10代や20代などまだまだヘアスタイルを変えておしゃれをしたい年頃ですが、ふと鏡を見て気付く白髪・・・。
なぜ知らず知らずのうちに「若白髪」が生えてきてしまうのでしょうか?若くして白髪が増えるのは、実は些細なことが原因の可能性があります。
今回は、10代20代で白髪が増える理由に着目をして「若白髪が起きる原因と、効果的な治療法」について解説します。
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白髪が生えてくるメカニズムについて
若白髪が生えてくる理由を理解するには、白髪が生えてくるメカニズムを理解する必要があります。
白髪が生えてくるメカニズム
- 色素細胞の働き低下
- 酵素(チロシナーゼ)の働き低下
色素細胞の働きの低下
黒髪から白髪へ変わるメカニズムの一つに、毛根部分にある色素細胞(メラノサイト)の働きが低下してしまうことがあげられます。
髪の毛は成長する時に、毛根で色素細胞(メラノサイト)が色素を髪の毛へ与えることで黒く色付けされます。
通常の黒髮はだと、メラノサイトが活性化しているため、しっかりとした黒い髪の毛が生えてきますが、メラノサイトの働きが何らかの影響により低下すると、黒い色素の供給が止まり、白髪となるのです。
酵素(チロシナーゼ)の働きの低下
髪の毛が黒くなるためには、色素細胞が黒色の色素を合成するために「チロシナーゼ」という酵素の働きが欠かせません。
このチロシナーゼの働きがストレスや遺伝によって低下したり、酵素自体が減少するとメラノサイトの活性化が行われなくなり、色の付かない状態の髪の毛(白髪)が生えてきます。
若白髪が起きる原因について
若白髪が起きる原因は、前述した通り髪の毛に色をつけるメラノサイト又はチロシナーゼの活動が止まってしまうことにより白い髪の毛のまま伸びてくることが理由と考えれます。
この状態を「休止型白髪」といい、普段の生活の些細なことがきっかけで起きてしまうのです。
若白髪が増える原因
- 遺伝
- 慢性的なストレス
- 酸化ストレスの増加
- 血行不良
白髪の原因①:遺伝
両親のどちらかが若いうちから白髪が多い場合、遺伝的に白髪が生えやすいです。特に若白髪に関しては、遺伝的な要因が強いと考えられています。
しかし、現在の医学では白髪と遺伝を結び付ける医学的な根拠は発見されていません。
しかし、皮膚など体の肌を色を決める「色素」に関しては、遺伝すると明らかとなっています。髪の毛の色を決めるのも同じ色素細胞であることから、何かしらの関係があると考えられています。
白髪の原因②:慢性的なストレス
慢性的な強いストレスは、自律神経のバランスを崩して、血管の縮小させ血行不良を起こす原因となります。
毛根周辺を流れる血管は非常に細い毛細血管であるため、自律神経の交感神経が優位な状態が続くと、栄養が十分に毛根まで行き届かなくなってしまいます。
その結果、毛母細胞内にあるメラノサイトの働きが低下して色素の供給ができず、若白髪の原因となります。
特に、10代20代は学校を卒業して社会人になるなど変化が大きい世代です。この環境の変化によってストレスがかかることで若白髪が増えると考えられています。
白髪の原因③:酸素ストレスの増加(紫外線・喫煙)
日頃から紫外線やタバコや薬剤、酸化された物質を摂取することによって、酸化ストレスが増加することが報告されています。
この酸化ストレスは体のサビと言われる活性酸素が原因で起きるもの。
活性酸素には細胞傷害する能力が非常に強く、毛根や肌や爪など細胞分裂が多い組織は活性酸素の影響を受けやすく、色素幹細胞にダメージを与えてしまいます。
その結果、メラニン色素を髪の毛に供給できなくなり若い年齢でも白髪が増えてしまう原因になります。
白髪の原因④:血行不良
頭皮の血管は非常に細い毛細血管により頭皮の隅々まで栄養を与えています。しかし、生活習慣が乱れてくると血管が細いこともあり血行不良を起こしやすい組織でもあるのです。
正常な男性と、若白髪で悩む男性とで毛細血管の血流を比較した画像がございます。
正常な男性の毛細血管の血流
このように、血管が隅々まで確認でき、血液が循環している様子が確認されます。
若白髪で悩む男性の毛細血管の血流
正常な男性の血管と比較すると一目瞭然です。
従来血管が存在するはずの場所に血管が見えない状態となる(ゴースト血管状態)となっていました。
血流が悪くなるとその分毛根への栄養分が不足して毛母細胞の活性を弱めてしまい白髪の原因につながります。
若白髪を治すためにできる対策とは?
若白髪の原因はお伝えした通り、遺伝以外にも生活習慣の乱れが原因で白髪が増えることがあります。このような原因の場合、再び毛根までしっかりと栄養分を届けることで解決できる可能性があります。
これから白髪を黒髮に治すためにできる対策法をお伝えします。
またYouTubeにて解説しておりますので併せてご覧下さい。
ストレスの緩和
慢性的なストレスは血管を縮小される原因となり、白髪が増える可能性があります。ストレス自体を避けることは難しいため、自分なりのストレス解消を見つけることが大切です。
医学的にストレス解消効果があると言われるストレス解消法をお伝えします。
- ストレッチング
- 軽い運動を行う
- 睡眠のリズムを作る
- 自分のストレス状態を理解して無理をしない
- 一息ついてリラックスする
食事のバランス
白髪を根本的に防ぐためには食事を意識することは必要不可欠となります。食事のバランスを整えることはもちろん、それだけでなく若白髪を予防したい人にお勧めの食べ物を紹介します。
白髪に効果的な食べ物とは?
白髪が増えるのはメラノサイトの働きが低下しているためです。このメラノサイトの働きを活性化させることが重要となります。
メラノサイトが働くためには次の栄養素(チロシン・銅イオン)が必要となります。
- チロシン:メラニン色素の原料の一つであるアミノ酸
- 銅イオン:チロシンキナーゼの活性化に必要なミネラル
チロシンが豊富な食べ物 | 銅イオンが豊富な食べ物 |
---|---|
乳製品 バナナ アボカド カツオ マグロ 大豆 ナッツ類 | 豆類 ごぼう ニンニク 玄米 甲殻類(エビ、カニ) ココア |
1日の目安摂取量は?
チロシンはタンパク質に含まれているため、バランスの取れた食事を摂取していればしっかりと補充することができますが、銅イオンはミネラルであることから1日の摂取量が厚生労働省が発表した日本人の食事摂取基準にて定義されています。
銅イオンの摂取量 |
---|
成人男性:0.9mg~1.0mg |
成人女性:0.8mg |
ピュアココア1〜2杯程度 |
若白髪について気になる疑問
- 若白髪と加齢の白髪の違いってある?
-
現在の医学では若白髪と加齢による白髪とで違いが詳しくは明らかとなっていません。
- 白髪が治らないケースはあるの?
-
残念ながら、遺伝的な原因やメラノサイトが死滅してしまっている場合の白髪は治すことは難しいです。
- 白髪は抜いても良いの?
-
毛根を傷つけてしまう恐れがあるため、白髪を抜くことは危険です。
白髪の根本をハサミで切るなどして対策しましょう。
- 白髪を抜いたら増えるって本当?
-
白髪は抜いたとしても増えることはありません。
ただ、毛根を傷つける行為となりますので危険です。
まとめ
本記事では、「若白髪が増える理由についてメカニズムから原因と自分でできる対策法」をご紹介しました。
遺伝的に白髪増えやすい人ももちろんいますが、生活習慣の乱れや慢性的なストレスが原因で白髪増えることもあります。
このように生活習慣が原因で白髪が増える場合、毛母細胞が弱まっている可能性がありますので、気づいた段階で対策を行ううようにしましょうね。