境を悪化させて若ハゲの原因になる事もあります。
若ハゲの原因:誤ったヘアケア
汗やべたつきを解消しようと1日に何度もシャンプーをする、ドライヤーの熱は髪の毛に悪いからと自然乾燥させる、朝シャワーを浴びるからと夜にシャンプーをしないなど、誤ったヘアケアは頭皮環境を悪化させ若ハゲの原因となります。
特にスタイリング剤を付けていたり、日中汗をかいている・空気の悪い場所にいたなどすると、頭皮が汚れている可能性が高く、そのまま寝てしまうと毛穴の詰まりを助長してしまい頭皮の負担となってしまうのです。
パーマやヘアカラーを短期間で複数回行う事も頭皮に負担をかけてしまいますし、洗浄力の強いシャンプーを使う事も頭皮を乾燥させてしまう原因になります。
若ハゲの原因:喫煙・過度の飲酒
喫煙はタバコに含まれるニコチンやタールによって毛細血管が収縮し血流悪化を招く事もありますが、一酸化炭素を体内に吸収する事によって活性酸素を増やしてしまい細胞の老化を促進してしまいます。
頭皮や血管を正常に保つために必要なビタミンを大量に消費してしまう事でも、喫煙は若ハゲの原因の1つと言えます。
また過度の飲酒はお酒の分解を行う肝臓を疲弊させ、栄養の吸収を阻みタンパク質を劣化させて働きを阻害するAGEを増やしてしまう為、若ハゲの原因になるのです。
今すぐできる若ハゲを改善する7つの対策法
若ハゲになる原因の中に思い当たる節があったという方は、これから解説していく若ハゲを改善する対策法を実践してみましょう。
今はまだ進行していない方でも将来的に若ハゲになる可能性がある場合は、少しでも若ハゲになる時期を遅らせる為にも、1日でも早い段階から一つずつでも行ってみてください。
若ハゲ改善対策法①食生活の改善
若ハゲの改善には、髪の毛に必要な栄養をバランスよく摂取する事が必須の対策となります。
普段の食事に良質なタンパク質やビタミン・ミネラルを取り入れるようにし、高脂質・高カロリーな食事や塩分の強いもの、糖質ばかりといったものは控えるようにしましょう。
食事はなるべく3食摂るようにし、暴飲暴食や寝る前の食事は内臓に負担をかけてしまうので避け、ゆっくりと時間をかけて腹7~8分目を目安にして下さい。
髪の毛に必要な栄養素は以下の記事で詳しく解説していますので、参考にして必要となる食材を選びましょう。
若ハゲ改善対策法②運動不足・ストレスの解消
全身の血流を促し頭皮に栄養を届ける為にも、運動不足やストレスはこまめに解消していくことが若ハゲを改善する対策です。
運動をする事でストレスが解消される事もあり、運動が苦手で無ければ一石二鳥の対策となりますので取り入れていくようにしましょう。
運動が得意では無い方でも、1日に20~30分程のウォーキングやストレッチをする程度で充分ですし、普段の行動の中でなるべく階段を使ったり電車やバスの移動なら1駅分だけ歩くようにするなど工夫してみてください。
若ハゲ改善対策法③質の良い睡眠を取る
髪の毛を作る細胞は、睡眠時に分泌される成長ホルモンから生成されるIGF-1という成長因子によって増殖が促進され、太く健やかな髪の毛へと成長します。
その為、質の良い睡眠を取ることは若ハゲの改善に必要不可欠となりますので、夜更かしをしたり睡眠に質を低下させる就寝前のスマホやパソコンの操作などは避けるようにしましょう。
食事や入浴は寝る2時間前までに済ませ、入眠してから最初に起こる深い睡眠へとスムーズに入れる状態にし、最低でも3~6時間以上寝るようにする事が重要です。
若ハゲ改善対策法④ヘアケアの見直し
シャワーの温度やシャンプーの成分に無頓着になっているのであれば、シャワーの温度を36~38℃程にしてシャンプーの洗浄成分をアミノ酸系の優しいものへ変えるなど、ヘアケアを見直しましょう。
頭皮を発毛できる環境に整えるためには、ダメージを出来るだけ受けないようにしてヘアケアを見直すという事が大切です。
紫外線を長時間浴びないようにし、シャンプーの後はちゃんとドライヤーで乾かしてください。頭皮の乾燥を防ぐ保湿ローションや頭皮の血行を促進する育毛剤を活用する事もおすすめですし、頭皮マッサージを正しく行う事も頭皮の血行を促進するので若ハゲを改善する対策になります。
若ハゲ改善対策法⑤ヘアスタイルを変える
髪の毛が中途半端に長くなると余計に目立ってしまいますので、若ハゲが改善されるまでの対策としてヘアスタイルを変える事もおすすめです。
サイドを短く刈り上げるベリーショートやツーブロック、ソフトモヒカンはM字やつむじが気になる方でも取り入れやすいヘアスタイルとなります。
トップやフロントは少し長めで動きが出るように残し、サイドやバックにかけて短くするようにグラデーションを付けるなど、気になる若ハゲの部分をカバーできるようなスタイルがおすすめです。
スタイリングする際は頭皮にスタイリング剤が付いてしまわないように、少量づつ使うことを意識しましょう。
若ハゲ改善対策法⑥禁煙・減酒
喫煙は毛細血管を収縮させ活性酸素を増やしてしまい、髪の毛の成長に必要な酸素や栄養素を届かなくするなど悪影響しかありません。
過度の飲酒もビタミンを消費してしまい髪の毛に必要な分を消費してしまいますので、まずは禁煙・減酒をしていくことが若ハゲを改善する対策となります。
紙巻きタバコも加熱式タバコも同じようにニコチンを含んでいますし、加熱式タバコはタールが無いとはいえプロピレングリコールやグリセロールなどの化学物質が含まれているので、加熱式タバコだからと安心せず禁煙を目指してください。
若ハゲ改善対策法⑦AGA治療
AGAは早い段階から治療する事で進行を止めることが出来るのですが、一度薬の服用を始めてしまうと薄毛になっても構わないと思えるまで治療を止めることが出来なくなります。
また服用するお薬によっては男性機能や肝機能などへの影響や多毛などの副作用が起きる事もありますし、健康保険適用外のため費用が全額自己負担になることで、治療を継続する事が難しくなる事もあるでしょう。
AGA治療は頭皮環境が悪い場合や血液がドロドロの状態では効果を最大限発揮できないものですので、まずはここまでご紹介した若ハゲ改善のための対策を実践し、体の中から発毛できる状態へ整えても改善が見られなかった場合に行う事をおすすめします。
まとめ
今回は若ハゲになったら坊主にする方が良いのか、若ハゲの原因や改善のための対策とは?という事について解説してまいりました。
坊主と言ってもスキンヘッドに近い坊主からソフトモヒカン・ベリーショートなどのおしゃれ坊主まで幅広いものですし、似合うかどうかはスタイルと美容師さんの腕次第で変える事も可能です。
ヘタに隠そうと中途半端な長さにしているよりは、思い切って坊主にすることで若ハゲの部分を目立たなく出来る事もあるので、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。
若ハゲはAGAや遺伝以外の様々な事が絡んでいることが原因になっているものですので、思い当たる原因を一つ一つ改善していくと太く健康な髪の毛を取り戻す事が出来るようになります。
自分一人では対策を継続する事が難しいという方は、一度薄毛の専門家へ気軽に相談してみてください。