ふと鏡を見た時に「前よりおでこが広いかも…」「生え際が後退している?」と感じることはありませんか?
しかし、「昔からこのぐらいおでこが広かったよな」と自分を納得させ、放置している人は少なくありません。
M字ハゲのようなAGAは進行型の薄毛です。今の状態から目をそらして放置してしまうと、どんどん生え際が後退する可能性があります。
本記事では、どこからがM字ハゲになるのか?を判断する方法や生え際が後退し始める予兆・兆候、おでこハゲやM字ハゲになる原因や対策などを分かりやすくお伝えしていきます。
当サイト「hagerico」を運営するスーパースカルプ発毛センターで
薄毛を改善されたお客様のリアルな口コミはこちらから。
当サイト「hagerico」を運営するスーパースカルプ発毛センターで、薄毛を改善されたお客様のリアルな口コミはこちらから。
おでこハゲやM字ハゲは自己判断しずらい
M字ハゲのように生え際が徐々に後退していく場合は、元の毛量からどの程度薄くなっているかという判断が付きにくいという特徴があります。
生まれつきおでこが広いのか、生え際が後退することで広くなってきたのかを自分で見分けることは至難の業です。
そのため、自分の状態を客観的に分析する必要がありますので、本記事にて今のおでこの広さが一般的に正常な広さか、M字ハゲのような異常な広さかを確認していきましょう。
将来ハゲる人のおでこは広い?それとも狭い?
2014年にNTTレゾナント株式会社が運営するポータルサイトによって行われた「女性が思う将来ハゲる人」のアンケートによると、おでこが広い人という意見が第2位で12.5%となっています。
本当に将来ハゲる人のおでこは広いのか?というと、そうではないとも言えますし、そうであるとも言えるのです。
どういうことかというと、元々おでこが広いからと言ってハゲる訳では無く、また狭いからと言って絶対にハゲないとは言い切れないとしか言えません。
ただ、元々のおでこの広さより広くなっていっているという場合は、将来ハゲる人のおでこだと言えます。
生え際の後退やM字ハゲの状態を写真でチェック
生え際が後退している状態や、こめかみ辺りが薄くなりM字ハゲになってしまっている状態で実際に来店されたお客様のお写真を、ご本人の許可を得て掲載させていただきました。
実際にご自身のおでこやM字部分と比較して、正常な広さのおでこかどうかを確認してみてください。
生え際の後退で広いおでこになっている状態
この方はおでこの生え際全体が広くなっていると感じ、来店されたお客様です。
左の写真を見ていただくと、おでこの真ん中だけ生え際が少し飛び出しており、元はこの部分まで生え際だったという事が分かります。
私共の手によって治療をし、改善された右の写真を見ると生え際全体が戻り、さらにしっかりとした短い髪の毛が増えてきました。
広いおでこになってしまった事を気にされていましたが、元々狭い訳ではありませんでしたし早期に治療を開始された事で、改善までの期間も短く現在は治療完了されています。
剃り込み部分の後退でM字ハゲになっている状態
こちらの方々は剃り込み部分の髪の毛のボリュームが減少し、おでこが広くなってしまったと相談に来られた方達です。
左の方は髪の毛を伸ばしてM字部分を隠していらっしゃるのですが、髪の毛をめくるとM字部分が広くなっている事が分かります。
また右の方は元々のこめかみ部分が後退し、奥行きが出てしまったことを相談されました。
両者とも年齢も若く、当店の治療に対して真摯に取り組まれたため、現在はM字ハゲも改善され治療は完了しています。
おでこハゲ・M字ハゲかを判断する方法
自分の生え際の状態が、おでこが広いだけなのかまたはM字ハゲに分類されるのか、ご自身で基準を判断する方法があります。
今回は、基準を判断する方法を3種類ご紹介しますので、自分のおでこを確認してみましょう。
ハミルトン・ノーウッド分類法にて確認
ハミルトン・ノーウッド分類法と呼ばれるAGAの進行度ごとにステージを分けて薄毛を分類する方法があります。
この分類法を用いて、自分の頭皮状態を比較することでおでこハゲやM字ハゲの進行度を確かめることが可能です。
AGAの進行状態【ハミルトン・ノーウッド分類】
- Ⅰ型:脱毛が始まっていない状態(正常)
- Ⅱ型:生え際または頭頂部から薄毛の進行が確認される状態
- Ⅲ型:生え際または頭頂部から徐々に薄毛が目立ち始めている状態
- Ⅳ型:生え際および頭頂部の薄毛が進行した状態
- Ⅴ型:生え際および頭頂部の薄毛が顕著に進行した状態
- Ⅵ型:全体的にAGAがかなり進行した状態
- Ⅶ型:AGAによって影響を受ける髪の毛がほとんど抜け落ちた状態
ハミルトンノーウッド分類によって状態を分析すると、Ⅱ型以降の状態のおでこだと薄毛であると分類されます。
おでこハゲの基準を判断する方法
生え際の後退具合は、おでこと生え際の境目を明確にすることで簡単に測定することが可能です。
下記の方法を用いておでこに出来た一番上のシワが、おでこと生え際の境目の目安なります。
おでこの後退を確認する方法
- 鏡を用意し、前髪をしっかりと後ろに上げて、おでこと生え際が見えるようにする。
- 目を見開き、眉毛を頭に向かって引き上げる動作をして、おでこにしわを作る。
- おでこの一番上にあるしわのラインから、生え際までの隙間に指が何本入るか数える。
おでことしわの間に、指が2本分以上入るスペースがある場合は、生え際が後退している可能性があります。
とはいえ、人によって指の太さも違いますので、あくまでも目安となる判断基準としてお使いください。
※)あくまで自宅でできる簡単な確認方法となります。正確な診断は専門家にしっかり確認してもらいましょう。
M字ハゲの基準を判断する方法
メジャーを使うことによって、M字ハゲの進行具合を簡易的にセルフチェックすることが可能です。
耳から頭頂部までを垂直に結んだ線からM字部分(剃り込み)までが何cmあるかを測ることで、簡単に確認することが出来るので試してみてください。
M字ハゲの進行具合を確認する方法
- あごを引き、身長を測る時のように姿勢をまっすぐ正す。(メジャーは用意しておく)
- 耳の穴の真ん中から垂直に頭のてっぺんまで線があると想定する。
- M字部分の一番奥まっている部分(角額)から、先ほど想定した線までの長さをメジャーで測る。
測定結果が2cm未満である場合、M字ハゲ(AGA)の危険性があります。
薄毛の可能性が高い人はクリニックや薄毛専門店に相談して、より詳しい状態を問診してもらうようにしましょう。
過去の写真と比較する
おでこと生え際の間に指が何本入るか、また耳からM字部分までの長さを確認する方法をお伝えしましたが、どうしても個人差が大きい判断方法となります。
そのため、最も良い方法が自分の頭部の写真を1ヶ月ごとに、同じ画角・同じ明るさなど同条件で撮影をして比較することです。
そうすることで、簡単に自分の生え際が後退しているのかを判断することができますし、通常AGA専門クリニックでも写真にて比較する方法を採用しています。
生え際の後退やM字ハゲの初期症状とは?
生え際など前頭部の薄毛が気になりだした人は、おでこが後退するだけでなく他にも様々な薄毛の初期症状や頭皮の変化を感じることがあります。
写真や基準の判断方法だけではなく、次のような抜け毛や生えている髪の毛・生え際などの状態を確認してみましょう。
抜け毛の本数や質
健康な頭皮には髪の毛が約10万本生えており、その内の0.1%(50~100本前後)が1日の抜ける髪の毛の平均本数だと言われ、ヘアサイクル(毛周期)という循環を行うことで毛量を維持しています。
ところがAGAになるとヘアサイクルの循環が早まってしまい、髪が十分に成長しきる前に抜けてしまうのです。
そのため抜け毛の本数自体が増える、また抜け毛の髪質が成長が不十分で細い・短いといった場合は、生え際やM字ハゲの予兆だと言えます。
髪の毛の太さ
以前と比べて生えている髪の毛の太さが細くなったと感じる場合、AGAが進行している可能性が高いです。
その理由としては、AGAの特徴の一つとなる毛根の成長が妨げられ、毛包がミニチュア化することが明らかとなっている事が挙げられます。
AGAになると生えてくる髪は細くて弱々しい状態となってしまうため、髪質の変化を感じることがあるのです。
また生え際は体の中でも血管が非常細い場所で血流が悪化しやすく、血行不良になることによって栄養不足となり髪が細くなることがあります。
不揃いな形の生え際
通常、生え際は多少ガタガタになることもありますが、大抵が綺麗な直線状になっています。
しかし、おでこハゲになると生え際が明らかにいびつな形になる・デコボコしてきたように感じることが増えてくるのです。
またM字ハゲになると剃り込み部分が奥まってくるので、直線状ではなくなってしまい曲線を描くようになります。
こういった場合は生え際の髪の毛が弱くなっている証拠で、不揃いな生え際な状態は髪の毛の成長サイクルが乱れ休止期毛の割合が増えている可能性が高いです。
おでこハゲやM字ハゲの予兆?
おでこハゲやM字ハゲの初期症状が出てしまう前の段階で、何らかの対策をとっておけば生え際の後退が防げるのではないか?
そう考える方もいらっしゃいますし、実際に進行を遅らせることが出来るのは確かです。
ではおでこハゲやM字ハゲになる予兆には、一体どのような事があるのかという事を解説してみましょう。
おでこハゲ・M字ハゲの予兆:頭皮が硬くなる
おでこハゲやM字ハゲの予兆として、以前と比較して頭皮が硬くなるという現象が表れます。
これはおでこやM字周辺の血流が悪化しているサインでもあり、髪の毛に必要な栄養が不足してしまうことで髪の毛が細くなり、薄毛が進行してしまうという予兆でもあるのです。
また寝不足や疲れ、紫外線を長時間浴びてしまうことや食生活の乱れなどでも頭皮は硬くなりやすく、血流不足による薄毛を招いてしまいます。
おでこハゲ・M字ハゲの予兆:フケが増える
続いてのおでこハゲやM字ハゲの予兆は、フケが増えることです。
特に黄色みがかった湿り気のあるフケの場合は脂漏性脱毛症を発症している可能性が高く、またフケの量が多すぎる場合は粃糠性脱毛症を発症する可能性が高くなります。
脂漏性脱毛症は皮脂の分泌が異常に増えてしまうことで起こる疾患で、頭皮に赤い湿疹のようなものが出来たり抜け毛が増えるという特徴があります。
また粃糠性脱毛症は前頭部に発症する事が多く、増えすぎたフケが毛穴を塞ぎ炎症を起こしてしまうことで起こる脱毛症で、かゆみや脱毛を伴うことが特徴で、脂漏性脱毛症・粃糠性脱毛症は専門医による診療が必要です。
おでこハゲ・M字ハゲの予兆:頭皮の色が赤い・黄色・茶色っぽい
正常な頭皮は青白い色をしているのですが、おでこハゲやM字ハゲになる予兆が表れると頭皮の色が変化します。
赤・もしくはピンクっぽい色になっている場合は、頭皮に何らかの炎症を起こしている可能性が高く、また黄色や茶色っぽい場合は老廃物の蓄積や皮脂の酸化が疑われ、頭皮環境が悪化しているという事が分かるのです。
頭皮環境が悪化していると抜け毛の量が増えたり、髪の毛自体が弱いものばかりになってしまうので、日頃から頭皮の色をチェックして兆候がないかを確認しておきましょう。
おでこハゲ・M字ハゲの予兆:抜け毛が増えた
おでこハゲやM字ハゲの予兆には、以前と比較して明らかに抜け毛が増えているという事もあります。
前述しましたが、一般的な1日の平均抜け毛本数は50~100本程度ですので、これ以上多いことが続いている場合はAGAの予兆が表れていると考えてよいでしょう。
また抜け毛の根元部分にも注目して、正常なヘアサイクルによる抜け毛なのか、それともおでこハゲやM字ハゲの予兆となる危険な抜け毛ではないのかということも確認するようにしてください。
おでこハゲ・M字ハゲの予兆:スタイリングがしにくい
おでこハゲやM字ハゲの予兆には、髪質の変化や毛量の減少などによってスタイリングがしにくくなるという事もあります。
普段通りにセットしているはずなのに、まとまりが悪くなったり思ったようなボリュームが出ない・形が整わないなど、これまでと違う感じがあるなら要注意です。
おでこハゲやM字ハゲの原因として、髪の毛の本数は同じでも細くなりハリやコシが無くなった事でボリュームが減少する、また抜け毛が増えた事で毛量自体が少なくなっているという事が考えられるので、早期に治療を開始する事をおすすめします。
広いおでこやM字ハゲの原因はAGA?
男性の前髪が薄くなる原因として最も多いのは、男性型脱毛症(AGA)だと考えられています。
進行性で治療をしないと止めることが出来ない脱毛症だと言われ、現在はTVのCMなどでもよく見るので知らない方はいないかもしれません。
一体AGAとはどのようなメカニズムで起こり、何が原因で発症するものなのかを、詳しく解説していきましょう。
AGAのメカニズム
まず、AGAに関係しているのは男性ホルモンのテストステロン、そして5αリダクターゼという還元酵素・アンドロゲン受容体の3つです。
テストステロンが毛根付近にある5αリダクターゼと結合する事により、活性度の高いジヒドロテストステロン(DHT)に変化します。
変化したDHTが毛根内部に毛乳頭細胞へと移動すると、毛乳頭細胞内にあるアンドロゲン受容体と結合してTGF-βを生み出し、さらにTGF-βがFGF-5へと髪の毛の成長を止め抜け毛を増やしてしまうのです。
AGAを発症するとヘアサイクルが短くなる
上記のようにアンドロゲン受容体と結合したDHTが生み出すTGF-βは、FGF-5という因子に向けてまだ成長途中の髪の毛を作っている毛乳頭細胞へ活動を止めて髪の毛が抜けるように指示を出してしまいます。
それによって本来なら3~5年程あるヘアサイクルが短縮され、髪の毛が成長しきらないまま髪の毛が抜けてしまうのがAGAです。
ヘアサイクルが短くなってしまう原因はAGAだけでなく、実は普段何気なく行っている生活習慣の中にも潜んでいます。
AGA以外のおでこハゲやM字ハゲになる生活習慣については、次の項目で詳しく解説させていただきましょう。
AGA以外の広いおでこやM字ハゲの原因は生活習慣にもある
おでこハゲやM字ハゲを進行させる原因の多くはAGAだと考えられていますが、それだけはありません。
普段の生活の中には、間接的に頭皮の血流を悪くしたり、男性ホルモンの量を増やしたりすることがあるのです。
まずは以下の自分にできることから気を付けて、薄毛になる速度を遅くすることにも努めていきましょう。
おでこハゲやM字ハゲが進行する間接的要素
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
- 運動不足
- 過度なストレス
- 喫煙
広いおでこやM字ハゲの原因:食生活の乱れ
揚げ物やスナック菓子、ファストフードなどばかり食べていたりするような偏った食生活、また過度な制限をかけるダイエットなど、食生活の乱れは広いおでこやM字ハゲの原因になります。
髪の毛を成長させる為には主となるタンパク質、タンパク質を合成する際に必要となるミネラルや毛母細胞の働きを促進するビタミンなどが欠かせません。
食生活の乱れは血液をドロドロにし血流を悪化させてしまうことがありますし、髪の毛に必要となる栄養が不足してしまうことで、細く弱々しい髪の毛しか育たないようになってしまうことも考えられます。
こういった髪の毛の毛根(毛包)は小さく縮こまってしまっている事が多く、細い髪の毛しか育たなくなったまま元に戻らない事もあるのです。
広いおでこやM字ハゲの原因:睡眠不足
睡眠中に分泌される成長ホルモンには、髪の毛を作る細胞の働きを促進したり頭皮のターンオーバーを促進する働きがあります。
ところが睡眠不足になってしまうと成長ホルモンが十分に分泌されず、頭皮や毛母細胞の働きが低下してしまい広いおでこやM字ハゲの原因になってしまうのです。
また、睡眠不足が続くと自律神経の働きにも悪影響が及び、血流の悪化やタンパク質の吸収率が下がってしまうことがあります。
広いおでこやM字ハゲの原因:運動不足
運動する事によって全身の血流が促進されるのですが、運動不足になると体のあらゆる場所の筋肉が落ちてしまい頭皮の毛細血管まで血液を届けることが出来なくなります。
デスクワークやリモートワークなどで座っている事が多い方の中には、足のむくみに悩んでいる方もいるかもしれませんが、実はそれも運動不足で筋肉が減少しているからなのです。
下半身、中でもふくらはぎよりも下の足は心臓から一番遠い場所になり血液が貯まりやすいので、体中に血液を送るためにはこの貯まった血液を心臓へ送り返す必要があります。
運動不足でふくらはぎの筋肉が低下してしまっていると、血液を送り返す事が難しくなり全身の血流悪化を招いてしまい、広いおでこやM字ハゲの原因になるのです。
広いおでこやM字ハゲの原因:過度なストレス
はっきりとした医学的根拠は今のところ無いのですが、過度なストレスやストレスの蓄積は広いおでこやM字ハゲの原因になります。
というのも、ストレスを受けることで自律神経のバランスが乱れ、交感神経ばかりが働くようになってしまうと筋肉が緊張し血流が悪化する、免疫力や新陳代謝が低下するなど、髪の毛を育てる環境が悪化してしまうからなのです。
また日用品に含まれる化学物質や紫外線などによる物理的・化学的ストレスも、頭皮のターンオーバーを乱し活性酸素を増やすため、精神的なストレスだけでなく物理的・化学的ストレスも減らしていけるようにしましょう。
広いおでこやM字ハゲの原因:喫煙
様々な有害物質が含まれているタバコを吸うことも、広いおでこやM字ハゲの原因の1つです。
ニコチンを吸収してしまうことで毛細血管が収縮し頭皮の血流が悪化してしまうことや、一酸化炭素が血液内に溶け出すことによる酸素欠乏、喫煙によって発生した活性酸素の除去にビタミンが大量に消費されてしまうことが挙げられます。
また、タバコに含まれる有害物質を摂取してしまうことでアセトアルデヒドが生成され、その分解と除去の為に肝臓が酷使されて体や髪の毛を作り出すための栄養を生成することが出来なくなるのです。
おでこハゲ・M字ハゲを改善する対策
おでこハゲやM字ハゲの状態を食い止めるには、予防と治療の両方の観点から対策する必要があります。
自宅でもできるおでこハゲ・M字ハゲの予防法から、生え際がすでに後退してしまっているAGAに対する治療法も含めてお伝えします。
おでこハゲやM字ハゲを改善する対策:バランスの取れた食事
体は食べ物から作られると言われるように、髪の毛も日頃食べる食事から作られるため、食事の栄養バランスを意識することは非常に大切です。
髪の毛に必要な栄養素
- タンパク質
- ビタミン
- ミネラル
これらの栄養素は髪の毛を合成する上で必須となり、この他にも大豆イソフラボンや腸内環境を整える乳酸菌・EPAやDHAなどの油脂類などが髪の毛に良い食べ物となります。
おでこハゲやM字ハゲを予防・改善する為にも、普段の食事でタンパク質やビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することを心がけてください。
おでこハゲやM字ハゲを改善する対策:睡眠時間の確保
髪の毛を作る細胞の修復・合成・代謝などは睡眠中に行われているため、十分な睡眠時間を確保することはおでこハゲやM字ハゲを予防・改善する上で非常に大切です。
特に入眠3時間後が最も深い睡眠となり、多くの成長ホルモンが分泌されますので、質の悪い睡眠や短時間の睡眠が続くと、十分に成長ホルモンが分泌しきれず、髪の成長の妨げになります。
質の良い睡眠に必要なこと
- 毎日6〜8時間は睡眠時間を確保する
- 湯温は37~40℃程度のぬるま湯に
- 布団に入る2~3時間前に入浴する
- 夜にストレッチを行う
また寝る直前に、食事をする・スマホなどを利用する・寝酒を飲む・喫煙などは、睡眠の質を下げてしまうので避けましょう。
おでこハゲやM字ハゲを改善する対策:適切なヘアケア
頭皮環境を悪化させてしまわない為にも、適切なヘアケアを行うことがおでこハゲやM字ハゲを改善する対策になります。
頭皮の肌質に合ったシャンプーを使い、正しく丁寧に頭皮や髪の毛を洗うことで頭皮環境を適切な状態にし維持する事が出来れば、生え際の後退を遅らせることに繋がるでしょう。
また抜け毛が一番多いのはシャンプー時ですので、お風呂場で抜けた髪の毛が50~60本程度であれば正常の範囲だという事が分かります。
また育毛ローションなどを使用される場合は、メントールやエタノールなど頭皮に刺激を与える成分が少ないものを選ぶようにしましょう。
おでこハゲやM字ハゲを改善する対策:ストレス解消
おでこハゲやM字ハゲの原因となるストレスを解消していくことも、生え際の後退を予防・改善する対策です。
物理的・科学的なストレスは避ける事も出来ますが、精神的なストレスは避けることが出来ないのでうまく発散したりかわすようにしていきましょう。
ストレスは生真面目な方や完璧主義者・心配性な方などがためやすいと言われています。
難しいかもしれませんが、少しづつ考え方を楽観的で肯定的なプラス方向へとシフトしていくようにすると、ストレスをためにくくなるのでおすすめです。
おでこハゲやM字ハゲを改善する対策:適度な運動
頭皮まで髪の毛に必要な栄養を届けるために、適度な運動を習慣にする事もおでこハゲやM字ハゲを改善する対策です。
疲れすぎている時は休むことも必要ですが、日常生活の中にウォーキングやサイクリング・軽めのジョギングやヨガなどの有酸素運動を取り入れ、全身の血流を促進させましょう。
また血流の促進という点であれば、37~40℃程度のぬるめのお湯に20~30分程浸かるとリラックス効果と疲労回復効果があるので、入浴も効果的です。
お風呂上りに軽めのストレッチと頭皮マッサージを行えば、さらに血流アップが見込めます。
おでこハゲやM字ハゲを改善する対策:発毛剤の使用
AGAによって生え際の後退が起きている場合は、ミノキシジルが配合された発毛剤を使用することがおでこハゲやM字ハゲを改善する対策です。
ミノキシジルとは血管を拡張させる事で発毛力を促す医薬品であり、ドラッグストアでも購入することが可能な代表的な製品名としてリアップX5やミノキ5が知られています。
発毛剤を4〜6ヶ月ほど使用する事で生え際の薄毛が改善されたケースも多数あるため、試してみるのも一つの手です。
ただし、副作用として頭皮のかゆみ・発赤・かぶれなどの皮膚症状や頭痛・めまいといった神経系症状、急激な体重増加・むくみ・胸痛などが現れる場合がありますので、添付文書をよく確認し使用上の注意などを守った上で使用するようにしましょう。
まとめ
今回はどこからがおでこハゲやM字ハゲなのかの判断基準や原因、生え際の後退を遅らせるための予防・改善策などを解説いたしました。
自分の頭皮は子供の頃から毎日見ている訳ですから、徐々に生え際が後退して広いおでこになったとしても、早い段階で違和感を感じることが出来るかと思います。
薄毛が不安になった場合はおでこや生え際を撮影して、数ヶ月ごと比較していくようにしましょう。
また今回ご紹介した予兆が表れた場合は出来るだけ早く予防・改善策を実践すると、おでこハゲやM字ハゲの兆候を無くすことが出来る確率が上がります。
ハゲる人のおでこにならない為にも、是非色々試してみてください。
簡単に生え際の後退の基準を判断する方法もありますが、あくまでも目安ですので本人の実感による判断を一番にし、不安な場合は専門家へ相談することがおすすめです。